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京都へ行こう❣【223】

今回は、スマートEXの『建仁寺時間外貸切特別拝観』に行って来ました。(12月10日まで)

北門【京都府指定文化財】

12月7日撮影

京阪『祇園四条駅』下車、徒歩約5分。

本坊(庫裏)【重要文化財】

到着した時には、かなりの行列。
『えっ!平日なのに、こんなにいっぱい💦』
というのが正直な感想。
ライトアップは『事前予約制』のため、並んでいる間に係の方が来て、スマホで入場の手続きをします。拝観時間になると、スムーズに入れました。
こちらは帰りに撮りました。

風神雷神図屏風【国宝】

※高精細デジタル複製

俵屋宗達の晩年の最高傑作。
二曲一双の屏風全面に金箔を押しています。
右隻(うせき)が風神、左隻(させき)が雷神です。

風神

※高精細複製品

雷神

※高精細複製品

○△□乃庭

禅宗の四大思想である(地・水・火・風)を、
地(□)、水(○)、火(△)で表現したものと言われています。

潮音庭 

小書院から撮影

今回のライトアップのメインである『潮音庭』は『四方正面』の禅庭で、中央に『三尊石』があります。
四方向から撮影したので、見比べて下さい。

大書院から撮影

無人撮影は無理でしたが、私は大書院からの
眺めが一番好き。今回のトップ写真もこちら。

手前にあるのが『坐禅石』です。

達磨大師の掛軸

小書院

円窓(悟りの窓)

丸い形の窓は、禅宗では『悟り』を表現しています。

瀟湘八景図
(しょうしょうはっけいず)

『瀟湘夜雨(しょうしょうやう)』

大書院の襖絵は、建仁寺を開いた『栄西禅師の生誕880年』を記念して制作。
この『瀟湘八景図』の襖絵は、元内閣総理大臣である細川護煕氏が奉納しています。

瀟湘八景図は、中国の山水画の伝統的な画題で、風光明媚な8つの名所が描かれています。
襖絵は全部で24面。この日は20面だったのか、私が写し忘れたのかは謎のままです(¯―¯٥)

奥『 平沙落雁(へいさらくがん)』
手前『 遠浦帰帆(えんぽきはん)』
奥『 魚村夕焼照(ぎょそんせきしょう)』
手前『 山市晴嵐(さんしせいらん)』
『 洞庭秋月(どうていしゅうげつ)』
『烟寺晩鐘(えんじばんしょう)』

細川氏の襖絵は、建仁寺塔頭『正伝永源院』や『龍安寺』でも見ることが出来ます。

方丈北庭

納骨堂

納骨堂と方丈の間に飛び石が配されています。納骨堂の横にある真っ赤なカエデが、とても
印象的✧*。

花鳥図【重要文化財】

海北友松 筆 ※高精細複製品

対島行列輿

『風神雷神』

金澤翔子 書

琴棋書画図【重要文化財】
(きんきしょがず)

海北友松 筆 ※高精細複製品

山水図【重要文化財】

海北友松 筆 ※高精細複製品

十一面観音菩薩坐像

仏間

雲龍図【重要文化財】

海北友松 筆 ※高精細複製品

2頭の龍が、阿吽の形相で対峙しています。
爪は3本。←私のチェックポイント

阿形の龍
吽形の龍

唐子遊戯図

田村月樵 筆 ※高精細複製品

大雄苑(だいおうえん)

白砂に緑苔と巨岩を配した枯山水庭園で、
L字形をしています。

空の色が違うのは、潮音庭を無人撮影したくて何周もグルグルしているからです(笑)

唐門

このお庭は、7代目小川治兵衛(通称 植治)が作庭しています。
有名な所では『無鄰菴』や『平安神宮』などを手掛けていますが、枯山水の庭園は非常に珍しいと思います。

ライトアップされると影が出来るので、砂紋がはっきりと浮かび上がって見えます。

花頭窓

空の色も砂紋の影もお気に入りの1枚。
花頭窓を見かけたら、窓からの景色を楽しんで下さい。

方丈【重要文化財】

渡り廊下

スリッパに履きかえて、渡り廊下の先にある
『法堂』へと向かいます。

法堂天井画『双龍図』

小泉淳作 筆 

この天井画は創建800年を記念して、2002年に日本画家の小泉淳作が二年の歳月をかけて描いたもので、畳108枚もの大きさがあり大迫力!

今回は、4台のリクライニングチェアーと畳が用意されていました。
まずは、リクライニングチェアーから。
頭を本堂側にして見上げると、双龍と自分だけの世界に。次に、畳にごろんと寝転んで鑑賞。

私のチェックポイントである『龍の爪の数』は、どちらも5本。
昔は中国の皇帝しか使えなかった5本爪。
韓国では4本、日本は3本と決まっていましたが、最近は解禁されて自由になりました。

絡み合うように描かれたニ頭の龍は『阿吽』に
なっています。
禅宗の法堂に龍が描かれる理由は、水の神である龍を描くことで、火災から建物を守るという意味があります。

いかがでしたか?
建仁寺は、国宝や重要文化財といった美術品の宝庫。複製品が展示されているので、基本的にどこでも撮影出来ます。

小書院から撮影

潮音庭は『四方正面』なので、反対側からお庭を眺めている方のシルエットは写りますが、
そんなに気にならないと思います。

大書院から撮影

駅からのアクセスも良く、紅葉の見頃も少し遅めなので、混雑を避けたい方におすすめです。

昼間の建仁寺はこちら↓
新緑の『潮音庭』も見て下さい。
私は新緑派かも(*´艸`*)♡

【おまけ】

南座の招き上げは、歌舞伎独特の『勘亭流』の文字で顔見世出演の役者たちの名前を書き上げたもので、正面に掲げられます。

最後までお読み下さりありがとうございます❣

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