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京都へ行こう❣【144】

今回は、大徳寺の『芳春院』です。
加賀藩主である前田利家の正室・まつが創建した前田家の菩提寺です。
まつの法号から『芳春院』の寺名がつけられています。

1月26日撮影

『京の冬の旅』では7年ぶりの公開✧*。
特別公開は3月19日まで。(10:00〜16:30)

壁には瓦がぎっしり詰まっています。
嵐山にある『天龍寺』にも同じような壁がありました!

雪の帽子を被った石灯籠

残念ながら、今回も撮影禁止です。
ここからは、ガイドブックと京都観光Naviさん
より画像をお借りしました。

扁額

※京都観光Naviさんより

本堂南庭『花岸庭(かがんてい)』

※京都観光Naviさんより

本堂前庭には、造園家である中根金作が復元した枯山水庭園があります。
白砂が大海を表し、蓬莱島を表す石組へ向かう舟石が据えられています。

中根金作は『昭和の小堀遠州』とも言われ、
海外の日本庭園雑誌で何年も1位を取り続けている『足立美術館庭園』を手掛けています。
京都では『城南宮』『 退蔵院』『二条城』など
が有名です。

私とnote仲間のリンクさんが見たのは、真っ白な雪のお庭。降り積もった雪に木の影が映り、大変綺麗でした✧*。

ガイドさんより、京都市内は南へ向かって緩やかに下っていくので、北に位置する『大徳寺』と京都駅近くの『東寺の五重塔(約55m)』がほぼ同じ高さだという説明がありました。

『芳春院』は大徳寺の最北にあるので、遮るものがなく一段と見晴らしが良いのです。

※ガイドブックより

本堂にはご本尊の釈迦如来像や芳春院(まつ)の木像が祀られています。

上間之間『杜(もり)』

※ガイドブックより

こちらは、日本画家・竹内浩一氏が約10年かけて描いた本堂の襖絵で、2016年に完成。
枝垂れ柳と狐を描いています。

下間之間『瓢(ひょう)』

※ガイドブックより

琵琶湖のナマズを描いています。

室中之間には雨の中の鳥を表した『片しぐれ』や、木から木へ飛び移る猿を描いた『啼く』と題した襖絵がありました。
どれも丁寧な描写で、淡い墨色で表現された
透明感のある水墨画でした。

本堂北側『呑湖閣(どんこかく)』

※京都観光Naviさんより

トップ写真にしている優美な二重楼閣の呑湖閣は、金閣(金閣寺)・銀閣(銀閣寺)・飛雲閣(西本願寺)と並んで『京の四閣』の一つに数えられています。

小堀遠州が建てたといわれ、『飽雲池』とそこに架かる『打月橋』とともに、楼閣山水庭園を作り上げています。

※『呑湖閣』は、閣上から比叡山を東に望み、その向こうに広がる琵琶湖の水を呑み干すという意味を込めて名付けられたそうです。

『打月橋』

※京都観光Naviさんより

『呑湖閣』へ向かう橋にも雪が降り積もり、
その美しさに感動✧*。
本当に素晴らしい眺めだったので、念写できる特殊な能力が欲しかった!←

いかがでしたか?
雪の『楼閣山水庭園』は、お借りした写真より更に素敵で、私の中ではベスト10に入る美しさでした✧*。
特別公開中に京都へお越しの方には、ぜひお立ち寄り頂きたいイチオシの寺院です。

次回は、大徳寺『総見院』です。

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