必要な言葉を思い出す瞬間。

目を閉じなくても、思い浮かんでくる景色がある。

教室の窓際の席と国語の教科書。

多分、そこに座っているのは、学生時代の自分だ。たぶん、高校生の時だった気がする。それも1年生の時。

1年生で高校を転校し、2年生からはビルの中にあるような殺風景な学校に通っていた。だから、頭の中に浮かんでいる学校はきっと高校1年生の時。その記憶は、ふとしたときに浮かんでくる。でも、自分の姿はそこにはなくて、脳内に浮かぶのは教室の風景と、国語の教科書の中の載っていた話の内容だけだ。

それを高校生1年生の時に習ったのかどうかも定かじゃない。

浮かんでくる話の内容もハッキリ覚えていないけど、話の中の主人公が忌野清志郎のデイドリームビリーバーをふとしたときに思い出して「これって何の曲だっけ?」となるような話だった気がする。いや、もしかすると、ただただその曲を思いだしていただけかもしれない。

そのぐらい話の内容はあやふやなのに、ふとしたときに教室の風景とその国語の教科書の内容がパッと頭の中に浮かんでくるのが、不思議でたまらない。

ちょうどそのぐらいから、音楽をたくさん聴くようになった。JPOPだろうが青春パンクだろうが、KPOPだろうが、幅広く浅く聴いていた。

それでも、心の中に残るのはやっぱり「言葉」で、何度も何度も繰り返し聴いた曲は、今聞けば当時のことを思いだすキッカケになるし、ふとしたときに「その状況にあった曲」が頭の中に浮かんできて、どうしようもないぐらい胸がギュッとなることもある。

6月の最初に近江高校の試合を観に、春季近畿地区高等学校野球大会の準決勝を観に行った。試合はサヨナラ3ランという最高の形で近江高校が決勝進出を決めた。その瞬間に頭の中に流れてきたフレーズがあった。

振り返り 懐かしむような 日々なら捨ててやる(夜汽車でやってきたアイツ/サンボマスター)

去年の夏を払拭するような瞬間に、突然でてきたフレーズ。頭の中に浮かんできた脳内の言葉にむかって「本当にそうだな」と声をかけてみる。

頭の中に住んでいる自分が「これ!いま思い出してみな!」と、その時に必要なフレーズを出してくれていたらおもしろいな…なんてちょっと非現実的なことも考えたりするけど、自分はいつまでも音楽と、そして、その言葉と共に生きていくんだろうなと、改めて実感した。

この「思い出す瞬間」は、自分が潜在意識の中で『今、あの曲が欲しい』と思っているから浮かんでくるのだろうか。じゃあ、あの教科書や風景はどうして...。

筋トレをしようと思ったタイミングでFeelSoBadバリバリ最強No.1が聴きたくなるのと同じ仕組みかもしれない。やっぱり、心のどこかでその記憶を今、必要としているのだろう。

今日から一番たくましいのだ お待たせしましたすごい奴

バリバリ最強No1のこの歌詞が好きで好きで堪らない。本当に名曲だ。だって聴くだけで、ムキムキになれそうな気がするから。






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響あづ妙

石川県金沢市に魅了された大阪在住のフリーライター/自分が『住みたい』と思える場所で暮らす幸せを伝えたい/お仕事依頼等はこちらまで→kuroiro1203@gmail.com

写真のおかげで出会えたnote

私の撮った写真を使ってくださっているnoteをまとめています。写真を使っていただいてありがとうございますの気持ちと、自分の写真のおかげで新たなnoteに巡り会えて嬉しいなぁの気持ちを込めて。
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