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2023年秋アニメを大量に眺めてみた【個人的評価・感想65連発】

というわけで2023年10-12月に放送されていた
2023年秋アニメをだいたい見終わったので
こちらに総括した感想を記したいと思います。

ちなみに2023年夏アニメの感想はこちらに記しておりますので
よかったら眺めていただけると幸いです↓


【甘口】面白かったもの

まずは面白かったものです。50音順。
※★は満足度です。5点満点。

【アイドルマスター ミリオンライブ!】★★★★☆

大手事務所の新人アイドルによる王道アイドル奮闘記。

総勢39人の大型ユニット"MILLION STARS"のデビューを追った群像劇。
大所帯なので、いわゆる"坂道系"のアイドル活動をアニメに落とし込んだような印象を受けた。
登場人物は果てしなく多いけど、明確に主人公を一人設定しているので
物語への没入感は散漫になっておらずしっかりと仕上げられている。

物語も、それぞれの家庭の事情から先輩のステージを見ての葛藤、
ライブ中のトラブルを乗り越えて演出するといった王道で非常に見やすい
個人的には最上静香の吹っ切れ方が良かったかな。応援したくなる。


【新しい上司はど天然】★★★★★

クールな上司の天然ドジに心癒されるサラリーマンコメディ

元職場でのパワハラで心を病んだ主人公が
転職した先で出会った先輩上司がクールなのにド天然で
トラウマが徐々に克服されていくストーリー展開。
見心地はちょっと前の【クールドジ男子】に非常に近く
ささやかな"あるある"ドジにほんのり笑かされる内容である。

無表情で天然をかます姿も去ることながらそもそも単純に非常に優しく
誰もがこんな上司が欲しいと思うであろうホワイトな職場で羨ましい。
それにしてもこの上司がやるドジ、心当たりが結構あるんだが……


アンダーニンジャ★★★☆☆

現代に生きる忍者を題材としたシュールコメディアクション。

無職でニートな青年が主人公で、様々に風変わりな忍者が登場する世界観
時系列がごちゃごちゃしておりほぼ回想がメインで場面が切り替わる。
ハゲで太った子汚いおっさんの正体が美女だったり美少女が鼻くそ食ったり
一筋縄ではいかないキャラ設定が花沢健吾ワールド全開。
普通の人物が一切登場しないと言っても過言ではない。

主人公が表情変えず淡々と非常識な言動したりするのでとてもシュール。
しかも最終話で死亡。普通のアニメに飽きた人が見れば超面白いと思う。
モブは容赦なく切り捨てるあたりもスリリングで引き締まる構成である。


【アンデッドアンラック】★★★★☆

「不」のつく現象を異能として発露するバトルアクション。

触った相手に不幸をもたらす少女と不死身の青年を中心に
異能の力を持った者達の組織ぐるみのバトルダークファンタジー。
不死の男がヒロインの能力で死ぬことを目的としている歪なラブコメでもある。身体切断の描写も多いため割りとスプラッタなのがちょっと注意点

アクションシーンがかなり気合が入っており大迫力。
キャラごとの背景も深く描写されていて感情移入もできるし
否定者の能力が言葉遊びのような理屈的な側面もあり
反作用とか化学に抵触してそうで凝った設定好きにも刺さりそう
不干渉のキャラは不覚にも感情移入してしまうほど。助けてあげたいね。


【ウマ娘 プリティーダービー Season 3】★★★★★

実在する名馬達の美少女擬人化スポコンアニメ

史実を元に名場面をドラマティックに繋ぎ合わせて演出するこのシリーズ。
第3シーズンはキタサンブラックという名馬を中心に描かれた。が、
第一話からドゥラメンテというサプライズウマ娘が登場。沸かせた。
これまでのシリーズに比べるとなかなか勝てないレースが多いが
ファンからの声援でチカラを得る最も主人公らしい主人公だったように映る。サトノダイヤモンドという親友にしてライバルという存在も含めて。

第一期の劇的な交代劇や第二期の不屈な精神といった派手さはなかったが
ファンの期待に応えたいという純真さで今作も十分楽しめた作品だった。
現実のレースを詳しく知ってる人と見たら一層楽しめること間違いなし。


【MFゴースト】★★★☆☆

【イニシャルD】直系の公道自動車レースアクション。

馬力の低い車種で有名な高級車に挑む成り上がりレースバトルもの。
主人公は日本で生き別れた父を探す目的で搭乗しレースに参加。
それに一目ぼれした同居人のヒロインとのラブコメも随所で描かれる。
圧倒的な操縦技術で弱いマシンで勝ち上がるカタルシスが気持ちいい。

正直車が大嫌いな自分には合わないと思ったが
アニメとしては普通に見られた。スポコン見てるのに近い感覚。
主人公の素直さとヒロインのいじらしさがちょうどいい塩梅。
すっごい途中で終わってるので2期もあるかな?


オーバーテイク!★★★★★

フォトグラファー視点で描くカースポーツアクション。

大したスポンサーもいない弱小チームによるカーレース奮闘劇。
下位から始まって優勝するまでを描くヒューマンドラマ
――を描くアニメなのだと思っていた時期が私にもありました。
人物を撮ることができなくなってしまった写真家にも焦点が当たり
震災とも向き合う内容にまで発展したのが最高潮。

「オーバーテイク」が「カーレースで追い抜く」という意味の他に
「震災や自然災害に遭う」というダブルミーニングになってるのが鳥肌。
最終優勝したもう一人の主人公の操縦者の笑顔を撮れてほんと良かった。

あと制作が【アルドノアゼロ】と一緒らしい。道理で琴線に触れるわけだ。


【陰の実力者になりたくて! 2nd season★★★☆☆

重度の中二病による異世界ファンタジー風シリアスコメディ。

普通に見ればよくあるおれつえー系異世界ファンタジー。
妄想で架空の敵を設定して暗躍していたが実はそれが実在していて
ほんとに大活躍していることを当の本人だけが自覚しないまま物語が進む。
なんとなくかっこいい台詞を気に入って口にしているだけでそこに本位はなく、周囲がそれを都合よく解釈するためコメディリリーフに映る
まったくかみ合わない会話劇が進んでしまって結末になるのが面白い。

