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“毎日おにぎり”アレンジレシピ4日分

ほぼ毎日、おにぎりを握っています。

おにぎりを握ることは、生活を整えること。
“ていねいな生活”がなかなか叶えられないわたしですが、手軽なおにぎりなら少し近づけるような気がしています。

仕事や家のことでバタバタしたり、気持ちが落ち着かなかったり、うっかり日々の渦に呑み込まれそうになるときこそ、無心になって両手にごはんを包み込む。

たった3分。手間はかけなくてもよいです。

自分のため(誰かのためでももちろんOK)に、おにぎりを握る。深く考えず、握る。不思議と心があたたかくなるひととき。続けていくうち、慌ただしい日常が整頓されていくような気がしてきます。一日一日に少しの余白ができてくるのかもしれません。

この記事は、祝日をはさんだ平日4日間のおにぎりのキロク。さまざまな種類の具材でおにぎりアレンジを楽しみました。


1. カマンベールチーズ×おかか

カマンベールチーズ/削り節/しょうゆ


チーズ入りのおにぎりって大好きです。プロセスチーズ、クリームチーズ、シュレッドチーズ、パルメザンチーズ。どのチーズもごはんと相性がよくて、魔法のように一瞬でおにぎりをおいしくしてくれる存在。

でも、ちょっと待って……。
そういえば「カマンベールチーズ」ってまだ使ってなかった!

伸びしろのようなものを見つけてしまい、わくわくしながらのおにぎり作りです。

はじめての食材をおにぎりに取り入れるときは、定番具材と合わせるのがポイント意外性が楽しめますし、安心感のある味と合わせた場合に失敗はほぼありません。

まずはカマンベールチーズを小さくカット。カマンベールチーズは包丁だと少し切りにくいので、手でちぎるので大丈夫です。

次に、しょうゆをたらした削り節と一緒にごはんへ投入します。混ぜていくと、ごはんの熱でチーズがとろけてくるんです。その様子をながめていると表情筋がゆるゆる〜っとほぐれてくるよう。今度は夜食で楽しんでみたいと思う一品でした。

2. ベーコン×塩こんぶ

ハーフベーコン/塩こんぶ


おにぎり作りでは、無理をしない。
というのが自分との約束事。

だけど、どんなに小さくてもよいから、できるだけユーモアや遊びごころを持っていたいと思う気持ちも。

そこで、煮たり炒めたりしなくてもおいしいラクチン具材が頼りになります。

この日は時間的にも余裕がなく、塩こんぶを混ぜこむ瞬発おにぎりをチョイス。ついでに冷蔵庫をあさって、ハーフベーコンに登場してもらいました。

これだけで、いつものおにぎりがちょっと楽しくなる。ベーコンのジューシーな旨みを噛み締めながら、「マイペースにがんばろう」と励まされるのでした。

3. お茶づけ海苔×炒り卵

お茶づけ海苔/炒り卵


ほぼ毎日おにぎりを握り続けて、オリジナルレシピは500種類を越えました。そのなかでも、お気に入りの組み合わせはいくつもあります。

「お茶づけ海苔」をごはんに混ぜて作るおにぎりも、そのひとつ。手間がかからないのに、だしの旨みや海苔の風味、あられの食感がまるっと楽しめます。お湯は要りません。

おにぎり1個分の分量目安は、お茶碗1杯のごはん(150gくらい)にお茶づけ海苔が半袋。あまったお茶づけ海苔は夜の空腹に備えて待機してもらうとしましょう。

炒り卵はお好みの味つけで。わたしは砂糖を入れた甘い炒り卵がお気に入りです。

4. 鮭×コーンフレーク×クリチ

鮭フレーク/クリームチーズ/コーンフレーク


「この食材、おにぎりにしてみたらどんな感じだろう!?」ひらめきは、突然。ぽっと目の前に現れることがあります。

▶おにぎりのネタについてはこちらの記事もぜひ

急浮上した「コーンフレーク」への興味。さっそく実験してみることにしました。何を合わそうかと考える時間も楽しいんですよね。

“さくさくの食感に、クリームチーズが合いそう”
“フレーク仲間な鮭フレークとは味の相性がよさそう”

今回はそのような流れで構成されていったレシピです。

コーンフレークは甘くないタイプで。わたしは玄米フレークを選びました。これが大正解!香ばしくていいアクセントになってくれます。

うんうん。これはまだまだアレンジが楽しめそう。もっと一緒に遊んでみたい。新たな具材との出会いに嬉しくなった瞬間でした。


1年分のおにぎりアレンジが詰まった書籍『毎日おにぎり365日』が、第10回料理レシピ本対象inJapan【料理部門】で入賞をいただきました!


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