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WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE.

コミュニティ。


その言葉を初めて知ったのは、佐渡島さんからだった。


佐渡島さんのことを知ったのは、もういつだったか覚えていない。だけど、知ってすぐのめり込むように、佐渡島さんのことを好きになっていったことを覚えている。

「僕はいろんなことを自分の感情を起点にして考えます。」と佐渡島さんは言ってるが、まさにその通りで、自分の感情を正確に把握し、言語化し、そこから思考を深めていく様子が、おこがましいけれど、自分も同じだと思った。ワクワクしていた。

だから、とても尊敬して、九州の田舎から遠くの存在として憧れていた。


コミュニティという概念をインタビュー記事で初めて知った時は、たぶん一番ワクワクしたんじゃないだろうか。

その記事を読んだときは、引きこもりからやっと外に出だした頃で、人との関わり方がまだあまりわかっていなくて、自分は孤独だと感じていた。だから、このコミュニティこそが、ぼくの孤独を癒すものなんじゃないかと、活路を開いたようなそんな気持ちだった。


そこから、東京に出てくる。出てきたのも、佐渡島さんが登壇するイベントに参加するため。初めてリアルで会ったときは、緊張と高揚が止まらなかった。佐渡島さんが一気に身近になった瞬間だった。


そして、ぼくは東京に出てきて、コミュニティというものを学ぶため、たくさんのオンラインサロンに入っていく。

コルクラボはもちろん、MOA大学、箕輪編集室、西野亮廣エンタメ研究所、、、


だが、そうやってたくさんのオンラインサロンを楽しみ、学んでいた、ある時。佐渡島さんの闇に触れてしまったような、そんなできごとが起こった。

詳しくは書けないけど、まるでマンガの1シーンのような、ドロドロとしたやりとり。ぼくの憧れの世界が、急に怖くておぞましいものに変わってしまった。生きる意味を3割ぐらい失った気分だった。


そこから、佐渡島さんの情報をほとんど遮断してしまう。その時みたものは、佐渡島さんの一分人であり、昔からみてきた光のような分人もいることはわかっていたけど、頭ではわかっていたけど、やっぱりすぐには向き合えなかった。


しかし。「WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~」この本が出ると聞いて、その瞬間に決めた。

この本で佐渡島さんともう一度向かい合おう、と。


佐渡島さんの思考や価値観、その生き様、すべてが自分のためになることは間違いない。佐渡島さんの情報を遮断したままだと、これからの時代に大きく乗り遅れる。と、思う。だから、この本をきっかけにしようと決めた。


そして、読んでみて、やっぱりとてつもなく参考になった。

悩んでいたTwitterの位置づけを決めることができたし、ファンのピラミッド構造でどうファンを作っていけばいいかがわかった。

そして、第3章には、コミュニティの作り方がたくさん書かれていて、「おお!」と思うような金言だらけだった。自分のオンラインサロン「響」で、すべてそのまま実践しようと思う。


でも、何よりよかったのは、コミュニティに対する佐渡島さんの愛情。人は孤独だけれど、一人ではないコミュニティを作ることが、人を救うのだ、という。


これを聞いて、ぼくは涙が出てきた。

最近は、人との関わり方を覚えてきたのだけど、それでも根底にある自分は孤独のままだと感じている。

この孤独は、一生続くのかもしれない。

だけど、それでもいい。その孤独を抱えたまま、一人ではないコミュニティを作り、同じ感動を分かち合う。そんな体験を創り出すために、ぼくは生きていこう、そう思った。


そのためにいろんなことから学びと気づきを得て、オンラインサロン響で実践して、思考を深めて、自分のサービスSuKiをリニューアルさせる。

(その資金を集めるクラウドファンディングに挑戦中なので、よろしくお願いします。)


佐渡島さんにも、これからまた向き合っていこうと思う。ちょっとずつ。闇が深いからこそ、光もその分明るいのだと思うから。

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