本筋だけを見ると正直何も面白くないのだが、それら全てを振りにしてるので、人に面白さを説明するのが難しい作品である。個人的には好き。


鴨乃橋ロンの禁断推理★★★★★

無意識に催眠殺人を発動してしまう失格探偵によるミステリー推理作品。

推理後に犯人を自殺に追い込むという致命的欠陥により探偵号を剝奪された青年が主人公で、その催眠状態の犯人をとっさに助けに入れる熱血警察官を相棒に迎えて挑む探偵推理アニメ。
彼のまっすぐさが主人公の殺意を相殺できる唯一のパートナーなのだ。
正直そのファンタジー設定が蛇足だと思ってしまう程度に肝心の推理パートが普通に面白く、少年漫画向けミステリーとして十分な魅力となっている。

事件やトリックは【金田一少年の事件簿】レベルで易しいので
主人公のいた組織等設定への追及を第2期があるとしたら見てみたい。


クズ悪役の自己救済システム★★★☆☆

ゲーム内のキャラに転生する異世界ファンタジーギャグコメディ。

膨大な伏線を回収しないままゲームクリアとなってしまう、所謂クソゲーの
その悪役に転生してしまう
主人公がなんとかバッドエンドフラグを回避して
システムの縛りが強く自由があまり効かない中
キャラ設定を壊さずにストーリーを改変していく異世界ファンタジー。
縛りプレイがハード過ぎて悪態就いて減点されてくのがおもしろい。

相変わらず中国産の欠点としてキャラデザがすべて似ていて見分けがつかず
名前も覚えづらい
のだが、それを補って余り面白かった。
シリアスが笑いになるので【陰の実力者】に見心地が近い。


薬屋のひとりごと★★★★★

薬学の知識で解決する中華風ミステリー。

薬師の元で育った主人公が人攫いに遭い後宮に売り飛ばされたところからスタート。始めは目立たないように振舞っていたがとある事件をきっかけに
上官に気に入られ、本人が望む望まないにかかわらず事件の解決に勤しむ。

官女の視線に敏感で時に受け流したり時に真っ向から反対したり内心は苛烈
で、厄介なしがらみを論破する様は爽快。地頭がいいから弁も立つ。
色恋に全く興味がなく、化粧でむしろ醜く装ったり、極端に美形な上官を疎んだり、毒に耐性がありすぎてむしろ恍惚になったり、いろいろと変人。
そんなキャラクター性と本格ミステリーが合致して今期覇権。
悪いとこが見当たらないくらい面白い作品と太鼓判を押せるでしょう。


ゴブリンスレイヤーII★★★★☆

ひたすらゴブリンを狩るエグ目のダークファンタジー

第1シーズンに続いて主人公がゴブリンにしか興味ないのは変わらないが
当初では信じられないくらい仲間をちゃんと頼って連携する成長を見せている。序盤は硬派な印象があったが今期は意外と美少女フューチャーも多かったのでは。そういう意味では柔軟になった変化を楽しむ本編だったかも。

IIの第1話のゲストの少年が非常にうざく鬱陶しく感じたが、まぁそれも
主人公の成長した姿を描写するのに必要な材料だったのかもしれない。
他のキャラも活躍し世界観が広がった今季だったのではないだろうか。
「ゴブリンか」とかいいつつ【ド天然】を演じてたかと思うとまた面白い。


SHY★★★★☆

極度の恥ずかしがり美少女によるヒーローバトルアクション

全国各国にヒーローがひとりずつ存在する世界観。
日本のヒーローは極度の引っ込み思案である中学生の少女で
内気ながら人一倍心優しく正義感溢れる主人公である。
とある救出劇で友達一人重症を負わせてしまったことを深く悔やむほどに。
敵が精神に干渉するタイプでヒーローのトラウマを穿ってくるのがいやらしく、バトルアクションと並行して内省的な側面もある戦闘となっている。

一見一癖も二癖もあるヒーロー陣だが、それ故に人間味もあり面白い。
まさか大酒ぐらいのキャラにそれに至った深い理由があったなんてね。
友情、家族愛とテーマが人情味あって見ごたえのある作品でした。


邪神ちゃんドロップキック【世紀末編】★★★☆☆

美少女だらけの亜人不条理ギャグアクション

なぜか年末に一話だけ放送されていた。
【北斗の拳】パロディが著しく、素直に怒られろと思うような内容。
あいかわらず邪神ちゃんはゲスいしオチも投げっぱなしだが
それが邪神ちゃんクオリティ。
安心安定の不条理アニメそのままでした。


シャングリラ・フロンティア★★★★☆

クソゲーマニアによる神ゲーフルダイブバトルアクション。

フルダイブVRが一般的になった近未来が舞台で、副題が示す通り
クソゲーをこよなく愛する主人公が珍しく神ゲーに挑み
常人とは異なるプレイをして攻略していく冒険ファンタジーである。
意図せず隠しイベントで裏技を習得する辺り【防振り】と少し似ているが
精神が好戦的なのでズンズンと強敵に挑んでいく爽快感が味わえる。

風貌が鳥頭を被った上半身裸なのでイロモノっぽい
割と王道なバトルファンタジーしていると思う。ちゃんと面白い。
最初の大ボスにかけられた呪いをどう処理するのかが見ものだ。

関係ないけど主人公とヒロインの中の人が結婚しました。おめでとう。


16bitセンセーション ANOTHER LAYER★★★★☆

美少女ゲームをこよなく愛する美少女のタイムスリップSF

自身のキャラデザでゲームを作りたいという夢を持っていたイラストレーターの主人公が、現勤務先では背景しか塗らせてもらえないことに不満を覚えていたところ、老舗で譲ってもらったゲームソフトを開封した瞬間
そのゲームの発売年へとタイムスリップしてしまうというストーリー。
その先の行動如何によって元の世界が少しずつ改変されていくが――

当時の美少女ゲームの製作現場の状況での主人公の反応は超楽しかったが、はたして未来改変要素は必要だったのかと疑問。
途中のギャルゲー懐古主義までは最高だったんだけどなぁ。
漫画原作をそのままアニメ化したほうが自分好みだった可能性が微レ存。


呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変(第2期)★★★★☆

呪術を題材にしたダークバトルファンタジー。

渋谷事変も大詰めで、大迫力のバトルシーンが火を噴く!!
強大な呪力バトルが動くわ動くわ壊すわ壊すわ。
大敵を前に重要人物も死亡し驚きの展開の連続で飽きさせない。
とにかく制作陣渾身のアクション作画が圧巻の一言だった。
怒涛の強敵ラッシュでもはやだれが強いのか麻痺ってくる。

