というわけで2024年1-3月に放送されていた
2024年冬アニメをだいたい見終わったので
こちらに総括した感想を記したいと思います。

ちなみに2023年秋アニメの感想はこちらに記しておりますので
よかったら眺めていただけると幸いです↓

【甘口】面白かったもの

まずは面白かったものです。50音順。
※☆は満足度です。5点満点。

【悪役令嬢レベル99～私は裏ボスですが魔王ではありません～】☆☆☆☆★

レベルマックスでまったり無双する悪女転生ファンタジーラブコメ。

過労で倒れ自分がプレイしていたゲームの悪役令嬢に転生。
自分がゲームにおける裏ボスというのを自覚しているため周囲とは関わらず
幼少期からひたすらレベル上げに専念した結果、桁外れの強さを有す。

転生前から人付き合いが苦手なためそもそも様々な面で認知が異なり
そのせいで周囲から激しく疎まれたりすることも多々あるが、それ以上に
無表情のまま常識外れの行動を連発するのがかわいい。
もちろん恋愛沙汰にも疎く鈍感だったが最終話直前に告白され無事成就。

戦闘面に於いては既に無双状態のため不器用な人間関係を楽しむ作品。
立場的にも設定的にも悪役令嬢ではあるが本人に悪意は一切ないので
そのズレた認識が生むゆるいコメディが面白かった。

【アンデッドアンラック】☆☆☆☆☆

「不」のつく現象を異能として発露するバトルアクション。

触った相手に不幸をもたらす少女と不死身の青年を中心に
異能の力を持った者達の組織ぐるみのバトルダークファンタジー。
不死の男がヒロインの能力で死ぬことを目的としている歪なラブコメでもある。身体切断の描写も多いため割りとスプラッタなのがちょっと注意点。

これまでナレーターを務めていたキャラが劇中に登場しクライマックス。
凝った設定を実に上手く食い合わせて異能バトルとしての説得力があり
演出も相俟って後半さらに面白さのギアが上がったのを感じた。

最後まで作画は崩れず圧倒的なアクションシーンと個性的なキャラを描き切った制作陣に拍手。2クール、非常に見ごたえがありました。

【異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。】☆☆☆★★

動物愛護に溢れるまったり異世界ファンタジー。

転生前に過労死しているのでペットも愛でられなかった過去から
転生特典として「人外に異様に好かれる」という能力を希望し授かり
異世界では動物と戯れることを主目的として生きると決める。

それだけならただの癒し枠に入るのだが、そこに獣人や亜人といった異種間に生じる問題解決の課題が加わり、意外と深みのあるストーリーが特徴。

とはいえ主人公の欲望が動物をもふもふなでなですることなので
幼女の姿に大人の思考力というチートもあり基本的にはまったり癒し系。
子供が動物と戯れる構図が多いので「見るアルファー波」である。
シリアスな場面も平和的に解決していくので見ていて気持ちがいい。

【休日のわるものさん】☆☆☆★★

地球を脅かす悪の組織の幹部の、何気ない休日を移すほのぼのコメディ。

地球侵略を企む悪の軍団に少年レンジャーが立ち向かう世界観、を下地に
作中では主にそこ以外の、休日、いうなれば日常パートだけを描いている。
主人公がかわいいものにめっぽう弱く、とくにパンダにご執心。
勤務中は極悪非道で冷酷無比な悪の幹部なのでそのギャップ萌えが激しい。
ネコに腑抜けにされる【カワイスギクライシス】と見心地が似ている。

特別盛り上がるわけではないがただひたすらに癒しを与えてくれる作品。
主人公も悪の幹部らしからぬ良心の持ち主で、普段は善行ばかりを働く。
声が浅沼晋太郎だったため、個人的にはそこも楽しかった。

【薬屋のひとりごと】☆☆☆☆☆

薬学の知識で解決する中華風ミステリー。

薬師の元で育った主人公が人攫いに遭い後宮に売り飛ばされたところからスタート。始めは目立たないように振舞っていたがとある事件をきっかけに
上官に気に入られ、本人が望む望まないにかかわらず事件の解決に勤しむ。

