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湧きあがってくる、言葉。

誰かの言葉に違和感を感じて、『なんでだろう?』を考える。その先に、自分の考えが見えてくる時もある。

誰かの意見に『違う!』って自分の意見を主張したくなる瞬間がある。

その『違う!』っていう思いからやってきた意見は、自分で思っている以上に強い言葉になる。感情がこもる。

誰かを動かせるほど、強い力があったりもするし。誰かの共感を受けたりする。

誰かに『読んでほしい』『自分の意見を聞いてほしい』と思うのなら、それもいいことなんだろうなと思う。


だけど、誰かの意見に否定的な思いからやってきた意見は、本当に自分の意見だろうか?

『嫌だ!』『違う!』

そんな思いからやってきた意見は、本当に(誰にも影響されていない)自分の意見だろうか?



私は、何かが違うような気がしてしまう。

何かに反発して出した意見は、「自分の意見じゃない」訳ではない。

だけど、そんなに強く主張したいのかな?

そんなに、誰かを否定したいのかな?

そんなに強い意見だったのかな?


私のベースにあるものって、もっと穏やかだったような気がした。


普段の私は、どんなだろう??

そんなに口調の強い人間だったかな?

他の意見を排除するみたいに、言葉で責める人だったのかな?


※※※

確かに、彼女の言葉や態度を見ていると、違和感を感じる瞬間がある。

そして、それが”私の考え方”を照らし出してくれる瞬間がある。

だけど、そこで見えてくる”私の意見”は、私の一部でしかない。

・・・いや、私の一部だけを強く強調しすぎた意見になっていて、彼女のために偏った意見になっていて。本来の私とは、少し違うような気がする。

私はたぶん、そのことに対して、もっとフラットな状態だったと思う。

彼女の考えていることも想像できるし、彼女が否定している人のことも想像できるし・・・私はそんな意見じゃなかったような気がする。


私は、自分の感覚を信じてる。

同時に、『自分の感覚が間違っていないかな?』とか、『目の前に人を傷つけたり、誘導していないかな?』と心配する。

時には、『その考え方、おかしいよ』と伝えるために、相手と同じことをする。でも、やっぱり後から、『嫌な思いさせちゃったんじゃないかな?』『傷つけちゃったかな?』と心配になる。

たくさん心配する。

自分の感覚に自信がないからじゃなくて・・・。

心の傷に少しだけ敏感なのかもしれない。自分が傷つくのも恐いし。誰かが傷つくのも恐いんだと思う。


そんな私のバランスは、誰かの意見を否定することで、伝わるのかな?

『違う!』『そうじゃない!』と、抑え込んでいた気持ちを吐き出すような言葉で、ちゃんと伝わるのかな?


もしかしたら、『伝わってるよ』と思ってくれる人もいるかもしれない。

だけど私は、何かが違うような気がしてる。


※※※

普段の私は、何も考えていないのかもしれない。

誰かの言葉や、空気感に影響されて、頭がいっぱいいっぱいになるのが嫌で、のんびりと自分の感覚の中にいる。

頭の中がギュウギュウになって、心で感じることを忘れて、頭でばかり考えてしまうのが嫌だ。だから、頭の中にスペースができるように、のんびりする。

でも、『頑張んなきゃ』っていっぱいいっぱいになって、頭が爆発しそうになる私も、私だな。



何かを書き出して考えたり、誰かを否定するためにかんがえた言葉じゃなくて。

自分の中からふわっと浮かんでくる言葉があって、ふわっと浮かんでくる気づきがある。そういうのが、好きだったりする。

こうやって書いてる今は、思考の言葉と、ふわっと浮かぶ言葉が混じってる。その純度を上げていきたいなとも思ってる。


目の前にいる人と話す時、ふわっと浮かんできた感覚を言葉にする。感覚のまま、伝える。触れて、伝える。態度で示す。

目の前の人が『受け入れ態勢全開!』って人なら、ただ楽しく伝えるし。

『これ以上見ないで!』って人なら、何も解らないから、私にできることは少ない。

頭がガッチガチの人なら、私もガッチガチになる。そして、それに気づくから、伝えられることがある。


・・・私の感覚は、まだうまく言葉になっていないのかもしれない。

いや、『全部を言葉にしたい』とは思ってないんだと思う。


※※※

何を伝えたかったんだっけな??


誰かを否定した意見とか、『違う』という感情をぶつけるための言葉じゃなくてさ。もっと、自分を中心にして、自分の生き方や考え方を伝えられるような文章を書きたいと思ったんだ。

自分の歩んできた道。考えてきたこと。悩んだこと。そして、今の私が思うこと。

そういう、誰かに反発したような、自分の一部を強調した文章じゃなくて。もっともっと、自分の中から湧いてくるような言葉を書きたいと思ったんだ。

これは、きっと、私宛のメッセージなんだろうな。

そして、同じような状況にいる人や必要とする人に、届いてくれたら嬉しいと思う。




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