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『人が求めるのは、形のあるもの・言葉で説明できるもの。それ以外は受け入れられない』という思い込み。

自分の中で「ヒーリング・話すこと」に価値を感じていても、『それだけで生きていこう』と思うこともなかったし、それだけでお金をもらうことも、日とんどなかった。

…たぶん私は、人の変化を見ながら自分の中で「ヒーリング・話すこと」に価値を感じていても、『他者はそれを受け入れてくれない』と思いこんでいたんだと思う。
『人はみな、形あるものしか受け入れてくれない』とか『人が求めるのは、形のあるもの・言葉で説明できるものなんだ』と、思っていたんだと思う。

だからずっと、「マッサージ」という形の陰に隠れて、こっそりヒーリングや話すことをしてた。
来てくれるお客様が、ヒーリングや話すことに価値を感じていても…、その言葉を受け入れることができなかった。


…そしてもう1つ。
私にとって、人の内側を感じること・体感すること・わかるという個と・ビジョンを見ること…、そういうのは、すごく普通の、ごく日常的な感覚だったりする。
人だけじゃなくて、動物、自然、見ないエネルギーや流れ、見えない存在…、いろんなものを感じていて。いろんなものと繋がるのが、私のごく普通の、日常的な感覚だったりする。

そして、マッサージをしてるうちに、いつのまにかヒーリングしていて。
自分がやってることを深めていったら、どんどん癒し…というか、ヒーリングをしていくことになった。
だんだんと動くがなくなり、内側に入るようになり…、気づけば、触れなくても、癒しの空間を作ってることに気づいた。

…というより、体に触れるか触れないかとか、いろんなことをコントロールするよりも、空間を作ったほうがパワフルな感じがする。
さらに言えば、自分らしく楽しくしゃべってる時の方が、そのエネルギーが強くなるのを感じてる。

きっと、それが、私の形なんだろうなって。



自分のやってることを突き詰めていくうちに、それは「マッサージ」「ヒーリング」という形を超えて、「わたし自身」になった。
私は、私がわたしらしく生きることで、そのエネルギーを伝えて、そういう生き方のできる人を増やしていきたいんだと思う。

魂がキラキラした人を増やしたい。
だから私が、わたし自身が魂をキラキラ輝かせて生きていく。

それが、マッサージやヒーリングをしながら、「癒し」を探究してきた私の、最高の「癒し」「ヒーリング」なんだと思う。


※※

いつからか、ずっと思ってた。
「マッサージ」という言葉を使えば、「ここからここはマッサージなので、お金を対価をください」と伝えることができる。

…だけど、ヒーリングや話すことに関しては、「ここからここまで」という境界線がない。
だから、相手の気づかないところで、提供し続けることになってしまう。

昔は、それでもよかった。
だけど今は、ヒーリングや話すことをお仕事にもしていきたいし、自分の感覚を抑え込んだり、出し惜しみしたくない。
だから、ちゃんとヒーリングや話すことに関しても、対価をいただこうと思った。


※※

昔、「占い」や「カウンセリング」という言葉をお借りして、「話すこと」で対価をいただいてたことがある。
「マッサージ」をする場所で、興味のある人にだけ「ヒーリング」をがっつりしてた時期もある。

なんだけどさ、私にはそういう「形」がすごく窮屈だった。

最近は、出会った人とおしゃべりをして…、その中でヒーリングをするときには、お金をいただくことにしてる。
見えたビジョンを出し惜しみしたくなる自分がいる時には、お金をいただくことにしてる。

…なんだけどさ、それは「お金」であって「対価」じゃないのを感じてる。
私のヒーリングは1,000円~で、見えたビジョンを伝えることは3,000円だった。

今の私は、その料金に満足できずに、それを「対価」と呼ぶことができない。

…そんな価格設定にしてるのは、自分がやってることへの自信のなさもあるけど。
それ以上に『相手が求めていない』『お金を払ってまで、受けたいと思わない』と、わたし自身が思いこんでるからだと思う。


ヒーリングを提案した時、1,000円が安すぎることは、わかってた。
だけど、私はその瞬間、『彼女にヒーリングしたい』と思ってた。

『いくら出してでも、彼女が受けたい』と思うほどの価値を言葉で説明することができないから、『この価格なら、断られる可能性は低いだろう』と思って「1,000円~」を提案した。

それは「対価」ではなく、「断られないようにするために料金設定」でしかなかった。


私は、自分のやってる「ヒーリング・話すこと」に価値を感じてた。

だけど、『他者はそれを受け入れてくれない』とか『人はみな、形あるものしか受け入れてくれない』『人が求めるのは、形のあるもの・言葉で説明できるものなんだ』と、思っていたんだと思う。

だからずっと、人からどう思われるか、相手が何を感じてるのかが恐くて不安で…、ちゃんと対価をいただくことができなかったんだなって。
お客様が、ヒーリングや話すことに価値を感じていても…、その言葉を受け入れることができなかったんだなって。

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