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天気の話なんかして面白いか?

誰にでも刺さる文ってあんまり好きじゃないんですよね。多様性を否定するわけじゃなく、あくまで「好きじゃない」だけなんです。

例えば「寒くなってきましたね。我が家ではもうコタツを出しました。あなたの家は寒さ対策始めてみたでしょうか?」

季節感のある話題で共感を誘う。で、そこから本題に入るわけじゃないですか。例えば人生感や商品の宣伝なんか。

そりゃ共感は大事ですよね。需要のないもの売ってもしょうがないし、購買意欲に訴えかけるための手段としてとても合理的。

でも全然面白くはない。

広ーい範囲の人に呼びかけるために、誰にでも刺さる話題を選びすぎてる。だから、次第に筆者の個性は失われる。

これが1番まずい。

個性がないというのは、筆者に人間的な魅力が感じられないことと同義だと思う。

実際、商品について知り尽くしている販売員よりも、お笑い芸人やYouTuberの方が圧倒的に集客力があるのも「人間的な魅力」に客が惹かれるからなんじゃないですかね?(拡散力のことは一旦置いておいて)

宣伝が上手いなぁと感じる会社はだいたい「人間的な魅力」を上手く使っているなぁ、って思います。

Twitterの「SHARP」「TAKARA TOMY」の公式アカウントはかなりふざけていて、え、これ会社としてokなの?って思っちゃうぐらい。でもめちゃくちゃ面白い。

なんにせよ、誰にでも刺さる話題ってのはいつか捨てる覚悟を持たないと「誰にもそこまで刺さらない」ことになっちゃうだろうなぁ。終わり


ローズヒップティーにミルク入れたら血まみれのスノードームになっちゃった画像

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