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開設4年で20万人達成 矢本海浜緑地パークゴルフ場 降雪少なく通年利用が人気

 東松島市大曲の矢本海浜緑地パークゴルフ場は21日、累計利用者が20万人を達成した。節目を射止めたのは同市矢本の佐藤あや子さん(81)。渥美巖市長から地場産品などの詰め合わせが贈られた。同パークゴルフ場は平地で降雪も少なく通年開場しており、三陸道からのアクセス性の良さも加わって市外利用者も多い。昨年は5万6千人の利用があり、平成31年の開設からわずか4年で20万人の大台を超えた。この日も天候に恵まれ、朝から多くの利用者が快音を響かせていた。

 同パークゴルフ場は東日本大震災で被災し、休園していた県立都市公園矢本海浜緑地を活用し、平成31年4月にオープンした。約8ヘクタールの敷地に初級から上級まで全6コース(54ホール)整備。県内最大級の規模を誇り、展望デッキや食堂を備えたクラブハウス(休養施設)も人気だ。

セレモニーで佐藤さん(右から3番目)と節目を祝った

 春から秋は主に市民でにぎわうが、冬期は県内内陸部のパークゴルフ場が積雪で休園するため、雪の少ない同パークゴルフ場を狙って市外から利用する人たちが多いという。年間利用者は約5万人となり、累計では令和2年7月に5万人、同3年7月には10万人を達成した。

21日も朝から多くの利用者がプレーを楽しんだ

 20万人達成のセレモニーはクラブハウスであり、渥美市長は「当初の予想を超す素晴らしい利用率。秋には全国規模の日本パークゴルフ協会の大会も開かれる予定とあり、県内でも認められたコースになった」と語った。

 記念品で焼きノリやみそなどの地場産品と競技用品を受け取った佐藤さんは「仲間と競技や会話を楽しめることが何よりの魅力。スコアの計算で頭を使い、歩くことで心身の健康維持にも役立っている」と語り、節目を射止めたことに驚きと喜びの表情を見せた。

 施設を管理する一般社団法人東松島みらいとし機構の渥美裕介代表理事は「4年で20万人の達成は、地域の皆さんに愛されている証拠。ここから30万人を目指し、多くの人に親しまれるパークゴルフ場作りに尽力する」と話していた。【渡邊裕紀】





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