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京都へ行こう❣【138】

前回からの続きです。
リンクさんと巡る『秋の大原』。
今回は『実光院』。こちらは『三千院』を通り過ぎ、橋を渡った左側にあります。

山門

『実光院』は、『勝林院』を本堂とする僧房(僧侶が生活を送る場所)の一つで、明治以降に『普賢院』『理覚院』と統合する形で現在に至っています。

客殿

『三十六詩仙』画像は、江戸時代中期に狩野派の絵師によって描かれたもので、『詩仙堂』とかなり似ています!

『契心園(けいしんえん)』

江戸時代後期の作庭で、律川(りっせん)より
水を引く心字の池を中心とした池泉観賞式庭園です。

律川より引いた心字池で『三途の川』、
対岸の築山を『極楽浄土』、
築山の松は『鶴』、池の島は『亀』を表現。
※『亀』は、左側の丸い色のついた方ではなく右側です。お寺の方に確認済み。

お抹茶

本日、二度目のお抹茶です。
リンクさんはお抹茶だけ飲んで、お茶菓子を
しれっと渡してきます。美味しいのに!
リンクさんの分は、私がお持ち帰りしました。

額縁風ショット

無人になったタイミングで部屋の奥から撮影。
どちらのお庭も美しい✧*。お気に入りです♡

旧理覚院庭園

客殿西側

統合された後に、歴代住職が作庭・整備した
回遊式庭園です。

聲石(けいせき)

香川県の讃岐石(サヌカイト)で作られています。こちらは、聲明(しょうみょう)を練習するための楽器です。
どんな音なのか聴きたくなり、実際に叩きましたが、ドレミとは違う配列でした。
行かれた時は、優しく叩いてみて下さい♡
※聲明とは、経典に独特の旋律を付けて唱えることです。

お庭から撮影

左側は『契心園』ですが、柵があり侵入禁止。

柵前から撮影

スリッパをお借りして、旧理覚院庭園を散策
します。

ひさご池

蹲(つくばい)

この写真だと分かりませんが、赤いもみじの
リフレクションが撮りたくて、背伸びをしま
した。結構高さのある蹲(つくばい)です。

休憩処

茶室『理覚庵』

昭和50年に建てられたもので、建築資材のほとんどは実光院領の山林から切り出して調達。

手水鉢

地蔵菩薩立像

いかがでしたか?
庭園には山野草が150種ほど植えられているので、どの季節に訪れても花が咲いています。
庭園中央には、初秋から翌年春にかけて花を咲かせる珍しい『不断桜』もあり、運が良ければ『桜の花と紅葉』が同時に楽しめます。

今回は残念ながら桜は見られませんでしたが、
また違う季節にも訪れてみたい大変美しいお庭でした。

石蕗(つわぶき)

次回は『宝泉院』です。お楽しみに❣


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