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今日は少し感傷的になってしまったので、
記しておく。

今日は自分の誕生日。
朝、演技のワークショップに参加しに行った。
先日、自分がやった演技のワークショップで、
楽しそうに僕の脚本で遊ぶ若者たち。
僕はそれを見て、謎の多幸感に包まれた。
あ、継承のターンに入ったのかも・・
人が喜ぶ姿、嬉しいな、
というシンプルな幸せは、自分にとっての幸せ。

そういえば僕の家系は教える立場の人が多い。
父は小学校の校長をしていたし、
母はピアノの先生を今もしている。
おじいちゃんは音楽大学で指揮者をしていた。

謎の多幸感は、DNAが発していたのかもしれない。
「それ、得意なことかもよ」

ちなみに母のレッスンは独自のもので、
「弾きたい曲はなに?」と生徒に訊く。
それが戦隊ヒーローものであれ、
ドラマの挿入歌であれ、
それをその子のレベルに合わせた
楽譜に起こし、弾かせた。
僕はそのDNAを引き継いでいると思う。


朝の演技のワークショップは、
目から鱗の連続だった。

「生きる」=「行動する」

たくさんあるけど、これだけ記しておく。

頭の中で整理しながら、
何となくインスタを開くと、


まりもさんが亡くなっていた・・


まりもさんは同い歳。
4年前、ほぼ同じタイミングで胃癌になった。
知り合ったのは、AYA世代のガンネットワーク。

同じような境遇だけど、
ほんの少しのタイミングの違いで、

彼女は亡くなり、
僕は、今まだ生きている。



一度、地方からガン検診か何かで、
都内に来てくれたことがあった。

目黒の喫茶店で、
まりもさんと、息子くんと、話した。
内容はあんまり覚えていないけど、
すごい好きなトーンだった。
意思があって、でもおおらかな感じ。

またね!の時、
少し寂しそうな表情だったのを思い出したら、
涙が溢れてしまった。


まりもさんはなぜ死ななければいけなかったのか、
悔しくて仕方ない。

彼女の最後の動画は、
同い歳とは思えない風貌になっていて、
でも、微笑んでいた。


インスタの投稿を振り返ると、

いつも彼女は笑顔で歌っている。
本当に歌が大好きだったんだな。

「生きる」=「楽しむ」

最後、彼女から学んだ。

まりもさん、本当にありがとう。

ゆっくり休んでね。

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