「私」という知覚の束を縛る糸が消失した場合、
私はほどけ、膜内に秘めたる陰鬱さは夏の陽気の前に雲散するだろう。
個体内部で陰を極めたところでその程度だ。

自らの陰で満ちた褥に篭ればそこが甘露のように感じられるだろう。

「どうせなら人界を褥にせよ」
成層圏を覆う対流圏の噴煙

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