新響地　3×4×S(さしす)
全国ツアー兵庫県加東市にて　
　
　ライブに行けた嬉しさ
　
　演奏前の、ピアノとの調弦の音を聴いただけで私の魂が何かしらの感覚が全て惹き付けられた。
　今まで沢山の奏者様の音を聴いて来た訳では無いので、比べるという事もできるような私ではありません、耳も肥えているとはとても言えません。鳥肌が立つような演奏を聴いたことはありますが、それとは全く違う何かだったのです。スマートフォンからの音やCD音源等は聴かせて頂いていましたが、すぐ目の前で生演奏。こんなに違うものであったのか。まだ1曲も始まっていないのに、始めからこれなのか。曲が始まったらどうなるのだ。ワクワク感とその他色んな感情が渦巻いていた。それが彼のチェロの音なのか。参った。本当にこの日の事は一生忘れないであろう。
　
　三味線の無限の可能性
　
　チェロの音に何かしらが惹き付けられている私であったが、もちろん三味線の音・演奏スタイルにもとんでもなく色んな感情を持っていかれていた。三味線という楽器に対してそもそも知識があまりにも不足していた。「譜面がそもそもない」「ギターと違い弦を押さえる場所に目印はない」他にも沢山あるのだがとりあえずこの事を知って、難しいですよね・・・この一言が出てくるばかり。なのに、基本的な三味線の曲に加えて、Pops・Rock・その他色んなジャンルの曲を弾いてしまう。これまた、参った、であった。こんなに多彩な演奏スタイルができる楽器なのだと、もちろん奏者様の努力の上にあるものなのだが、まちがいなく無限の可能性を教えて頂いた。
　
　1度は絶対的にライブへ
　
　関東方面での活動が多いお二人なので、地方の私にはなかなか直ぐに関東へという事が出来なかった。金銭面や自分の持病・精神的な不安定さがあり、お医者様と旦那様のOKが出ないと遠方には1人では行けない。だからこそこの、全国ツアーで加東市に来ていただけると分かった時は、ライブに向け「ライブ貯金」「自分の心身の安定を心がけていく」を始めた。途中に色々とあったことは略すが、結果的には参戦でき生演奏を聴いた私、が居るのである。普通はライブ後のクールダウンは演奏者様がなさる事だが、私はあまりにも凄い音やその他色々感じ取るものがあり、4日間ほど落ち着きがなく寝付けなかったり、落ち着け！と自分にツッコミをずっとしていた。
　
　感謝しかない　　　　
　
　本当に3×4×Sの【新響地】ライブに行けたことは、全国ツアーをして下さっている3×4×Sのお二人と、共演していらっしゃる演奏者様への感謝しかない。「ありがとうございます」とても簡単な言葉になってしまうかもしれないが、語彙力がない私にはこの一言しか出てこなく、いつも繰り返し「ありがとうございます」と思い続けています。これからの3×4×Sの活躍が楽しみで仕方ない。
　
　本当にありがとうございます。
　
　
　あとがき
　　
　私が彼らに(3×4×S)出逢えた事は、今でも本当に有り難く思っている。昨今のインターネット社会だからこそなのだが、何処で何がどう繋がるのかは不思議なものだ。時には辛い出来事も起きてしまうネット。
　
　しかし、この不思議なご縁はいつまでも大切にしていきたい。これからも、陰ながらの応援になるであろうが変わらない。　　

　　　　　　

令和4年11月27 maki.