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とある1週間の「おにぎり日記」2023.5.1-5.7

5/1(月)枝豆ととろろ昆布のおにぎり

「あぁ、もう。お昼ごはんパスしちゃおうかな…。」
連休前に終わらせておきたい仕事が重なって、つい食事をおざなりにしそうになりました。

いーや、でも。
思いとどまった自分をいったん褒める。

そして作るのは、フライパンも包丁も使わない、ラクチンおにぎりです。

材料2つだけ+アジシオがあればOK

冷凍庫の枝豆を解凍して、とろろ昆布は気分に合わせた量を軽くほぐす。加えてアジシオをぱらり。目をつぶってでも作れそうな超イージーな工程です。

ごはんに具材を混ぜ合わせおにぎりを握っているうちに肩の力がほぐれてきて、食べる頃には「わたしは何をセカセカしていたのだろうか?」という気持ちに。おにぎりの不思議な魅力にハッとしました。

疲れていたり、面倒だったり、そんなときこそおにぎりを握ろう。

そうして今日も、手間なしおにぎりレシピのストックを貯めていくのです。

5/2(火)そのまま乾燥わかめおにぎり

乾燥わかめを戻す時間さえもどかしい。
自分のズボラ加減がちょっと恥ずかしいですが、そのひと手間さえなければ、もっとわかめを使うのになって思っていました。

だったらそのまま使ってしまえ。

そのまま使っても良いんです。それがわかって、“わかめおにぎり”を作るのがますます楽しくなりました。

バリバリ砕くの、ちょっとしたストレス発散

袋の上から、細かくワカメを砕くだけ。このまま温かいごはんに混ぜ込んじゃってください。

水で戻さなくても、炊き込まなくても、ちゃんとおいしい。今日はそんなズボラおにぎりを食べました。

5/3(水)水族館とコンビニおにぎり

我が家は本日からがGW本番。
のらりくらりとはじまった大型連休は、近場で楽しむことにしました。

初日のこの日は水族館へ。
以前上の子が「ジンベエザメ見たい!」と言っていたよねと行き先を決めたのですが、当人は「え?そんなこと言ってないよ」と。

…そんなもんですよね・笑。

ゆったり流れる様子に癒やされます

大きな水槽のなかは、まるで時間の流れがこことは違うかのようにゆったり。ぼーっと眺めるだけで癒やされました。

ジンベエソーダフロート

たくさん感嘆して疲れた喉に、ひんやりソーダフロート。大人も満喫したお出かけでした。

帰りの車では、コンビニの鮭おにぎりを。ほぼ毎日自分でおにぎりを作っていますが、コンビニのおにぎり、好きです。

5/4(木)おにぎりって料理?

「今日は僕がおにぎり作るわ」
上の子の申し出に、ありがたく甘えることにしました。

「ゆこ先生」と呼んでくる息子

おにぎりとは、料理だろうか?ときどきそんなことを考えます。

小さな子どもでもカンタンに作れるのがおにぎり。“料理”というと、ちょっと身構えてしまうわたしでも、おにぎり作りは楽しく続けられているんです。

おにぎりだって立派な料理。多分それは間違いじゃない。

だけどもっと気軽な気持ちで、気負うことなく、上手も下手も関係なく楽しめるもの。わざわざ定義づけする必要はないかもしれませんが、おにぎりってちょっと別物だなって思います。

青空のもとで息子が握ったおにぎりを

そして、人に握ってもらったおにぎりもまた別格。にこにこしながら作っていた息子の顔を脳裏に浮かべながら、特別なおにぎりを楽しんだ休日でした。

5/5(金)爆弾おにぎり

お出かけには、おにぎりがあると便利。
本当に、便利。

わたしが小さい頃もよく、お出かけするとなると母がおにぎりを用意してくれました。ときに芝生にレジャーシートを広げて食べ、ときに車の中で小腹を満たしました。

大人になった今も、お出かけ前は小ぶりのおにぎりをいくつか握るようにしています。公園遊びのときなどは特に。

卵焼き、ウインナー、枝豆など、気取らないおかずを添えることも。お外で遊ぶ日は、シンプルな食事がごちそうに思えるから不思議です。

この日は山のうえにある広々とした公園で、テントを建ててのんびり過ごしました。わたしの作った小ぶりおにぎりに加えて、夫が握った爆弾おにぎりも。

ちょいワル風

おにぎりって、握る人の個性が反映されるところも楽しいですよね。
たっぷりのお米をぎゅっと握ったおにぎり。大口で食べるのが面白くておいしかったです。

あっという間になくなるおにぎり

5/6(土)あのおにぎりが食べたい

「テレビでやってたあのおにぎりが食べたい」
下の子にリクエストされました。

チキンラーメンおにぎり

それがこちら。
チキンラーメンおにぎりです。

3月に出演させていただいた関西テレビ『土曜な何する⁈』にて、ご紹介したおにぎりのひとつ。おいしいんです、このおにぎり。

作り方は、チキンラーメンを袋のうえからバリバリと砕き、炒り卵と刻みネギとともにごはんに混ぜ合わせるだけ。子どもと一緒に作れるシンプルレシピです。

さらにできあがったおにぎりに、市販のワカメスープをかけてお茶漬けのようにして食べるのも至福。娘は番組の内容をそのまま覚えていたようです。

わたしも久しぶりにこの味が食べたかったので、自分の分も作って食べました。連休終盤に、カラダの芯からほっこり。

5/7(日)GWの外食事情

「あんまり外食しなかったよね、この連休。」夫がぽつりと呟いた一言。確かに、と思いました。

家族分の外食代がかさむというのは、友人との会話でもよく話題に上がります。「平日がんばっているんだもん、土日はおいしいもの食べたい!」と、休日の外食代を最初から予算として振り分けているという人も。

わたしも好きです、外食。
“人に作ってもらったごはん”っておいしいんですよね。

だからこそ、外食にはポジティブな理由が欲しいって思います。

「ここのところ頑張ってたからおいしいもの食べ行こ!」「前から気になっていたあの店で外食しよう」といった具合に。

実は、以前のわたしは「今日はもう面倒だから外食で済ませたい」「なんでもいいからここから近い店で」と、やさぐれた心持ちで外食をしてしまうことが多かったんです。

そうすると、どこか満たされない気持ちが残ることもあるんですよね。そして心から食事を楽しめていないのは、テキトーに済まそうとする自分のせいだとある日気が付きました。


連休中は約束していた外食を楽しむ日もありましたが、そうでない日はなるべくおにぎりを握ったり、家にある食材で作れるメニューを調理したり。料理の内容は素朴でも、ほっと落ち着く味。

おうちごはんと外食。
どちらもできるだけ、自分が心地よいと思えるペースで楽しめたらよいなと思います。


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日々おにぎり/ゆこ
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