メインヒロインが退場してしまったのだが果たして復活はあるのだろうか。
個人的に好きなキャラはあまりいないのでバトルを楽しむ作品である。
あ、でも乙骨が出てきたとこは燃えたかな。映画主人公かっこよす。


進撃の巨人 The Final Season 完結編★★★★★

人類VS巨人の戦争ダークファンタジー。

人類VS巨人とは書いたが、まるでその意味合いが随分と変わってしまった。
実は第2シーズンまでしか見てなかったのでこのタイミングで第1期からすべて履修。この完結編まで全話走り抜けました。まさかこんな展開になっていたなんて!壁の外に繰り出してからこうなるとは。こんなの予想できない。

ネタバレはしないほうが面白い作品なので是非初見で楽しんでください。
途中しばらく調査兵団が出てこないところは正直退屈かもしれないけど。
でも全部見終わったあとカタルシスが凄いです。是非ご覧あれ。


SPY×FAMILY Season 2★★★★★

スパイと暗殺者と超能力者のシュールコメディアクション

スパイ活動の一環で家族を構成しなくてはならなく、結果的に娶った妻が暗殺者で保護した子供が超能力者、というのを下地にしたシュールコメディ。
主に超能力者の子供がトラブルメーカーとなり活躍する内容。
今期は大筋として豪華客船編。母のド派手なバトルと父の爆発物解除と
娘の機転で何とか難を逃れる大スペクタクルだった。
娘が"母の刺すやつ"投げ込んだの一番のファインプレーではないだろうか。

こちらもさすが話題作なだけあって作画も構成も安定で完璧。
シーズン1と変わらぬクオリティで十分楽しめた。


聖女の魔力は万能です Season2★★★☆☆

女性向け異世界転生ファンタジー

Season1を見ていない状態で見てしまったが何となく状況は察し、
主人公の治癒能力に国のお偉方はそこを認めてチヤホヤしていると判断。
なんとなくその能力の万能さは周知させずに留めておこうという傾向。
ただ事情を知っているイケメン何人かから密やかなアプローチを受けている状況なのかなと推測。最後想いが通じ合ってよかったねといった具合。

主人公がそんなに色恋に積極的でなく受け身なのが奥ゆかしくてかわいい
登場人物が見事にイケメンばかりなので逆ハーレムに映るが一途でいい。
……一期からちゃんと見直したいなこれ。
ヒロインがかわいいで一気に見られる類の作品です。


世界の終わりに柴犬と★★★★☆

ポストアポカリプスを柴犬と歩く緩いコメディ。

地上で人類は主人公一人となってしまったが特に絶望感もなく
妙に理屈的で人語も話せる飼い犬とまったり冒険する。
双方、終末世界観特有の悲壮感は微塵もない
普通に宇宙人とか妖の類も出てくる。もうなんでもありだな。
だいたい妙にドライな主人公に柴犬が問題定義を提示し無下にいじられるという構図。ひたすらに緩くその空気感が面白い

今期放映されているのは「吹き替えチャレンジ」のほうで、
とあるVtuberとベテラン声優が担っていてこっちはこっちでいい空気感。


葬送のフリーレン★★★★★

魔王討伐を果たした勇者御一行のその後日談を綴る冒険ファンタジー。

勇者の寿命が尽きたところから始まり、次に寿命の近い僧侶の元でヒロインを授かり戦士の教え子も引き取り、始めは疎いながら3人旅をすることに。
その旅を続ける中で勇者の痕跡を見つけたりするうちに勇者の本意等を知り
少しずつ後悔したりやりたいことを見出してく超牛歩ラブコメにも見える。

かつての仲間を見送ってきた意味と、魔物を大量に屠れる能力と、
二つの意味で「葬送のフリーレン」と呼ばれた辺りがタイトル回収ポイント。普段無表情の癖に手を抜くことに全力なところがかわいい。
この物語は【ARIA】のように日常の些細な幸せを探す物語だと思っている。

間違いなく【薬屋のひとりごと】と人気を二分する覇権候補でした。


ダークギャザリング★★★★☆

幼女とのオカルト心霊バトルサスペンス。

霊媒体質である主人公が過去に幼馴染と共に霊障に遭い引きこもりに。
大学入学を期に社会復帰を誓い家庭教師を始めると
そこで心霊スポットに赴いては悪霊を収集する天才幼女と出会う。
強い霊を集めて亡き母親を追いたい少女と幼馴染の呪いを解きたい主人公の利害が一致し、悪霊狩りへと全国各地の心霊スポットを巡るお話。

悪霊とのバトルものでもあるのでオカルトホラーアクションでもあるし
ちょっと危険な思想な幼馴染とのラブコメでもある。
霊障の表現は普通に怖くなかなかにエグくゾクゾクするし
個人的には同じ呪霊バトルものである呪術廻戦よりも面白い。


盾の勇者の成り上がり Season 3★★★★☆

超ハードモードの異世界ファンタジー

異世界に召喚されてすぐ全国民から忌避されてしまい
超人間不信に陥ってから成り上がっていく物語で
最初はそれはそれは心苦しい展開が繰り広げられていた。
Season3ともなると成り上がり要素は一段落し、
敵対している他の勇者との協力を取り付けることに奔走する。
他の異世界転生モノとは違い基本主人公一人では何も解決できないのが見どころ。人間不信を拗らせていたので基本亜人が活躍するのも良い。

やはりストーリー序盤の超逆境からの逆転劇が面白かったため
最近は安定してきちゃったなぁと一抹の寂しさもある。笑
それでも一定の面白さは担保されているので楽しませてもらっている。


ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~
★★★☆☆

断頭台エンドを回避するために奔走する転生ファンタジー。

革命がおこり3年幽閉されたのちに処刑されたが
なぜか目覚めると8年遡った自分に転生してしまう。
その記憶と日記を頼りにそのバッドエンドを回避するため
自由奔放だった過去を悔い改め人間関係を修復するための物語。

――が、基本わがままな部分は変わっておらず中身もポンコツ
未来を知っているためそうならないように行動するのがせいぜいで
周囲が都合よく勘違いしてくれて何とか威厳を保っている状態。

