見出し画像

#35 コメダに棲まう悪魔、ジェリコ(230616)

どうも。持っているTシャツの8割がよれよれになってきています。


今日も今日とてカフェ活をして参りました。

今日は読書の他に作戦会議(単独)を開きたかったので、長居する客の恋人、我らがコメダ珈琲店に足を運びました。

しかしながら僕は今日ここで、神、仏、地球、読者の皆様、世間、社会、家族、アメンボ、カタツムリ、犬、アライグマ、自分自身そしてピグミーマーモセットに対して懺悔しなければならないことが一つございます。


わたくしは、運動不足であるにも関わらず、調子に乗ってジェリコ(元祖)(くそ甘大容量コーヒーゼリー系飲料)を注文してしまいました。

迷える左利きのひつじは、また一つ、罪を重ねてしまいました。

運ばれて来たジェリコ(元祖)を見て、自身の罪深さを改めて思い知りました。

嗚呼、グラスのなんと大きいことか。それは、わたくしのこの上ない愚かさを象徴しているかのようでありました。

また、背の高いそのグラスから、天上を目指してさらに高く聳えるクリームの傲慢さと言ったら、神への畏れを忘れてしまったかのようでした。
わたくしはそのクリームの尖塔を見るや否や、恐ろしさに駆られ、すぐにそのクリームでできた塔をコーヒーゼリーの海に沈めてしまったのです。

苦味のあるコーヒーゼリーの海に、クリームの瓦礫に含まれる甘味が溶け出していく光景はまるで地獄のようでした。今思い出しただけでも全身の震えが止まりません。

そして何と言っても、そのコーヒーゼリーの海の暴力的なまでの深さには、阿鼻叫喚するほかはありませんでした。
あれはもしや、地獄そのものだったのではないでしょうか。と言うのも、質量が尋常ではなく、この世の者とは思えなかったのです。

瓦礫となったクリームの下に広がるコーヒーゼリーの海の中では、おそらく凶悪な悪魔が笑いながら優雅に漂っていたことでしょう。きっとそうに違いありません。見えなくとも、わたしには分かるのです。

ジェリコには悪魔が宿っている。いや、ジェリコそのものが悪魔なのかもしれない。そう、ジェリコという名の悪魔。
JELYCOの J, Y, C, Oを取り除き、D, V, Iを加えてなんやかんやいい感じに並び替えると………DEVIL…! はッ…! やはり悪魔!

それもそのはず、あのような罪深い味を出すには、悪魔と契約でも交わさない限り現実においては無理でしょう。

過剰なまでの糖分とカロリーを人々の肉体へ供与する代わりに、強大な後ろめたさをその心根に植え付ける飲み物的悪魔。それがジェリコ。特に甘党の方に強くおすすめしたい。



いつか全国のおいしいコーヒーゼリーを食べて回りたいです。




Acid Black Cherry 『1954 LOVE/HATE』





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?