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Mon cher

ここで毎朝ご飯食べたい! お店がまた一つ。

お仕事で栃木へ。
のピックアップが朝7:30@浅草橋。
OK。。。せっかく5時台に起きるのなら、
いっそ飛び起きたくなるご褒美?を、
と時間までに朝ごはんを頂けるお店を探す。

浅草橋で探すと(立ち喰い)お蕎麦屋さん数件。
には、まだまだ私は人生重ねてるものが薄いな
と気がひける。

異色で見つけたのが、カフェ MON CHER 。
7時開店オンタイムに絶対行く!
ために逆算して就寝。

朝6時ってこんなにきらきらしてるんだぁ!
と、最寄り駅に向かういつもの道路の
向こうまで連なる赤信号の光の波動すらこんなに美しいなんて!!
明日から絶対毎日5時に起きよう!
と何度も一度も果たしたことのない決意を新たにする。

浅草橋駅高架下に、
暖簾の隙間から足元から
お蕎麦をすする紳士方をお見かけし、
憧憬の眼差しを向けながら、
MON CHERに開店1分前に到着。

あら看板はすでに営業中。
お客様の影も見える。

おはようございます、と入ると、
「はい、いらっしゃい。おはようございます。」
と迎えてくださったのはなんと
一目見てじんわり泣けるほどあったかいお二人のジェントルメン。
おそらく、70才前後とお見受けする。

当然、カウンターに座らせて頂き、
初めてなんで、とオススメを伺う。

一番人気のハムエッグトーストサンドと、
(同行の方への)テイクアウト分もお願いしたい
けれど、25分には出ないといけなくて、、

「大丈夫だよ。」
ね?
という感じで相方さんと目を合わされる。

キッチンに立たれている相方さんは、うん、
とうなづくように彼と私を順ににこっと見て、
その手はもう卵を焼き始めている。

なんなんだ、このすてきなgentsは!!

お二人の間の呼吸の間合いは、
気持ちよくあったかくて、
言葉を要しない。

目黒の「とんき」で見られるあの美しい‘あうん’ 劇場のほっこり版、のような。

言葉の出され方、
コーヒーの淹れ方、置かれ方、
常連さんの迎え方。

背後には、キッチュな赤いテント、赤いポット、赤いトースター。

お二人の豊かなご経験と
今ここでの時間に込められた思いが、
表情、眼差し、言葉、物腰全てに
素晴らしい熟成具合でダダ漏れている。

あっという間に出されたサンドイッチのお味もお二人そのもの。
癒しと誇りと歓びを感じる。

お手洗いの蛇口も一滴の水滴あともなく拭き上げられていて、
ほー!と声を上げて感嘆してしまう。

温かさと深みのとさりげない品。

これは、通っちゃうよねー、
と次々入って来られる常連さんに羨ましさを乗っけつつ深く共感した。

お家では考えられない、
とーっても、
ゆーったり豊かな25分間を過ごさせて頂き、
大満足で、
「ごちそうさまでした。」。

「また来てね」
にほぼかぶせて、
「絶対また来ます!」と
ルンルンで駅に向かった。

こんな
いつもでも何度でもいたくなる心地良い場所が
自分のそばに
自分の中にあると
毎日はずっと穏やかで幸せだ。

今ここに存在してくださって、
私を引き寄せてくださって、
ありがとう。

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