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京都へ行こう❣️【96】

今回は、天龍寺の塔頭寺院である『宝厳院
(ほうごんいん)』です。
(春の特別拝観は6月30日まで)

青紅葉のトンネル

宝厳院正門

正門を真っ直ぐに進み、右に曲がるとお庭が
あります。

『獅子吼の庭』

『獅子吼(ししく)』とは、『仏が説法する』という意味です。
嵐山を借景にした回遊式庭園。

苦海

この丸い石は人生の『苦海』を表しています。
『苦海』は仏教用語で、苦しみの絶えない
この世を海に例えています。

舟石

手前にある『舟石』を使って対岸の三尊石に向かう様子を表現。

三尊石と獣石群

観音様に見立てた『三尊石』のもとに、説法を拝聴しに行く獣を『獣石』で表現。
『苦海』と陸の間にある石が『獣石群』です。

龍門瀑と鯉魚石

『鯉魚石』は、滝を登る鯉を表現。
『龍門瀑』は、中国黄河の上流にある激流
『三段の滝』を登りきった鯉は龍になるという伝説を模した滝石組です。

 珪化木

破岩の松跡

新緑が美しい苔のお庭が広がっています。

茶席『無畏庵』

無礙光堂(むげこうどう)

永代供養堂とも言います。

本堂

こちらには、田村能里子画伯筆の襖絵58面が
あります。

『風河燦燦 三三自在』

今回はこちらの襖絵をトップ写真にしています。本堂内部は撮影禁止。
こちらは全てポストカード写真です。

まず最初に、襖絵の朱色に驚きました!
余り例のない朱色は『タムラレッド』と呼ばれる独特の赤色で、命が宿り燃えている色なのだそうです。大変鮮やかに描かれています。

花鳥風月や水墨画に囚われない新しい襖絵。
襖絵に登場する三十三人の老若男女が様々な姿でたたずんでいます。
『観音経』の経中に、観音菩薩は三十三身に身を変えてこの苦の世界を救われたとあるので、
この三十三人は観音菩薩が化身した姿と捉えることが出来ます。

襖の引き手

動物たちでデザインされています。
こういうのが大好きなので、すぐに気付きました(*´艸`*)♡

亀石

手と顔のあたりでカメに見えますか?

本堂の柱が石に支えられていてびっくり!

碧岩(みどりいわ)

この大きな碧岩(みどりいわ)は、龍安寺の
山手から産出してきたものだそうです。

豊丸垣

獅子岩

完璧に撮ったつもりです。
もう獅子にしか見えない(*´艸`*)♡

古井戸でしょうか?

羅漢像

羅漢とは、釈迦の弟子の中で最も位の高い弟子に与えられた称号。
釈迦の教えを広める弟子のことです。

座禅石

苔むした座禅石を見るのは初めて。
柔らかくて美しい苔がびっしりです。

天龍寺と同様に、庭園には『大堰川』が流れています。

境内案内図

いかがでしたか?
天龍寺のすぐ側にありますが、人が少なくとても静かにゆっくり見れます。
新緑も素敵でしたが、紅葉の時期の方が更に見応えが増しそうなお庭。ライトアップはかなり期待できそうです。見てみたい(ΦωΦ)✧*。

【おまけ】

最後までお読み下さりありがとうございます❣️

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