シリアスが続かずそういうズレた展開があるのが退屈しなくて面白い。


でこぼこ魔女の親子事情★★★☆☆

見た目がデコボコな母娘を描くドタバタコメディ。

幼い容姿のほうが200歳を超える魔女で、ある日人間の子供を拾い
大人っぽい容姿のほうがそこで育てられた子供という
見た目があべこべなのがタイトルの由来。
子のほうがかなりお転婆でトラブルメーカー
母への愛が強すぎて近寄ってくる男性をとにかく散らしてしまう。
母の友人も濃い者揃いで一筋縄ではいかない。

正直これといって特別面白い要素もないのだが問題点もなく
安定したギャグコメディを供給できる良作。


デッドマウント・デスプレイ★★★☆☆

現代に転生した死霊使いのバトルアクション

いきなりヒロイン惨殺という第一話だったので命の軽い作品かと思ったが
主人公を死霊使いとしながらもそれ以降は主要人物はなかなか退場しない。
サイコパスやら同性愛者やら変人やらで登場人物が一癖あるものばかり
裏社会の構成や異世界からの干渉やらでストーリーも一筋縄ではいかなく
宗教的だったり心霊などの要素もあり複雑に絡み合う。

第2クールはバトル中心で各所で異能バトルが繰り広げられる。
作画もよく迫力があり見ごたえは十分。
思惑が交差する群像劇の部分のほうが個人的には面白い。


転生したらスライムだった件 コリウスの夢★★★★☆

大人気【転スラ】の短編アニメ。

第1期と第2期の間に起こった出来事を映像化したもので
王位継承戦の真っ只中である隣国に潜入して活躍するスパイ活劇
悪魔や吸血鬼が介入してきて混迷を極めるその争いを
あんまり主人公がスライムである利点は活かさずに
生前の人間の姿で潜入捜査に勤しみ、どう解決していくかが見どころ。

映画版【紅蓮の絆】も見に行ったくらいには好きな作品なので
安定して面白い。


Dr.STONE 第3期★★★★★

原始生活に科学を持ち込むサバイバルサイエンスファンタジー

石化装置を巡るバトル活劇終焉!石化装置を手に入れた。
一度石化してから硝酸の復活液を浴びるとあらゆる怪我や病気も治ることから、その事象を「ドクターストーン」と呼びついにタイトル回収。
あとは、誰がどういう目的でこの装置を開発したのかを考察するのみ。
クラマックスが近づいていることを予感させる。

物語が進行する随所に挟まれる科学知識が非常に興味深く、
思わず試したくなるような知識が豊富でそこが見どころ。
ずっとワクワクさせられる、童心を思い出させてくれるような作品である。


Paradox Live THE ANIMATION★★★☆☆

近未来HIP-HOPバトル群像劇。

幻影を意識的に発生させステージをファンタジックに演出できる
特殊なアクセサリー
を駆使してラップバトルをするライブが人気な世界観。
4組のHIP-HOPグループをシリアスに描く群像劇で
全員がそれぞれ仄暗い過去とトラウマを抱えそれと向き合う内容である。

正直ラップが大嫌いなので映像はかっこいいけどライブパートは無関心。
純粋にヒューマンドラマのほうを楽しみに眺めていた感じ。
この世界観でヴィジュアル系を描いてくれていたら間違いなくハマっていた
と思えるくらいには悔しいけど面白いと感じた作品である。


B-PROJECT ~熱烈*ラブコール~★★★☆☆

王道男性アイドル群像劇。

もう3期くらいになるのかな?
所属アイドルが軒並み売れ出して、事務所に新しい波として
Vtuberユニットを加えるところからスタート。
彼らとの接触による問題事や相乗効果を演出する。

他のアイドルアニメとは違い、女性マネージャーが主人公として描かれているため、よってマネージャーの苦悩が随所で表現され
正直元マネージャーである自分にとってはトラウマであり思い出であり
いろいろ複雑な思いを感じながら共感できるという不思議な感覚。


ひきこまり吸血姫の悶々★★★★☆

引きこもり吸血鬼のファンタジーバトルコメディ。

いじめが原因で3年間引きこもっていた主人公がある日
父親によって勝手に将軍位に就任してしまい悩ましい日々へ。
ちゃんと凄まじい能力は備えているが自我がある時は行使できないため
自覚はしておらず、分不相応な立場に戦々恐々している様を楽しむアニメ
主要キャラは美少女ばかりなので百合要素もちょっと感じる作風。

とにかくかわいい。美少女ファンタジーとして優秀である。
戦争ものな側面もあるが基本不死なのでギャグ要素が高く
気軽に見られる美少女アニメである。


豚のレバーは加熱しろ★★★☆☆

豚を主人公にした異世界転生ファンタジー。

擬人化とか亜人とかというわけではなくもう完全に見たまんま豚が主人公
畜生のためか名前もないためヒロインからも「豚さん」と呼ばれる。
ヒロインが読心術を備えているため一応言葉は通じるが
豚以上のことは何もできない。というのが特徴。
なぜ読心できるか、とういう理由付けは後半で明かされた。

主人公が多少卑屈ながら好青年で好感。そんな彼のゲスい妄想癖を受け止めるヒロインも健気でかわいい。この二人の掛け合いがいい。
所々作画が怪しく最終話が延長中。いろいろ惜しい作品。


冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた★★★★☆

信じて送り出した娘が期待通り出世したハイファンタジー。

最上級ランクまで昇進した拾われ子の少女が主人公。重度のファザコンだが王国からの依頼で多忙なためなかなか田舎へ帰れないのが悩み。
若き日に片足を失って冒険者から身を引いたが優しい父と
それを慕う娘や人々とのハートフル寄りのハイファンタジーである。

父娘両視点から描かれており群像劇として楽しめる内容。
戦績は優秀だが父親のこととなると暴走しがちな主人公がかわいい。
娘が最高位に達したことで思うことがあるのか冒険に未練のある父。
かつての仲間と娘が合流したことで何が生まれるか。
2期を是非期待したいくらいには楽しんで見てた作品である。


