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150年の時代(とき)を超えて融合した歴史的瞬間に立ち会えたこぎん刺しプロジェクト

3月3日弘前れんが倉庫美術館スタジオBにて、こぎん刺しのウエディングドレスmariageの完成披露トークイベントを開催することが出来ました。
前日からの暴風雪でアクシデントもあり、当日は関係者はもちろんご来場予定の一般の方々も本当にいらっしゃれるのだろうかと心配でした。

そんな心配をよそに、お手伝いをお願いしていた関係者は予定時間よりもずっと早くからスタンバイして下さり滞りなくイベントを開催することが出来ました。

『こんなにテキパキ、スムーズに全員動いているイベントは見たことないです』とデザイナーの武智さんも驚いていらっしゃいました。

さて今回のイベントは驚きや感動があり過ぎてここには書ききれないのですが、今日は一番肝心なウエディングドレスについての感想で嬉しかった事をご紹介させて頂きます。

私は2016年にKogin de Jewel®︎として、宝石のように輝く様なこぎん刺しがあったらと思ってやっていたことが今回の展開となりました。

時々思うことは、歴史を壊すことなく大切に伝え続けているこぎん刺しの第一人者の方々からは邪道だと思われ眉をひそめられているのではないかと思い、この8年間、特にその様な方々とは面識もなく、自分から訪ね歩く事も全くなく、自分の思うこぎんへの理想だけを追いかけていました。

今回、このプロジェクトに関わって下さった神戸在住のドレスリメイクデザイナー武智さんと出会ったことで、今頃になって、私が青森県のこぎん刺し第一人者の皆さまと初めて出会うこととなったのです。

このご縁は不思議すぎて長くなるのでここではやめておきます。

今回の完成披露トークイベントでご登壇頂いた『佐藤陽子こぎん展示館』の佐藤陽子先生からは、とにかくドレスもモデルも褒めて頂き、デザイナーはもちろん、こぎんを担当した阿保にもとても良くして頂き、イベントの動員についてもとても助けて頂きました。

中央:佐藤陽子先生

イベント終了後も『皆さんの満足の笑顔が成功した証。今後ともファイト』と温かいメッセージを下さいました

そしてこちらも驚きの引き寄せでたまたまイベントにご来場下さった『ゆめみるこぎん館』

の石田舞子さん
とても熱いメッセージを頂きました

明治のこぎん刺しと令和のkoginドレスが並んだ瞬間

石田舞子さん撮影

中央:撮影中の石田舞子さん
Instagramより

そしてご挨拶下さった時も、『先人の思いが叶った瞬間です❗️素敵なドレスをありがとう❗️』と熱く仰って下さり、これまた私も泣きそうなくらいありがたい言葉でした。

美しいものに憧れることはいつの時代も普遍的なことなのだと再認識しました。

新しい事を受け入れて下さったお二人に感謝しながら、こぎん刺しを愛する人ばかりではなく、『こぎん刺しを知らない』あるいは『あまり好きじゃない』という層にアプローチできるKogin de Jewel®︎でありたいと思います

今回は特にこのおふたりの言葉に、何だか自分がやってきたことが認めて貰えたような幸せ過ぎる出来事でした。

つづく

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