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「ゆんたくはんたくをしなさい」の流れ。

『本当に、話すことで生活していけるのかな?』
『さっきまで文章書けてたのに、途中で終わっちゃった。これって何を伝えたかったんだろう?』
『ここで、ブログを書くことに集中する生活をしてみたい。…けど、本当にそれで仕事に繋がっていくのかな?』

感覚的にいろんなことが起こって、「自分の進むべき道・進みたい道」が見えてきた。
今の環境を変えて、新しい場所で、自分の心地よさを大切にして、自分の『やりたい』『書きたい。表現したい』に集中したいと思った。

…だけど、安く住める場所があって、働くこともできて…。
現実的に考えたら、収入が生まれるかもわからない大冒険より、ちゃんと形や場所のある安定したもので守りながらゆっくり進んでいく道の方が安心・安全だと思った。

石垣に帰ってきた時、私はその安心・安全を手放して、冒険しようと思ってた。

…だけど、私が「マッサージをやめる」と言った時の相手の反応は予想外で…。
『冒険したい』と『でも、安心・安全の中の方が…』という2つの気持ちの間で、心が揺れてた。

※※

答えが欲しかった。
ヒントが欲しかった。
自分の気持ちを知りたかった。

その冒険に出ても、私は生きていける。そういう安心感が欲しかった。

※※

神様の前で、自分の気持ちを考える。感情・感覚と思考でぐるぐるしてた。

私は、自分らしく生きたい。心地よさを大切にしたい。私がわたしでいられますように。
これからのわたしにとって、必要な人と出会えますように。

…後ろを振り返るとすぐ、声をかけられた。

「ゆんたくはんたくをしなさい。
話すことをしなさい。
相手がどう思うかとか、それにどんな意味があるかとかは考えなくていい。
ただ、話したいことを、思いつくままに話す。

そうやって話したら、相手も同じように話す。話したいことを思いつくままに話す。
それが会話だ。

心が繋がる、会話のやりとりをしなさい。

いろんな人の話を聞いて、たくさんのものを吸収しなさい。
自分に必要なものは聞き流していい。自分に必要なものだけ吸収すればいい。」


感動したとか、心が震えたとか…、そういうのは何もなかった。
ただ、その話を聞いてる間、ずっと涙が流れてた。

※※

宿に戻って、「話すこと」をした。
それはまさに、「ゆんたくはんたく」だった。

おじいに言われたように、お茶を飲みながらおしゃべりをした。

思いつくままに話した。
相手がどう思うかとか、自分が話しすぎてるんじゃないのかとか、これにどんな意味があるのかとか、私に何ができるのかとか…。どうでもよかった。
ただら思いつくままに話した。

話が終わる頃、彼女が口を開く。
私の話を聞きながら、考えてたこと・気づいたこと・思い出したこと…いろんなことを話してくれた。

そしてまた、私もそれを聞きながら思いつくままに話して。彼女もまた…。

それはまさに、「ゆんたくはんたく」だったんだなって。

※※

私はずっと不安だった。
『この会話がどんなものなのか、説明できない。本当にこれが仕事になるのかな? そもそも、お金を払ってまで、私と会話をしたい人がいるのかな??』と、ずっとずっと不安だった。
『私が話してる間、相手は何を思ってるんだろう?嫌じゃないのかな?負担になってないかな??』

だけど彼女は、そんな私の不安を払拭してくれた。

彼女は私の話を楽しんで聞いてくれて。むしろ、『お返しができなくて一方的で申し訳ない』と思ったことを伝えてくれた。

私が話をしてる間、彼女の中で何かが引っかかって、過去のこととか、自分のことをたくさん振り返っていたことも。

私が、途中で話の着地点を見失ったり、話をうまくまとめられなくても、彼女にとってはどうでもいいことで。
私が楽しく話してる部分だけで充分だったこと。

私の中にあった不安。
『うまくいくためには〜しなきゃいけない』『もっとちゃんと』って思い込み。
いろんなものが消えて、『私はわたしでいいんだな』って思える時間。

※※

東京にいる間、『早く答えを出さなきゃ』『早く決断しなきゃ』ってずっと悩んでた。
石垣に戻ってからも、『早く決めなきゃ』『早く形にしなきゃ』って、家・職場に帰るのが恐かった。

迫ってくる期限が、恐かった。
期限が近づくにつれて、焦りも大きくなった。

頭で考えても考えても出なかった答えが、何かのきっかけで見えてくるんだなって。

すごく不思議だなって。
すごくありがたいなって。嬉しいなって。

でね、『私、もってるな』って思った。笑

『現実的考えてどうこうって、自分で制限・コントロールしないで、流れに身をまかせて、ゆだねなさい』って言われてるような気がした。

石垣にいる間から何度も思ってたし…
東京で引いたおみくじにも書いてあったけど…^^;

ここ数年の私は…、
いや、『心が繋がるほど深く話すことをしたい』と思うようになった大学時代からずっと…。
わたしにとって1番大切なその冒険だけは、できなかった。
どんな流れが来ても、それにのるのが恐かった。身を委ねることはできなかった。

だけど私、12月に石垣に来た時から『ラストチャンスだ』って思ってる。
それはきっと、『これを逃したら、次はないよ』ではなくて。
今度こそ、自分が人生をかけてやりたかったことをするために、動こうと決めてたんだと思う。

この数年、動けなかった理由も、今ならわかる。
準備が足りなかった。
自分が伝えたいことをちゃんと表現するためには、私自身のバランスが崩れていたし、乗り越えなきゃいけない課題がたくさんあった。
それが終わって、自分のバランスが整い始めた今、そろそろ動く時なんだなって。
そういう流れな気がしてる。

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