おっさんずラブ 「唐揚げ目当てですか?」「ばれたぁ?」

映画が公開になって、あちこちで「連ドラとは違う」なんて声がきこえて、改めて連ドラを見直そうかという今日この頃。

春牧のストーリーについては、田中圭、林遣都両名の芝居に対する真摯な態度とその力量で、なんの破綻もなく連ドラから〈1年後の春牧〉として受け入れてしまったわたしなので、本当にそんなにダメ出しするほど?と思い、連ドラを再生してみることに。(しかし、再生しだすと途端に映画とどうのこうのみたいなことよりも、「はるたんかわいい…」とか「牧びじん…」とかきゅんとか、感情のおもむくままになってしまって…いけないいけない)

さて。改めて見直しても(繰り返しなので結構覚えてしまっているけども)、春牧のシーンは新鮮にときめく。1話目の中盤、牧をルームシェアに誘う上記タイトルの会話。まだ始まる前の春牧。こういうのが丁寧に、でもテンポよく描かれたドラマだからこそ、映画への違和感を感じる人がいるのもうなずける。しかしながら、映画にするということはいろんな難しいもの・ことをはらんでいるものだろうし、その中で、二人のお互いへの愛の注ぎ様とか、でもいい年した大人が社会で一人の人間としてたつこととか、ただの少女漫画してなくて、わたしはとてもよくできていると思ったんだなぁ。

いつも立ち止まって振り向く春牧が、お互いを信じて振り返らないラストなんて、二人の絆がみせつけられて逆に困っちゃいませんか。ねぇ。(誰に言ってる


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