暴食のベルセルク★★★☆☆

チート能力で成り上がるハイファンタジー。

自分だけレベルが上がらず親の死を期に都へ辿り着いたがろくな職にもつけず、極端に腹が減るだけの残念スキルだと思い込んでいたが
初めて盗賊を討伐したことでスキルが本領を発揮し覚醒。
最底辺から膨大な戦闘力を有す成り上がりストーリーである。
導入はそれっぽいが珍しく異世界転生モノではなく初めからファンタジーな世界観。ただステータス表記が視認できたりとそれっぽい要素は多い。

しゃべる剣が相棒だったりチート能力だったりご都合主義な展開も多いが【盾の勇者】同様こういうストーリーが好みの様で楽しんで視聴できた。


僕らの雨いろプロトコル★★★☆☆

eスポーツを題材にしたラブコメ。

赤字続きのゲームセンターのために一念発起し、5人一組の
対人ガンシューティングのオンラインゲームでプロゲーマーを目指す。
……のだが、いかんせんアニメ内の肝心なそのゲーム画面がよろしくない
一昔前の粗雑な3Dで全然何が上手くいってるのかわからない。
ぶっちゃけそこさえよければもっと評価が上がってもいい作品だと思う。

よって妹VS幼馴染VS女優の正妻戦争ラブコメが見どころ
オリジナルアニメのため先の展開は誰にも読めなく
ちょっとヤンデレ気味の妹が怖くて面白かった。
私は「ばくれつくん」応援派です。彼女周辺のストーリーが良かった。


魔法使いの嫁 SEASON2★★★★★

薄幸少女と異形の魔法使いとのシリアスファンタジー作品

不器用でじれったく、たまにアクションの異形ファンタジー。
なんとなくこの作品はすべての差別を均すようなストーリー構成をしてるような気がする。とにかく優しい世界。いや、優しくあろうとする世界観。
人間不信のキャラが多く関係性がゆっくり氷解していくのを眺めるアニメ。

テンションはずっと低いが温かみのある話が多く
優しすぎる主人公の後先考えない危うさが物語を引っ張る
正直黒幕が誰かはだいぶ序盤から予想できていたが
それでも引き込まれるストーリー展開はお見事。面白かった。


ミギとダリ★★★★☆

双子を巡るシュールギャグ&ミステリー

養護施設で暮らしていた双子がとある老夫婦の養子として嫁ぐが
その夫婦は「一人」を欲していたので二人一役で巧妙に取り入る。
視聴者は双子であることがわかっているので、シリアスな展開でも二人一役で様々な日常生活を行うことがシュールなギャグに映るという特性を持つ。
さらに双子の目的が亡き母親の復讐というミステリーも加わり
コメディとサスペンスが絡まり合うという不思議な作品である。

途中まではくだらないけど面白いなぁとちょっと引いていたが
最終話で老夫婦がちゃんと「二人」を認識していたと知って号泣。
くっそ、こんなのに泣かされた!と不思議な感情を抱いてしまった。拍手。


め組の大吾 救国のオレンジ★★★★★

レスキュー隊員リアリティ群像劇。

事故や災害で発生したその他もろもろに対応する特別救助隊員の奮闘劇
幼い頃に大規模災害に遭い命からがら救助された過去を持つヒロインや
救助のためならどんな手法も厭わない変人な同僚とともに
人命救助というシリアスな場面を描く。

現場の緊張感がありありと伝わってくる作画で
事故現場の過酷さ、一人一人の命の尊さがよくわかる作品。
ちょっと不器用で直情な主人公設定で少しだけ共感もできる。
昨今の「なろう」系やチートとは対極にある硬派なアニメである。


るろうに剣心 ー明治剣客浪漫譚ー★★★★★

稀代の名作、明治剣客浪漫譚、令和に復刻。

名作も名作なので今更あらすじも必要ないだろうが
江戸から明治へ時代が移り、刀を持つことはやめなかったが殺しはやめ
圧倒的な剣技で身の回りの事件を解決していくとある流浪人のお話。
平成初期の作品なので多少古臭さはあるが今見ても秀逸の物語である。
それを現代のアニメ技術で完全再現。テンポもよくなり作画は綺麗。
声優は全交代してしまったが個人的には違和感は薄く十分満足。
特に絵柄が現代風になってるのでとにかくスタイリッシュな印象となる。

何度も読み返した大好きな作品なのでストーリーに不安はない
あとは順当に最後まで描き切ってくれればそれだけで傑作になるのだ。


私の推しは悪役令嬢。★★★★☆

ゲームの中に異世界転生した悪役令嬢百合ラブコメ。

一般女学院生が主人公で悪役令嬢がヒロイン。
だが主人公が押しが強く悪役令嬢側がタジタジになる展開。
ヒロイン明らかにイジメを彷彿させる態度をとってくるが
主人公特性で能力が高く現世の記憶でゲームの展開も知り尽くしているため
基本的に主人公優位でストーリーが進む。
元々ゲーム内で悪役令嬢が推しということで直接的な表現が多い。

女性同士の恋愛だがノリが軽くハイテンションで見やすい。
美少女ばかりで画面も華やか。安定して面白かった。


【辛口】完走はしました

次に個人的に刺さらなかったものです。50音順。
でも完走する程度には視聴意欲が継続したものです。

【アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】】★★★☆☆

流行り病でディストピアのシリアスバトルアクション。

とにかく作画が圧倒的美麗
亜人設定でケモミミを蓄えたかわいいキャラが映える。
ストーリーはおおまかに二つの敵対する勢力がぶつかり合う抗争で
明確にではないがいちおう主人公側が正義のような見え方ではある。

シリアスで好きな世界観ではあるがわかりやすくはなく、
感情移入もしづらい設定ではあった。
何をやってるのかは全くよくわからないのだが
シリアスな世界観と超綺麗な作画だけで見ている作品。


【カノジョも彼女 Season 2】★★☆☆☆

公認二股野郎の純愛?ハーレムラブコメ。

Season1は見ていないがすでに彼女が二人いる状態からスタート
さらに主人公に思いを寄せる二人が居て、計4人で取り合う構図。
主人公も別にイケメンというわけではなく優しいだけの冴えない男で
美少女ハーレムもの特有のなんでそんなにモテるかわからないタイプ。
よって共感性皆無で惚れてる女性陣がみんなアホみたいに映っている。
二股を許容している時点でなんだか倫理観やらなんやらが壊れている模様。

