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世界が認めた日本一の庭園【足立美術館庭園】

今回は島根県にある『足立美術館庭園』です。アメリカの日本庭園専門誌の『日本庭園ランキング』では、2003年から21年連続して日本一に選出されている凄い庭園。

歓迎の庭

私の推しである中根金作氏が作庭しています。
京都では城南宮、妙心寺塔頭・退蔵院、二条城などの庭園を手がけています。(他にも多数)

ガラス越しに観賞します。
まるで名画を眺めるような感じ。
『うわ〜!』と声が出てしまいそうな圧倒的な美しさに、高校時代の友人も『お庭の魅力』に目覚めてくれました。

こちらの庭園では、石川県能登半島の松を使用しているそうです。

窓枠がそのまま『額縁』になっているのが特徴です。

案内する足立像

こちらは、外に出て撮影出来ました。

苔庭

杉苔を中心とした京風の庭園です。
樹木は山の斜面に対してある角度を持って生えるので、庭師はその角度を尊重して赤松を斜めに植えています。

白砂は『水』を表現。一文字橋の近くには、
『岬灯籠』が置かれています。

枯山水庭

こちらも窓ガラス越しに撮影しています。
十三重の塔には、延元4年(1339)の刻銘文があり、【重要美術品】に指定されています。

足立美術館庭園のメインのお庭は、座って鑑賞出来るようにソファーが並べられています。
※このエリアだけ、全体的に青く写ってしまいました。光の反射かな?
実際に見た方がもっと綺麗です。

枯山水庭の秋の風景がパンフレットの表紙に
なっています。

生の額絵

こちらも額縁風に観賞。
足立美術館庭園といえばこの景色!
春夏秋冬、全部見てみたくなります。

今回のトップ写真はこちら。
有名な『生の額絵』は、他の記事で既に使用しているので、白砂と苔庭の曲線美をメインにしました。

池庭

足立美術館庭園で、一番古いお庭です。
昭和45年の開館時には、こちらが美術館の入口になっていたそうです。
昭和59年の『横山大観特別展示館』増築に合わせて、池を中心にしたお庭へと生まれ変わりました。

池の水は地下水を利用。
鯉が気持ち良さそうに泳いでいます。

『松と飛び石のバランス』が素晴らしい✧*。

石灯籠の横にある赤松は、育て方によっては
黒松のような形にもなるそうです。
人間も松も、育て方が大事なんですね!

白砂青松庭

横山大観の名作『白沙青松』のもつ雰囲気を
日本庭園で表現。
美術館の創設者である足立全康氏が作庭して
います。

亀鶴(きかく)の滝

右側の奥には、高さ15メートルの『亀鶴の滝』が流れています。

横山大観の『那智乃龍』をイメージして、
昭和53年に開瀑した人工の滝です。

こちらもガラス越しに撮影。
座って眺める事が出来ますが、長蛇の列なので一瞬しか座って見れません。

生の掛軸

掛軸のように見えるお庭は、普通に立って撮影すると鑑賞している人が写り込んでしまうし、しゃがむと上の部分の風景が切れてしまいます。悩ましい!(無人の方を選択しました)

いかがでしたか?
バスツアーで訪れたので、並ぶ事なくスムーズに入る事が出来ました。見学時間は約90分。
庭園以外に、館内に展示されている横山大観をはじめ、竹内栖鳳、上村松園、橋本関雪などの作品もミュージアムショップも、なんとか全部見てまわれましたが、お庭の眺望が素晴らしい喫茶室に入る時間がなかった事が心残りです。

普段の私はかなりゆっくり見るタイプなので、90分では全く足りません!
喫茶室でお茶を飲みながらお庭を眺めたら、
3時間は必要かな?

一緒に行ってくれた友人には感謝しているし、楽しかったんですけど、自分がツアー向きではない事を実感する旅になりました(苦笑)

庭園の『魅せ方』が素晴らしい美術館なので、
『21年連続日本一』にも納得出来ます!
お庭に興味がない方でも、この美しさには感動
出来ると思います。
年パスをお持ちのsakuさんが羨ましい!

【おまけ】

この後に米子城をモデルにして造られた
『お菓子の壽城』へ行きました。
後は帰るだけ。もちろん帰りは爆睡(笑)
渋滞に巻き込まれる事なく予定時刻の21時に
大阪に戻る事が出来ました。

今回の日帰りバスツアーは、バス2台で約80名はいたと思います。私は1台目のバスでしたがこのメンバーが本当に素晴らしかった!
年齢層はバラバラでしたが、毎回ガイドさんが言う集合時間に、誰一人遅れる人がいなかったのです。みんな優秀✧*。
一人一人の心がけ次第で、こんなにも気持ち良く楽しめるんですね。

最後までお読み下さりありがとうございます❣

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