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京都へ行こう❣【241】

今回は、室町幕府13代将軍・足利義輝の菩提寺である、相国寺の塔頭『光源院』に行って来ました。(特別公開は3月18日まで)
見どころは、色彩豊かな襖絵の数々です。

山門

3月4日撮影

行者堂(ぎょうじゃどう)

内部撮影は不可

山門をくぐると明治期に移築された『行者堂』があります。

中には左側より、不動明王像、神變大菩薩像(じんぺんだいぼさつぞう)、弘法大師像が
安置されています。
廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の時に集められたようで、宗派はバラバラです。

※廃仏毀釈とは、明治維新の神仏分離によって起こった仏教破壊運動のことです。

不動明王像

※パネル写真より

右側は矜羯羅童子(こんがらどうし)、左側は制吒迦童子(せいたかどうし)です。

神變大菩薩像

※京都観光Naviさんより

右側の前鬼(ぜんき)と左側の後鬼(ごき)を従えた神變大菩薩像は、異彩を放っています。
公開される機会が少なかったので、色鮮やかな極彩色が残っているという説明がありました。

弘法大師像

※パネル写真より

こちらは、拝観順路の一番最後です。

『風雷坊』風神の図

加藤晋 筆 
※パネル写真より

受付を済ませ、最初に見た襖絵がこちら。
今回のトップ写真にしています。
お庭以外は撮影不可なので、今回はポスターやパネル写真、画像をお借りしました。

『春』

加藤晋 筆
※ポスターより 

『春』の襖絵は、2021年に奉納。
ポスターにもなっていました。しかもキャッチコピーがしっかり説明してくれてる(*´艸`*)♡

※ポスターより

桜の木には、『七福神』が描かれています。
桜の花びらに膨らみを持たせている所も、見て欲しいポイントの1つです。

※パネル写真より
※パネル写真より
※京都観光Naviさんより

木の下には『嫁入り行列』が描かれています。行列の最後尾にいるのは狐で、尻尾が見えています。こういう遊び心は大好きです❤
行かれたら、ぜひチェックしてみて下さい。

※パネル写真より

『夏秋冬』

加藤晋 筆 
※京都観光Naviさんより

『夏秋冬』の襖絵も2021年に奉納。
この風景の中に、『狐の嫁入り』『桃太郎』『鶴の恩返し』『さるかに合戦』『笠地蔵』『龍の子太郎』『金太郎』『白蛇伝』『雪女』『牛の宮』『西遊記』に登場する人や動物などをうまく潜ませています。
動物(象)に扮したお釈迦様の姿も描かれていました。

※パネル写真より

木の枝には2羽のオナガ。

『風雷坊』雷神の図

加藤晋 筆 
※パネル写真より

十二支の襖絵

水田慶泉 筆 
※京都観光Naviさんより
※パネル写真より

私のチェックポイントである龍の爪は3本。

※京都観光Naviさんより
※パネル写真より
※パネル写真より
※パネル写真より

この部屋から、十二支の庭が見えます。

『十二支の庭』

作庭は曽根造園

石を干支に見立てた枯山水庭園です。
ちょうど晴れてきて、いい感じで撮れました。

ねずみとチーズ

遊び心がいっぱいのお庭です。
チーズや人参が置かれているお庭は初めて!

奥の大きな石は牛
手前はうさぎと人参🥕
大きな岩の左側がヘビ
中央の石が鳥
一番左がウリ坊
その隣がイノシシ
お庭の中央
手前が虎の子
後ろの大きな岩が虎
中央よりやや左の石が龍

ツバキの手水鉢がありました。

右側が犬
白い石がひつじ

十二支の庭の配置図

京都だけでなく、各地の鉱石を使用

いかがでしたか?
『春』の襖絵の七福神と、『夏秋冬』の襖絵のどの部分に11作品の物語が描かれているのかを探しながら、じっくり見てまわりました。
一番驚いたのが、山を『雪女』で表現している所です。写真、撮りたかったなぁ(笑)

『光源院』は予想以上に見応えがあったので、慌てて記事にしました。3月18日まで特別公開していますので、ぜひこの機会に訪れてみて下さい。一番見て欲しいのは、神變大菩薩像✧*。

中庭

最後までお読み下さりありがとうございます❣

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