第一話から起こっていた事件が集約して一つの思惑へ繋がる展開が圧巻。
伏線があらゆる角度で張り巡らされていて隙がない。
大けがを負いながらも間一髪で役人を助ける場面では思わず息を飲んだ。

主人公の父親らしき人物が登場した辺りから更に緊張感が増し
最後には主人公の出生が明らかになったところは思わず感動。
最初から最後まで緩急もあり最高に面白かったと太鼓判を押します。

【外科医エリーゼ】☆☆☆☆☆

悪役令嬢の異世界転生医療ファンタジー。

大元は悪逆非道で最終的に処刑までされる典型的な悪役令嬢。
その後現代の日本に転生し前世の過ちを悔い、「神の腕」と称されるほど卓越した技術を得て医師として成功するが、再び事故で死去。
そして一度目の令嬢の世界へと再転生を果たし、二度目の人生で培った医療知識と技術で周囲の死の運命を回避していく改心ファンタジーである。

本来悪役であった人物がグッドエンドへ改変していくのが悪女転生の見所。一度目の人生では病気や怪我で死亡していたであろう人物を救い
まさにそれを体現するアハ体験が味わえる良作。
中世ヨーロッパ風の世界観の割に現代医療が通じるのは違和感だが、平和が一番なので不問。主人公の医療無双が気持ちいい作品である。

【佐々木とピーちゃん】☆☆☆☆★

魔法使い文鳥と共に現代と異世界を行き来する異能ファンタジー。

冴えない中年の会社員と文鳥という風変わりなバディアクション。
ペットの文鳥が異世界から現代へ転生した大魔法使いということと
その力で魔法に目覚めた主人公が現代では異能バトル、異世界では現代の商品を売ることで利益を得る商業無双の異世界ファンタジーともいえる。

作画が怪しく崩れる場面があったり、どうやら原作の一部の表現が規制され改悪もあったようだが、個人的にはあまり気にならず楽しめた作品。
登場する美少女もみんなかわいいがそれ以上に文鳥もとても愛らしい。
中年主人公というのも他と差別化できており、とても印象が良かった。

【30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい】☆☆☆☆★

フルスペックイケメンと魔法に目覚めた冴えない青年によるボーイズラブ。

「30歳まで童貞だと魔法が使える」という都市伝説で心が読めるようになった青年が主人公。よりによって心を読んだ同僚が自分への好意を抱いていることを知ってしまうところから物語が始まる。

別に設定だけならBLにする必要のない題材だとも思うが、まぁ同性への気持ちは絶対外には出さないか……でもその割には積極的だったような。

その能力は主人公だけのものだけじゃないらしく、同じく30歳を迎えた小説家視点も描かれるが、だからなんでそっちも男性同士なんだよ、となる。
エンディングテーマも含めてツッコミどころが多くて楽しかったです。

【弱キャラ友崎くん 2nd STAGE】☆☆☆☆★

ゲーマーによる人生逆転学園青春ラブコメ。

とあるゲームのトッププレイヤーが学園一の美少女から人生の攻略法を享受されながらこれまでの冴えない生活を逆転するためのリアル人生ゲーム。
学園生活の成功者たるヒロイン並みのリア充を目指して、これまで怠っていた人間関係の改善にスポットを当て、交友や恋愛を経て成長していく。

最初はよくあるラブコメかと思っていたが、いじめ問題を解決した2nd STAGEの6話までを見て「これは面白い！」となり第一期も履修。
陰キャが徐々に人と関わることを覚え人に好かれ人を好いていく姿に感動。
せっかく生まれ拾ったこの命。有意義に使ったほうがいいですよ。
個人的に最後主人公が告白した少女が今期のトップヒロイン。かわいい。

【シャングリラ・フロンティア】☆☆☆☆☆

クソゲーマニアによる神ゲーフルダイブバトルアクション。

フルダイブVRが一般的になった近未来が舞台で、副題が示す通り
クソゲーをこよなく愛する主人公が珍しく神ゲーに挑み
常人とは異なるプレイをして攻略していく冒険ファンタジーである。

