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積極的に公私混同する、脱ワークライフバランスについて

ライフワークバランスという言葉が苦手だ。どちらかと言うと、積極的に公私混同したいと考えている。趣味で書いたプログラムや作ったアプリが仕事につながるような感じ。趣味でつくっていたiPhoneアプリの開発が仕事になったこともあれば、実現できるかと聞かれたシステムをすでに個人でつくって公開していたことから新規プロジェクトが立ち上がったこともあった。もちろん、メリハリをつけて遊ぶときは遊ぶでいいと思う。それでも、仕事と遊びは相反するものではないはずだという考え方は常に持っている。

子どもの夕飯を作りに帰らなければならないので残業はしない。いまはひとり親なので残業ができないのだけど、以前からできるだけ残業はしないようにしていた。残業しないためのコツがある。普通は仕事のキリがいいところで切り上げて帰ろうという心理が働くと思う。けれども、これをあえてキリの悪いところで時間が来たら放置して帰る。例えばプログラムのバグを探している途中でも帰る。そうすると帰宅する地下鉄の中でも脳の無意識の部分がバグを探している。そして家に帰るまでには解決方法が見つかっていたりすることが多い。そうすれば翌朝少し早めに出勤して邪魔の入らないうちにバグを修正する。それから、人はまったく新しく仕事を始めるよりも、やりかけの仕事の続きをやるほうが取り掛かりやすいと感じるようだ。仕事の途中で帰ると翌朝その仕事の途中から取り掛かれるので、朝からエンジンのかかった状態で仕事ができる。

家では仕事とは関係ないプログラミングをしたり、技術書でない本を読んだりする。スキルアップしようとか仕事に活かそうという思いは一切ない。けれども、そうして学んだ考え方が仕事で役だったり、趣味で作っていたプログラムをベースに新しい製品が生まれたりする。逆に新しい製品に使ってみたい技術を個人の好みで勝手に組み込んだりもする。そういう相乗効果を生むような公私混同をしたいと常々考えている。会社員時代は、僕のブログや個人としての活動から会社を知ってもらうこともあったし、社名を出して会いたい人に会いに行くこともあった。仕事だプライベートだと別けてしまわずにお互いにメリットのある関係が築ければいいんじゃないだろうか。

会社に所属していたころだ。自腹でマイクを買ってきて昼休みにトークイベントを開催したり、模造紙やペンを買ってきて業務後にアイデア発想イベントを開催したりしていた。さすがに会社の備品を持ち帰ったりはしないけれど。次々とイベントを開催していたら、社内でイベントを開催すると会社からピザが支給されるという制度が作られたりもした。社内のパパやママを集めてランチ会を主催していたのだけど、会社としては子育て支援と結びつけてアピールできる。子ども向けのプログラミング教室も開催していたのところ、これも会社とコラボするという話が進んでいた。会社とは主従関係はなくて、利害関係が一致しているから一緒にやっているだけだ。だから会社の仕事のためにプライベートを犠牲にするつもりはないし、そもそも会社の仕事だ個人の仕事だと別けて考えたくない。うまくミックスして、おもしろいことができればいいなあと思っていた。

技術者なのでスキルアップというのはとくに意識するところだが、社内では上から数えたほうが早いほど年上になってしまった。若い技術者と真っ向勝負しても勝ち目がない。そこでちょっと考え方を変えてみる。レベル100の人がスキルアップして110になったとする。組織的には+10だ。僕は自分の専門スキルをアップするよりも、他のメンバーが+1するような働きかけをしたいと思っている。そうすると、オフィスに100人いるので、組織としては+100になる。そういう「座敷わらし的ポジション」を狙って、全社員にメッセージを投げつけたり、社内外問わずイベントを開催したりしていたのだった。

これは自分の考え方なので、ワークライフバランスを取りたい人を否定する気はない。ただ会社を主にしてしまってプライベートを従にしてしまっている人には、もう少し考え方を変えてもいいんじゃないかと言いたくなる。ライフはワークを内包しているんじゃないだろうか。

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宮崎ひび

三姉妹のシングルファーザー。株式会社トーフラボ代表。ボランティアカメラマン。自由に生きています。 http://tofulab.jp 写真を撮ったり、文章を書いたり、本を読んだりするのが好きです。Wi-Fi環境下でしか生存できません。

シングルパパ起業家はがんばらない

三姉妹のシングルパパ。株式会社トーフラボ代表。心の健康とつきあいながら、がんばらないで自由に生きていく。
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