京都へ行こう❣【222】
今回は、長谷川等伯一派の襖絵で知られている『妙蓮寺』に行って来ました。
四季折々の花が咲くことから『花の寺』として親しまれています。(特に芙蓉が有名)
山門
地下鉄『鞍馬口駅』1番出口より徒歩約15分。
近くには『西陣興聖寺』や『本法寺』などが
あります。
12月に桜が見れることに感動!
チラホラと咲いている感じですが、嬉しくて
写真に撮ってしまいます(*´艸`*)♡
鐘楼
この鐘楼は『袴腰鐘楼』といって、下層が末広がりになっています。
御会式桜(おえしきざくら)
10月に咲き初めて11月に満開になり、春に再び満開になる珍しい桜。(品種的には10月桜)
日蓮聖人が亡くなった10月に花を咲かせる事と日蓮聖人の法要『御会式』より、妙蓮寺では『御会式桜』と呼んでいます。
本堂
日蓮像
庫裏
こちらから入ります。拝観料は500円。
立派な龍の衝立がお出迎え。
こちらは、帰りに撮影させてもらいました。
お寺の奥さまが、簡単にお庭と襖絵について
場所や見るポイントを説明して下さり、後は
ご自由にどうぞというスタイルでした。
中庭
この場所からの撮影がベストポジションだと
教えてもらいました。
私の好きな花頭窓が隠れてしまう(¯―¯٥)
花頭窓
花頭窓からの眺め。
例年ならこの時期に、花頭窓から『妙蓮寺椿』を楽しめるそうですが、今年はまだ蕾でした。
毘沙門天
画面いっぱいに毘沙門天のお顔。
大変インパクトのある作品です。
十六羅漢石庭
『十六羅漢石庭』は、江戸時代初めに僧侶の
玉淵坊日首(ぎょくえんぼう にっしゅ)により作庭されました。あの有名な『桂離宮』の庭園も手がけています。
白川砂に十六の石を配し、北山杉を植え込んだ庭園。お釈迦さまを中心に、十六羅漢に見立てた石で、法華曼荼羅の世界を表現しています。
白砂は『宇宙』を表しています。
中央の『臥牛石』は、豊臣秀吉より贈られた
名石で、この石を『お釈迦さま』に見立てて
います。
『春の野』
通常、奥書院には幸野豊一氏より奉納された『四季の襖絵』が入っています。
この美しい『銀箔』の襖絵が、何を表現しているのかに注目して見て下さい。
遊ぶ鹿たちと藤が描かれ、
銀箔は『日光』を表しています。
『夏の池』
杜若(カキツバタ)や睡蓮などの植物が描かれ、銀箔は『水』を表しています。
『秋の山』
もみじとカワセミが描かれています。
晴れた日には、この襖に光が射して綺麗なんだそうです。
ススキやキジが描かれ、
銀箔は『月光』を表しています。
自然光での鑑賞だったので、奥の部屋は薄暗くなってきていました。
もっと早い時間帯に行けば良かった💦
鳥好きさんのために、アップも載せておきます
( ⁰⊖⁰)♡
『冬の川』
柳とサギが描かれ、
銀箔は『水の流れ』を表しています。
襖絵【重要文化財】
特別拝観では、『鉾杉の図』『松桜の図』など長谷川等伯一派の襖絵を入れて展示するそうです。こちらは、豪華な『金箔』の襖絵✧*。
今は亡きエリザベス女王が来日された時には、どうしても見たいと強い要望があり、東京まで運ばれたそうです。
この日は宝物殿の拝観が無理だったので、手前のお部屋で長谷川等伯の襖絵を『ビデオ鑑賞』させてもらいました。
いかがでしたか?
到着したのが2時40分。貸切り状態でゆっくり
見てまわりました。家を出る前に、長谷川等伯の襖絵が見れるか問い合わせをしていたので、あの電話の人ね!と帰りに奥さまとおしゃべりが弾みました。
京都出身なのに、今頃になって神社仏閣巡りをしている事を話すと、若い頃には分からなかった『侘び寂び』や『悟り』など、見えてくるものがあるでしょう?
『生き様は顔に出る』ので、歴史を感じながら良いものをたくさん見て、素敵に年を重ねるといいですよ!とも仰っていました。
いい顔をして年を重ねていきたいですね❣
妙蓮寺の春は、染井吉野、紅枝垂桜、八重桜、そして御会式桜が咲きます。
『散った花びらを持ち帰ると恋が成就する』と言われる御会式桜。気になる方はぜひ春に🌸
水曜日は拝観出来ませんが、桜は見れます!
長谷川等伯一派の襖絵など、宝物殿の拝観は
予約制です。
見れない日もありますので、必ず電話で確認
してからお出かけ下さい。
【おまけ】
この銀杏が見たくて『本法寺』を通り抜けしました。銀杏の木も、落ち葉の絨毯も綺麗✧*。
行きと帰りでは、随分と空の色が違います。
最後までお読み下さりありがとうございます❣