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風車は風の力で回っていない

現在、米沢市ではある問題が浮上している。『栗子山風力発電建設計画』

板谷での問題は新聞等でご存知の方も多いだろう。天然記念物であるイヌワシの生息地を脅かすヒトがつくった醜い物体。今度はJRがその近くにまた建設しようとしているのだ。不正をしてまで推し進めようとしているわけよ。

栗子への計画は妥当なのだろうか?

現在、板谷で稼働しているタイプの風力発電は風速3m/s以下では回らない。3~5m/s前後になってセンサーが作動し外部電力を使ってブレード(羽根)を回し始める。それが8~16m/sになると定格風速となる。だから8m/sまでは外部電力に頼って回転しているだけ。

電気を使いながら電気を作る」果たしてこれは“エコな発電”と言えるのだろうか? しかも台風並みの風速24~25m/sになると自動的に回転を止める。ブレードが風で壊される恐れがあるから。山形県は台風直撃がほぼ無いのでそこは気にしなくていいだろう。では、栗子の風速ってどのくらいあるの?

山形県 栗子峠風況調査結果

まぁこんなもんだよね。自然相手だから仕方ないけど、安定した発電ができる定格風速には厳しい数字。風力やソーラーパネルでもそうだが、耳触りのいい「再生可能エネルギー」には気をつけないと。設置から耐用年数を迎えての廃棄費用まで一体どれだけのコストが掛かるっていうんだい?

ゴリ押し派も反対派も一方的なモノの見方ではコロナ騒動と同じように分断されて終わり。そうなってはアチラ側の思う壺。科学的根拠のあるデータを一つひとつ分析していけば判断に迷わなくなるはずさ~

私は風力発電に関して中立派。あの景観を損なうバカみたくデカい図体のは要らないと思うけど。自然な風で効率よく発電できるものもある。

あとは人体に対して低周波がどれだけ影響があるか? 私は感じないが敏感な方はエコキュートの羽根でさえ健康被害があるからね。明日の『ガイアの夜明け』では洋上風力発電の最前線が放送予定。海では個人的に発電機を洋上に浮かべる「浮体式」がどんなものか気になっている。


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