まぁ多様性と言われてるご時世なのでこういう恋愛も許容していかないといけないかもしれないが、個人的にはものすごい歪なものに感じてしまう。
面白い面白くない以前に全く感情移入できないなぁというのが本音。


カミエラビ GOD.app★★☆☆☆

少年少女による3Dスマホアプリデスゲーム。

オリジナル3Dアニメーションなため原作はない。
浅めの設定と世界観で割と簡単に主要っぽいキャラも退場する様は
【メカクシティ】等ニコニコ動画発作品のような雰囲気を感じる。
キャラデザが大久保篤のそれと一発で分かるデザインで個性的。
弛緩した日常パートとシリアスなバトルシーンでメリハリはあるが
いかんせんストーリー自体がちょっと薄くあまり共感性はない。

面白くなりそうかなぁ、という雰囲気がずっとあるが盛り上がりきらない。
もっとキャラを掘り下げられていたら評価が変わるかもしれない作品。


【川越ボーイズ・シング★☆☆☆☆

男声合唱部による学園青春群像劇。

歌うことは好きなのに人前では躊躇する少年が主人公。
彼を中心に指導者が現れ仲間が増えコンクール金賞を目指す青春活劇。
メンツが問題児ばかり、というのはこういうアニメの鉄板かもしれないが
不良でもなく、それでもくだらないことで口論するくらいの一般人。
言葉を選ばずに言うと個性が薄く、一番個性的なのがクズ指導者。

【AYAKA】でもそうだが、指導者がクズだとどんなに優秀でも見ててイライラする。一応それっぽいこと言って生徒の実力は上がってるのかもしれないが……。とりあえずすべてが今一つ。盛り上がらなかった。


帰還者の魔法は特別です★★☆☆☆

死後13年前に引き戻された転生ファンタジー。

ラスボスを退治したが最後の爆発で全滅。したと思ったら
13年前の自分へ記憶を持ったまま転生していた。
その絶望は繰り返すまいとバッドエンドを回避するために奔走する。
実技試験等はその記憶で優位に進めつつ、来るラスボス選へとより強力な仲間の協力を得られるために仲間のパワーアップを優先する、といった具合。

まず動きがぎこちない等作画が微妙で盛り上がりに欠ける画面。
主人公が先を知り尽くしているため展開も予定調和
個人的にはどこで楽しんでよいかわからなかったアニメかな……。


君のことが大大大大大好きな100人の彼女★★☆☆☆

恋人が100人できると予言された少年によるハーレムラブコメ。

その予言は当たり早速彼女を二人ゲット。続けざまに一人また一人と
一クール終わる頃には六人もの彼女に恵まれる
典型的なツンデレ、お嬢様、引っ込み思案、がり勉、未亡人、と
様々な属性を持った色とりどりのヒロインが現れ
【彼女もカノジョ】も真っ青な展開だが、あっちよりもギャグ成分が高く
それ自体をコメディとしている分こっちのほうがちょっとだけマシ。

マシなだけで、やっぱり倫理的に共感できないので感情が動くことはない。
ひたすら無表情で眺めてました。こういうのは合わないなぁ。


絆のアリル★★☆☆☆

Vtuberに憧れる少女のバーチャルアイドル活動

もともとが美少女なので特に容姿を変えずにアバターとして使用する四人と
マスコットキャラから美少女アバターに変更する男子の群像劇。
パフォーマンス部分の出来があまりよくなくイマイチ凄さが伝わらなかったが第2クールでそこを改善。ずいぶんよくなった印象である。

ただあいかわらず茶番は多く何を見せられているんだろうという気持ちは残ったまま。第1クールよりはマシだったかなと思う程度。
作画はずっときれいでキャラがかわいかったなぁという印象。
結局キズナアイ要素はなくてもよかったかもしれない。


経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。★★★☆☆

非モテとモテギャルの純愛ラブコメ

主人公が友人との罰ゲームで学年一の美少女に告白すると
意外にも成功してしまいそのまま性交してしまいそうになる。
主人公が踏みとどまり、ちゃんと気持ちが向き合ってからにしようと提案すると、ヒロインがその価値観・純粋さに驚き惹かれていく、といった内容。
初恋の美少女が現れた時も好意をぶれさせなかった主人公には好感。

正直【カノカノ】【100カノ】に比べると100倍マシなラブコメである。
起こりえないファンタジーであるというのはどちらも変わらないが。
タイトルが気に食わないのとギャルを好く描くのが趣味じゃないだけで
純愛ラブコメとしては普通に良かったと思う。うん、タイトルが良くない。


攻略うぉんてっど!~異世界救います!?~★★★☆☆

美少女しか出演しない中国産異世界ファンタジー

【クズ悪役の自己救済システム】と同様、死んでゲーム世界へ転生。
微妙に説明不足でなぜ冒険しているのかはよくわからない
とりあえず美少女が美少女と出会い美少女と戦う3Dアニメーション。
中国産にしてはキャラ造形がちゃんと日本的でキャラは個性的。
気軽な異世界ファンタジーとして十分及第点だと思う。

よく動くし表情もころころ変わるのでほんとキャラがかわいい
アクションも3Dでしっかりしているので【RWBY】と見心地が近いかな。
蛇足である後半4分寸劇も日本的で何ならここが一番面白い。


婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む★★★☆☆

追放された令嬢と人間嫌いの魔法使いによるファンタジーラブコメ。

タイトルがあらすじ。イケナイことというのは"度を越えた贅沢"のことで
けしてイヤらしい意味ではない
基本的に登場人物は善人ばかりで優しい世界。
ヒロインを可哀そうと思う暇もなく、そしてヒロインの望むものはささやかなものが多く、結果ただ単に甘々なラブコメが展開される。

主人公が優秀すぎるしヒロインもなんだかんだ便利な特殊能力を持ってるので、これといった問題事が起こらないまま物語が進んでいく。
別に面白くはないけどつまらなくもないな……というのが正直な感想。


最果てのパラディン 鉄錆の山の王★★★☆☆

硬派な異世界転生ファンタジー。

第2期から見ると純粋なファンタジーアドベンチャーに見えたが
どうやらこれも異世界転生モノだったらしい。
ドワーフと共に異変の起きた森へと進出し霊や竜と出会いながら戦い歩む。

