見出し画像

O&M拠点港工事について

2023年4月よりO&M拠点港の建設に取り掛かりました。

O&M拠点港とは、「O&M = Operation & Maintenance:運転保守」の拠点となる施設で、風車点検を行うメンテナンス船(CTV = Crew Transfer Vessel)の係留桟橋、メンテナンス資材を保管する倉庫及び詰所棟を建設しています。

O&M拠点港の完成イメージ

今回は、係留桟橋の製作についてご紹介します。

国内の桟橋上部工のコンクリートは海上に型枠を組んで製作する「現場打ち」で作られることが多いですが、コンクリートの品質向上をねらって本工事では海上に比べて製作が容易な陸上であらかじめ製作する「プレキャスト工法」を採用しています。

陸上で製作された上部工は、クレーンが搭載された「起重機船」にて海上に運び、あらかじめ打設された杭と接続することで桟橋が完成します。

写真に写っているのは上部工に埋め込む鞘管で、この周りに鉄筋や型枠を組んで、コンクリートを打設します。

上部工に埋め込む鞘管


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?