2クール目は主に超強敵のユニークモンスター討伐に3人で挑む展開。
原作でも人気の高いエピソードらしく、もともと高かった作画技術が高騰、
ド迫力の戦闘シーンで感動的なエピローグまでを描き切った。まさに天晴あっぱれ。

【アンデッドアンラック】と同様2クール目に入ってからより面白くなった作品。バトル好きなら見て後悔のないアニメだと言えるでしょう。

【戦国妖狐】☆☆☆★★

戦国妖怪バトルファンタジー。

人嫌いの仙道が主人公で人好きの妖狐がヒロインだが、むしろ+αでついてきた青年が性格的にも立場的にも主人公っぽい。

【惑星のさみだれ】の作者ということで最初は同様の雑多な設定のキャラが活躍するよくあるバトルものだと期待していなかったが、中盤
まんまとヒロインの一人である改造人間の決死の攻防に泣いてしまった。

戦国バトルものとしては昔ながらの作風で凡庸という印象だが
そのエピソードだけでも評価したいくらい良い展開だった。
原作完結作品ということなので最後まで見届けたい。

【葬送のフリーレン】☆☆☆☆☆

魔王討伐を果たした勇者御一行のその後日談を綴る冒険ファンタジー。

勇者の寿命が尽きたところから始まり、次に寿命の近い僧侶の元でヒロインを授かり戦士の教え子も引き取り、始めは疎いながら3人旅をすることに。
その旅を続ける中で勇者の痕跡を見つけたりするうちに勇者の本意等を知り
少しずつ後悔したりやりたいことを見出してく超牛歩ラブコメにも見える。

第2クールは魔術師試験編ということでキャラの数が増えるが使い捨てキャラのいない綺麗な配置。それぞれがそれぞれに干渉し影響されていく。
有名な"ミミックに食われまくるフリーレン"も再現され、最後は最強のフリーレンをどう倒すかという展開もありすべての構成が完璧。
登場するキャラのテンションが総じて低いのに空気感で巧妙に演出。
間違いなく今期一番の話題作だったと言えるでしょう。超面白かった。

【ダンジョン飯】☆☆☆☆☆

高純度のハイファンタジー×グルメ作品。

古典的ファンタジー作品に登場するモンスターを現実でも施している調理方法で料理試食しながら踏破していく異色のアドヴェンチャー作品。
一応食料を現地調達する理由として「お金がない」という前提ではあるが
見た目グロテスクなモンスターを食すという所業に苦言を呈すエルフに共感しながらも出来上がった料理の上出来さに屈してメシ顔になるという展開。

そんな飯テロアニメだけでは終わらなく、ドラゴンに食われた仲間を蘇生したりでさらに大きな物語が動き出すあたり一筋縄ではいかない。
これから続く第2クールはさらにファンタジー感マシマシで楽しそうだ。

【治癒魔法の間違った使い方】☆☆☆★★

屈強な治癒魔導士による異世界召喚バトルファンタジー。

異世界に召喚された学生3名だが主人公は巻き込まれてしまっただけの立場で、他の二人は勇者となるが一人だけ救命団へ配属される。
本来治癒魔法使いは後方での支援に回るのが常套だが、この世界ではむしろ誰よりも戦場を駆け回る脳筋集団だったというオチ。そこでの奮闘記。

人を治癒するのはもちろん、そもそも自分の欠損すら自分で治し、いうなればゾンビのような活躍を強いられるのでそこがコメディ要素。
なかなか理には叶ってるような気がするので割と爽快。
シリアスとギャグの成分が半々でとても見やすい作品である。

【望まぬ不死の冒険者】☆☆☆☆☆

アンデッドになって挑むハイファンタジー。

並みの冒険者だった主人公がダンジョンにて竜の強襲を受け死亡。
目を覚ましたら特定条件を満たすと上位種へと進化する不死の魔人へと変幻していた。始めは骨人だったが進化すると徐々に人型へと近くなっていく。
そんな姿になっても英雄への憧れを止められない男の冒険譚である。

