ととのう。 19.11.9
僕は東北の片田舎に住んでいる。
田舎なので不便なことも多く、一例としては、
テレビのチャンネルが少ない(ローカルテレビ局が少ない)
などが挙げられる。
ただでさえテレビがつまらなくなっているのに、さらに選択肢が少ないと、どうしようもない。
それでも、BSを導入しているため、多少はまだ見る番組もあるが、多くのBS局はご年配向けの穏やかな番組が中心。
そんな中、BSテレ東だけは、地上波の番組をそのまま放送することが多く、マニアックな深夜ドラマを、田舎でも観ることができる。
さて、同局でこの秋始まったドラマ『サ道』。(地上波では放送終了)
大まかな内容は、実在する各地のサウナに、原田泰造さん演じる「サウナー」の主人公が訪れる、という、同局お得意のセミドキュメンタリードラマ。
いちおう「蒸しZ」なる伝説のサウナーを探す、というシーンはあるものの、ストーリーはほぼないと言っていい。
強いて言えば、なぜか同じサウナで必ず出くわす、やはりサウナーの
偶然さん
イケメン蒸し男
との(オールド)ボーイズトークが添えられている。
ちなみに
言うまでもないが
サウナ(風呂)が舞台であるため、番組の三分の二以上は、
主人公含めた男の裸
で占められている。
僕としたことが、初回と二回目の放送を見逃し、三話目から視聴を開始。
ストーリーは、今言ったようにほぼない。
ただただ、風呂とサウナに入る原田さんの、タオルで前を隠した裸と尻を観るだけである。
時折ボカシが入るほど、脱ぎっぷりは良いものの、
正直、微妙である。
演技のことを言っているのでない。
「希少性」の欠如、である。
今でこそ、泰造さんは中堅俳優の顔も持つが、基本的には芸人であり、かつては「裸芸」で売っていた時期もある。
早く言えば、彼の裸は
見飽きている
のである。
となると、残りは偶然さんとイケメン蒸し男になるが、偶然さんこと三宅さんは、「体操のおじさん」もやっているせいか、営業マンという設定にしては妙に細マッチョでリアリティが気になる。
イケメン蒸し男は、その名の通りイケメンではあるが、生々しさが足りない。
そう
リアリティ。
「えっ、こんな男《ひと》が脱いじゃうの!?」
という希少性《インパクト》。
それが欲しい。
それでも
まぁ
今後も見続けるが。
以上は、あくまでも、リアリティを追求した上での意見である。
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