美少女が一切登場しない男所帯なパーティはとても硬派に映るが
おっさんばかりでイケメンも少なく故に画面が全く華やかではない
これは第1期を見てない自分が悪いのだが、ストーリーもちょっとわかりづらかった。ちゃんと見れば面白く感じそうだなぁという感想。
第2期だけでは異世界から転生してきたとわかる要素は一つもなかった。


しーくれっとみっしょん~潜入捜査官は絶対に負けない!~★☆☆☆☆

潜入調査官を題材にした情事アニメ

捜査の名目でなんでもエッチに繋げる頭の悪いアニメ。
シリアスを保とうとしているのが滑稽。
そろそろこのシリーズ(アニメフェスタ)見るの辞めようかな……。


忍ばない!クリプトニンジャ咲耶★☆☆☆☆

目立ちたがり忍者の現代戦乱絵巻。

現代に生きる忍者の末裔のイザコザを下地に
ゆるいバトルコメディを展開するショートアニメ。
クリプトが何を指してるのかよくわからなかった。
まぁ、特に見ても何も残らない作品。


【聖剣学院の魔剣使い★★★☆☆

オネショタ学園バトルファンタジー。

遺跡を調査していたヒロインがそこで出会った少年を保護したが
帰り道にモンスターに襲われ彼を庇って死亡。
その少年こそが現代に蘇ったかつて不死の魔王と呼ばれていた存在
眷属にする代わりに彼女を蘇生。以後彼女の庇護下に入りながら
魔王としての再興目指しつつ生活している状態。

なぜか主要キャラが美少女ばかりなのでオネショタハーレム状態。
主人公の見た目のおかげで嫌悪感が幾分か少ない
バトルファンタジーとしては目新しさはなく凡作。まぁ、普通のアニメ。


全力ウサギ(2023)★☆☆☆☆

工事現場のお仕事擬兎化コメディ。

なんだか「全力ウサギ」というワードとなんだか見たことあるビジュアルな気がしたので眺めてみたショートアニメ。
特に面白かったところはない。


とあるおっさんのVRMMO活動記★★★☆☆

フルダイブVRオンラインゲームの冒険ファンタジー。

主人公はヴァーチャルリアリティゲームが趣味の普通のおじさんで
ゲーム内では不遇のスキルや職業を選んでプレイするスタイル。
本人は目立ったプレイをするつもりがないのだがなぜかノンプレイアブルキャラに好かれてしまい悪目立ちする結果に。

まずタイトルがよくない。大々的に冠してる割にはおっさん要素は特にストーリーに関連しないし、「MMO」も正直聴き馴染まない。
やれやれ系なプレイスタイルの割にチート能力を得てしまうのでストーリー的にも「なろう系」と揶揄されて然るべき普通の展開。
声優は豪華だが突き抜ける部分はない惜しい作品。


七つの大罪 黙示録の四騎士★★☆☆☆

大人気シリーズの正当続編冒険ファンタジー

【七つの大罪】終結から16年後の世界。
少年らしい少年が主人公なので対象年齢がちょっと下がった印象
今のところ前作の関連キャラはあまり出ておらず独立した物語っぽい。
ちょっと主人公が子供っぽ過ぎるので本来の少年漫画な雰囲気のため
個人的には物足りないが
前作主人公が出てきた辺りでやっぱりテンションが上がった。
黙して第2クールを楽しみたいと思います。


はめつのおうこく★★★☆☆

魔女の弟子による復讐ダークファンタジー

かつて魔女と人間は共存していたが、化学が発展した人間側が魔女狩りを遂行。目の前で主人公の師匠である魔女が処刑され復讐を誓う。
早々に魔女側と人間側の全面戦争となるが主人公は魔女側にも恨みを抱いてるようで、両成敗のような形で両者ほぼ全滅。騙し合いの様相を呈する。

最初は世界観に惹かれたあまりに残虐描写が多く
だいぶ命の価値が軽く扱われる展開でちょっと辟易した。
もうちょっと会話パートに深みがあれば楽しめそうなのにな。
好みだっただけに惜しい部分が目立った作品。


ビックリメン★☆☆☆☆

【ビックリマン】を題材にしたオリジナルアニメ。

現代と変わらない世界観で【ビックリマン】シールが価値を持つ。
明らかにキャラ造詣がビックリマンに酷似しているキャラが
そのキャラの能力を得てバトルする感じ。

正直【スーパービックリマン】的な懐かしいアニメの雰囲気を期待したが、
蓋を開けてみれば子供向けのバトルファンタジーだった。
中年が見て面白いものではなかった模様。残念。


ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Rhyme Anima +★★★☆☆

ラップバトルアクション。

兵器ではなく言葉が力を持つようになった世界でのテリトリーバトル。
よってテロ活動もラップバトルで行われる世界観。
本人たちは至って真剣なのでシリアスコメディのように映る。
こちらは第二期ということもあり敵対してたチームは全部味方で
共通の敵を倒す構図となっている。

【Paradox Live】は群像劇に重きを置いていたが
こっちはラップを異能バトルのように扱っているため全くの別物。
やはりラップがそもそも嫌いなのでなにやってんだこいつら感が強い。
作画はよくラップバトル画面もかっこよかったのは確か。好みの問題です。


【放課後少年花子くん★☆☆☆☆

怪異譚コメディ。

学校の階段をモチーフとしたイケメン日常コメディ。
なんか芯を食わないと思ったらスピンオフだったらしい。
これだけを見ても何もわからなかった。
いつか本編をちゃんと見る……かもしれない。


ポーション頼みで生き延びます!★★☆☆☆

よくある異世界転生ファンタジー。

死んで異世界に転生してチート能力で大活躍するよくあるアレ。
転生特典は「ポーションしか作れない」という縛りがあるが
ポーション容器というテイでどんな形でも精製できてしまうため
武器や爆薬といった攻撃手段も簡単に具現化してしまう。まじチート。
もっとポーションに頼って生きてほしかった。

とにかくすっごく普通のアニメ。これと言って特徴がない。
ピンチもなければ盛り上がりどころもない。説明に困るほどに。


【星屑テレパス★★☆☆☆

ロケット研究美少女日常系コメディ。

コミュ障すぎてもはや現実では友達が作れないのでいっそ宇宙人に会いたい主人公と、宇宙語を話す自称宇宙人の電波ヒロインのガールミーツガール。
共通認識として宇宙へ飛び立つロケットを飛ばしたいと考えており
そのための技術者や協力者の美少女たちによるSFコメディ。
とはいえ高校生なので現状ペットボトルロケットの作成に留まっている。

