秋も迫ってくると、ふらりとやってくる植物の精がいらっしゃる。

そして、麺類をせびる。

とてもシュールな話だが、まぁ私のイメージ、妄想の一種かと思っていたが
どうも自己主張を感じる。

初めて認識したのは、昼食のメニューを考えていたときだった。

パスタにしようと考えていたのだが、なんだか
うんうん
とうなづいている方がいらっしゃるのを感じる。
シュールな容貌なのだが、ムッシュな髭、髭ダンスの付け髭のような。
ボブヘアに細マッチョで上半身半裸なのだ。

心の中で二度見三度見してみるが、なんだか、いる。

どうも銀杏の妖精らしい。
そして麺類がとても好きらしい。

えーーーーーイメージ違いすぎ！！
と内心面くらいつつも、
麺に決定。

夏から秋を経て冬に向けて、紅葉して結実し（あのかぐわしい実を！）
落葉するのがかなりエネルギーがいるそうなのだ。

テノールのいい声で、
うんうん、パスタもいいしうどんもいいねぇ。
とめちゃくちゃ麺を推してくる。

というわけで、麺の頻度が増えるわけだが。

今日クリーニング仲間の友人が、

お昼にうどんをおごってもらい、晩御飯に焼きうどんを作っていてハタと、
昼もうどんだったよな・・・
となったそう。

おかしいそれ絶対おかしい。
ウチもそういや大量のパスタだったよ晩ごはん。

来たね、麺様。

となった。

銀杏の妖精というより、なんだかもう麺様がぴったりじゃないかと思って勝手に呼んでいる。
去年までは麺様と呼ぶと、
「麺様ではないぞ、銀杏の妖精ですぞ」
なんていちいち訂正を求められていたわけだが、
今年は流石に諦めたらしい。

なぜ麺やねんと思うが、
麺のマナ（エネルギー）が好きらしい。

これを読んでくださった方の中にも、麺を食べたくなる人が続出するかもしれない。

因みに、最初に現れたと認識した時、なんで来たの？と訊いてみると
土地のエネルギーを整えるのに大変だったらしい。

私は霊能者ではないが、頭の中に浮かぶ情報でどうしても否定できないものが
こんな感じであるのだ。
ついでに言うと、この時その銀杏の妖精さんを認識したのは私一人ではないし、
ビジュアルや発言もすり合わせてみて一致したという。
そんなわけで、多分これは私一人の妄想で終わらなくてよかったとその時から思っている。