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とある1週間の「おにぎり日記」2023.4.24-4.30

4/24(月)後悔のふりかけおにぎり

送り出すときは笑顔で。何度もそう決意したはずなのに。

今朝は娘と険悪なまま別れてしまった。
寝起きがイマイチだった娘と、少しの余裕が足りなかったわたし。

後悔で心がチクチクする朝は、自分の器の狭さに情けなくなります。

娘が自分で作ったふりかけおにぎり。
2個あったうちの、残された1個。

ひとりきりになった部屋で、ちょっぴり切ない朝ごはんでした。

おかえりは絶対で。今度こそ決意

4/25(火)クルミおかかおにぎり

旬の食材を使ってみたり、意外な組み合わせを探ってみたり、おにぎりのメニューは割と実験的に楽しんでいます。でも「楽しんでる暇などないーー」というときも、正直あります。

そんなときは包丁もフライパンも使わずに、“混ぜるだけ”でおいしいおにぎりができないかと脳をフル稼働。ピカーンとアイデアが降りてきたときの嬉しさったら。

じっくり考えるのもよいけど、わちゃーっと出来上がる組み合わせも面白い。そしてそういうレシピほど、お気に入りになってリピートしがちです。

今日はいつものおかかにクルミをプラス

“おかか”は時間がない日にけっして裏切らない。

混ぜるだけ。なんだかリスのごはんみたい

合わせたのは、ごはんに混ぜるだけでちょっと特別な気分にしてくれる“クルミ”。

クルミおかかおにぎり

うんうん。いけてる!これは普通のおかかおにぎりに戻れなくなりそうです。

4/26(水)おにぎりを握る際のポイントは

HBC北海道放送様から、取材依頼。

日々おにぎりのレシピでおにぎり特集をしてくださることになりました。書籍やSNSを見つけてくださり、こうやってお声がけいただけるのは本当に嬉しい限りです。

取材のなかで、「おにぎりを握る際のポイントは?」とご質問をいただきました。

ふだん呼吸をするようにおにぎりを握っているので(これは盛ってますね。スミマセン)、“ポイント”があるとしたらなんだろうかと改めて考えるいい機会に。

そしていくつかわたしなりのポイントをお伝えしたのですが、やっぱり行き着くのは「愛情を込めること」なんですよね。お米を手のひらに包んでおいしい食事を作りあげる。その工程の中には、無意識にでも握る人の心が乗っかるような気がするのです。

そこには上手も下手もなくて。自分らしいおにぎりが作れたらOKだし、そのおにぎりが誰かの心を温めることもある。

そんなおにぎりの魅力をメディアを通してどなたかと共有できるなんて、ありがたいなぁとしみじみ感じておりました。

4/27(木)ピーマンとウインナーのおにぎり

月末納期の波に飲み込まれないよう、必死に平常心を保つ今週。そんな「ちょっとパワーをつけておきたい」という日は、ウインナーのおにぎりを好みます。

とはいえ、この日はこってり全開な気分にもなれなくて。

ジューシーなウインナーに、さっぱりとピーマンを合わせていい感じにまとまったおにぎりを食べました。

ピーマンは炒めて塩こしょうで味つけ

ピーマンの苦みに「しっかり!」と励まされた気がした。がんばろー。

4/28(金)『毎日おにぎり365日』が生まれた場所

おそらく10年くらいぶり。東京へと向かいました。

目的は、『ホビークッキングフェア2023』にて、米穀安定供給確保支援機構様のブースでおにぎり作りを披露させていただくこと。ステージは4月29日(土)ですが、前日から東京入りすることとなりました。

午後、東京駅に到着。

この日は書籍『毎日おにぎり365日』の出版元・自由国民社様へご挨拶に。やっとご訪問することができました。

編集担当者様はじめ自由国民社の皆様には、書籍のアイデアの段階から今現在も、ものすごくお世話になっています。書籍ってどうしても著者がフューチャーされがち。でも実際にはチームで作り上げるものということが、『毎日おにぎり365日』の刊行を通してわかりました。

SNS発信をメインにスタートした日々おにぎりの活動では、今まで孤独を感じたことも多々。だけど今は一人では実現できないお仕事にも携わらせていただけるようになり、本当にありがたいなと感じています。

この日も、連休前でお忙しいときに関わらず、あたたかく迎えてくださった皆様に感謝です。

道すがらのカフェで食べたキャロットケーキがおいしかった

4/29(土)日々おにぎり、ステージへ

強風に吹かれながら東京ビッグサイトへ。

東京ビックサイト

『ホビークッキングフェア2023』に出展される米穀安定供給確保支援機構様のブースにて、アレンジおにぎりレシピをデモさせていただきました。

お客様の前でおにぎりを握るのは慣れない経験で、とても緊張しましたが楽しいひとときでした!ステージをご覧くださった皆様、ご関係者の皆様、ありがとうございました。

ステージ裏では、スタッフの皆様がわたしの作ったおにぎりを小分けにして食べてくださり、「ゆこさん、グー!」といった感じでお声がけくださりました。普段自分で作ったおにぎりは自分で食べることが多いので、こうして食べてくださった方のご感想をいただけるのもすごく新鮮で嬉しい。

大きなパネルでレシピをご紹介

そして米穀機構様のブースでは、アレンジおにぎりの大きなパネル展示も。

テーマは全国各地の名産を使ったおにぎり。どんな組み合わせにしようかと考えるのがすごく楽しくて。これは全国47都道府県にチャレンジしてみたい…!とひそかな野望が芽生えました。

ステージを終えて帰りの新幹線。乗車前に急いで買ったツナマヨおにぎりを食べながら、心のなかで自分とお疲れのハイタッチをしました。

4/30(日)春はおにぎりの季節

北海道の行楽シーズンは今からが旬なのだとか。
HBC北海道放送様のオンライン取材でした。

今回番組では、アナウンサーの方が日々おにぎりのレシピを基におにぎりを作ってくださり、わたしは握り方のポイントなどをコメントさせていただきました。番組ディレクターの方と和やかにお話させていただきながらの取材、楽しかったです。

おにぎりについての取材後はいつも、ほっこりとした気分になります。

ときに「子どもの頃、学校帰りのおやつは塩むすびを食べていたんです」「母の握力が強くて我が家のおにぎりはお米がぎっしり詰まっていました」など、インタビュアーさんのおにぎりにまつわる記憶を分けていただくこともあって、その度に、心がじんわり温められます。

おにぎりは記憶に残る食べもの。

普段どおり、なにげなく握ったおにぎりが、誰かの心に永遠に住み着く記憶になり得る。やっぱりおにぎりって特別な食べものだなと、取材を通して気付かされます。

放送でも、そんなおにぎりの魅力を感じていただけたら嬉しいです。


日々おにぎり/ゆこ
Instagram : @hibi_onigiri
Twitter : @hibi_onigiri

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