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頂上から湖はっきりと

女川小5年生 花山合宿・現地リポート


 女川小学校(熊谷雅幸校長・児童214人)の5年生31人は、27日から2泊3日の日程で花山合宿=栗原市=に臨んでいます。現地では寝食を共にしながら体験学習を通じ、思いやり、協力の心を育んでいます。元気に活動する子ども記者からリポートが届きました。

野外炊飯 お代わり何杯も

標高約520㍍の御駒山に登った女川小の児童たち

 花山自然教室のリポートを2人で始めます。朝から雨が降っていて今日は本当に登山ができるのかなと心配でした。
 バスの中ではレク係がゲームやイントロクイズ、しりとりをやったりしてみんな元気でワイワイ楽しく過ごしました。花山に入ると周りは山で湖が見えました。女川と違うところは海がなく、周りが山で家がポツポツあることでした。
 2時間くらいバスに乗りました。花山自然の家の建物は大きく複雑な構造で広いと思いました。迷子になりそうでした。着いてすぐ御駒山登山をしました。滑って転んだり、木の根っこに引っかかったりして大変でした。でもみんなと一緒におしゃべりしながら楽しく山を登ることができました。
 頂上で食べたゼリーがとてもおいしかったです。頂上に着いた時は晴れていて湖がはっきりと見えました。これまでこんなに高いところに登ったことがなかったので、とてもうれしかったです。
 びっくりしたことはいろんな生物を見たことです。山道の中にたくさんのカエルがいたほか、サソリのような変な生き物もいてみんなでキャーキャーさわぎました。
 その後は野外炊飯でカレーライスを作りました。玉ねぎを切る時は涙が出てきたり、目が痛くなったり、かまど作りでも目が痛くなりました。火の加減を調整するのが大変でした。米のとぎ方は、しおりを見ながら何回もやりました。家でお母さんが作ってくれるカレーライスは大変だということが分かりました。何杯もお代わりする友達もいました。
 明日からの活動で楽しみなのは、キャンプファイヤーです。学校でスタンツを一生懸命練習したので絶対に成功させたいです。もう一つは沢遊びです。どんどん川の中を滑ってみんなで大きな声で笑いたいです。
 家の人と離れて花山に来ていますが、景色がとてもきれいなのでぜひ一緒に来てもらいたいです。女川では見られない遠くの山に夕日が沈むのもすごくきれいてした。花山は敷地が広く、山の道路もしっかりしているので楽しいところです。
 周りの友達はみんな楽しそうに元気いっぱいやっています。私たちはこども記者として新聞記事を書いてみましたが、書いてみることで今日もいろいろなことがあったんだなと、1日を振り返ることができました。
 記事を書くことも楽しかったです。帰ったら活動のまとめもしっかりやりたいと思います。あと2日、みんなと力を合わせて頑張り、最高の思い出を作りたいです。

こども記者の八巻英孜さん(左)、竹高友唯さん

【こども記者・八巻英孜、竹高友唯】


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