ザ・きらら系といえるほのぼの美少女コメディなのでまったりみられる。
ヒロインが電波なのでちょっと見ててキツい部分もあるが。
主人公が【100カノ】の本好きの娘に酷似している。かわいい。


ラグナクリムゾン★★★☆☆

屠竜バトルアクションファンタジー。

行動を共にする少女が本来死亡する場面で主人公が覚醒。
10年後の未来から力を経てその世界戦を覆し窮地を脱する。
……書いてて自分でもよくわからないがまぁそんな並行世界がある世界観。

未来改変能力を持つ敵とのバトルやら魔法とは異なる結界術なる能力やら
やたらと机上の空論設定が目立ち非常にわかりづらい
そういう中二病な設定好きなら楽しめるであろう作品。
ヒロインが両腕欠損していたり相棒が雌雄同体だったりかなり個性的。
いろんな要素が詰め込まれているのでちゃんと理解したら実はすごい面白い作品なのかもしれない。


お口に合わないもの・視聴断念

オチビサン

子供向けです。

キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編

長く続く伝統的サッカーアニメ。個人的には好みではないです。

シャドウバースF

子供向けです。

チキップダンサーズ

子供向けです。

トランスフォーマー アーススパーク

子供向けです。

【ニンジャラ】

子供向けです。

ぬいストーリー

子供向けです。

万聖街

第1期は見てました。

範馬刃牙 2期

興味のある部分が一つもないです。

ポケットモンスター(2023)

いつかちゃんと見てみたい作品。

まついぬ

1話切り。

ヤンキーハムスター シーズン4

子供向けです。

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

子供向けです。

レヱル・ロマネスク2

モノローグアニメでした。

まだ見れてないもの

【悪魔くん】

【あんさんぶるスターズ!!追憶セレクション】

【お嬢と番犬くん

ガンダムビルドメタバース

キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~

グッド・ナイト・ワールド

【東京リベンジャーズ 天竺編】

ドッグシグナル

BURN THE WITCH #0.8

PLUTO

ブルバスター

Helck

ポケモンコンシェルジュ

柚木さんちの四兄弟。


総評

今季は【薬屋のひとりごと】【葬送のフリーレン】の圧倒的2強
世間的にもこの二つが席巻していたように思うし
個人的にもこの二つが圧倒的に面白かったです。
どちらも空気感が独特で、テンションは全体的に低めでわかりやすく盛り上がる部分がないにも関わらず全体的なクオリティで魅せる作品。
どちらも一挙3話同時視聴開始で話題になったという共通点もあります。
どちらも2クール作品なので2024年冬アニメでも継続放映中。

そこに【鴨乃橋ロン】【ド天然上司】【め組の大吾】が追従する感じ
【オーバーテイク】【ミギとダリ】は意外性で良かったです。

やっぱりミステリーが好きなんですかね。
【虚構推理】【アンデッドガール・マーダーファルス】そして【ロン】と
毎季必ず当たり推理アニメがあるのが楽しいです。

【オーバーテイク】はほとんど話題に上がってませんでしたが個人的には推していきたいアニメ。東日本大震災も題材にしているのでその勇気に乾杯。
【MFゴースト】も意外と楽しめましたよ。
カーレースはどちらかと言えば苦手なんですが。
震災と言えば【め組の大吾】もそれを想起させる作品ですね。

もっと評価されるべき枠で言うと
【アンデッドアンラック】と【Paradox Live】を挙げたいところ。
どちらも作画は気合入ってましたし描写も丁寧。

もちろん【Dr.Stone】【まほよめ】【SPY×FAMILY】【るろうに剣心】
【ゴブリンスレイヤー】【盾の勇者】の続き物勢は安定の面白さ。
【陰の実力者】【デッドマウント】もそこそこ。

アイドル物は【ミリマス】も【ビープロ】もそこそこ面白かったです。
【あんスタ】は本編見ないと【追憶】だけみてもしゃーないですが。

ラブコメは今回微妙でしたね……
【カノカノ】と【100カノ】という二股以上を許容する作品と
【キミゼロ】という童貞丸出しな作品で印象最悪。
純愛好きなのでこれは嗜好の問題ではありますが。
【イケナイ教】と【雨いろプロトコル】も惜しい感じ。

異世界転生は可もなく不可もなく。
【ワタオシ】【最果てのパラディン】【聖女の魔力は万能です】【豚のレバー】に中国産の【クズ悪役】【攻略うぉんてっど】。
年代転生の【ティアムーン】【帰還者】【ラグナクリムゾン】。
むしろハイファンタジーの【暴食のベルセルク】【Sランク娘】【ひここまり】のほうが面白かったかも。現代ファンタジーの【SHY】とか。
フルダイブオンラインゲームは明確に【シャンフロ】は面白かったけど
【とあるおっさん】は微妙。

【16bit】は話題にはなってましたが美少女ゲームの懐古だけでよかったなぁ感。
【ウマ娘】はこれまでのような盛り上がりはなかったけど個人的には◎。

といった感じで今季も様々なアニメを楽しめたと思います。
前季と違って
ちゃんと大きく話題になった作品に自分もハマれたのが大きかったかも。
途中【進撃の巨人】を全シリーズ見たというのもあってか
見てないものも多いですね。苦笑
でも今後も見ない作品は増えていくと思います。
一応ニコ動・アマプラ・Dアニメで見れるものは全部見るつもりですが
それ以外でしか見れないものは興味が惹かれたら見る程度で。


Afterword

というわけで、ほぼ完走しました。
徐々に「全部視聴」にこだわらなくなってきてますが……
見れるだけは頑張って視聴してみますので
散文ではございますが参考にしてもらえたら幸いです。

ついに【2万文字】を突破してしまいました。長いな!
年々アニメが増えているという証拠でしょうか。
周りでアニメ見てる人少ないんで
いやこの作品はこう言うところが面白いんだよ!
え、それのどこが面白かったんですか!?

とか是非意見交換をコメントで残してほしいです。

あくまで個人的感想なので意見反論バッチコイ!
ぜひ語らいましょう。


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アニメ感想文

最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!