モンスターの姿になってしまいあらゆる逆境の最中にありながらも
生前の善行が功を奏しており無自覚ではあるが周囲からは慕われていて
いろんな人がいろんな形で好くしてくれる。優しい世界。

特に魔物になってしまって真っ先に頼ったヒロインとの関係性が新鮮で
生前さんざんしていた苦労が報われるようなストーリーが素晴らしい。
特に孤児院の一件は泣きました。めちゃくちゃ面白かったです。

【HIGH CARD season 2】☆☆☆★★

トランプをモチーフにした特殊能力現代バトルファンタジー。

全体的にオシャレな雰囲気を纏っており大人のバトル物といった具合。
最初はその気取った感じが少々鼻についてたが
キャラの掘り下げや関係性の展開により印象が好転。
普通に異能力バトルとして優秀だったように感じる。

ちょっと説明不足な部分もあって分かりづらいところもあったが
一応見てれば気付ける程度の仕掛けでちゃんと楽しめた。
絵柄や構図がずっとかっこよかったしOPED主題歌も好印象。
一期が面白かったならそのまま継続で見られたと思います。

【姫様“拷問”の時間です】☆☆☆★★

いともたやすく行われるえげつない奉仕コメディ。

魔王軍に捕虜として幽閉されている姫君に王国軍の弱点の白状を強要する
……と一見極悪非道の仕打ちにも見えるが、その実、絶品料理や動物とのふれあいのお預けといったよう平和的な焦らしプレイを見せられるだけという
なんとも癒し系なアニメである。飯テロアニメともいう。
結局ほぼすべての"拷問"に屈し、ベラベラと秘密や機密を告白するが
魔王は魔王で些細な理由でその弱点を全く突かない平和脳。

手を変え品を変え十分な贅沢に屈服させるという定形コメディで面白い。
そもそもなんで争ってるかわからないくらい平和なアニメである。

【魔女と野獣】☆☆☆☆☆

野生少女と寡黙青年による魔女狩りダークファンタジー。

魔女の呪いにより少女の姿に変えられ魔女を強く憎む主人公（元男性）と
胡散臭いほどに紳士的なオールバックヘヴィスモーカーによるバディもの。
野蛮で苛烈な主人公と寡黙でニヒルな相棒による魔女狩りファンタジーで
雰囲気的にも全体的にオシャレでスタイリッシュ。
主人公が魔女に接吻すると一部能力が解放されるらしい。

個人的に非常に好みな作風であり、序盤から非常に楽しんで見てた作品。
主人公ペア以外にも多数キャラが登場しているが基本二人一組で
死霊魔術師のコンビもかなり好きな関係性、というように
とにかくキャラデザ・キャラ造形が秀逸。評価されないけど好きなアニメ。

【マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編】☆☆☆★★

魔力ゼロで挑む魔導学園生活バトルギャグ。

どんな逆境もフィジカルで解決！
コブシ一つで魔導学園を成り上がるバトルファンタジーである。
基本的には主人公は心優しく、無表情で淡々としているが
むやみやたらと筋力を誇示したりせず、だが仲間のピンチには容赦しない。
それが敵の凶悪さとか卑劣さとかとの温度差でギャグになる面白い作品。

ついに主人公に魔力がないことが露呈し各方面で大問題に。
バトルでも会話パートでもシリアスな展開が続く。
これからの展開も楽しみできっと拳一つでスカッと解決してくれるだろう。

【魔法少女にあこがれて】☆☆☆☆★

悪の幹部視点の魔法少女バトルエロコメディ。

魔法少女に憧れる気弱な少女が不本意ながら悪の組織の変身能力を授かり
魔法少女との戦いの中で次第に自身の嗜虐趣味が開花してしまい
相まみえるたびに魔法少女を辱める展開がお約束となる。
悪の幹部ではあるが魔法少女を殲滅するつもりはなく悪の別組織とは敵対。
……等々な設定の下、いろんな角度でエロい絵面を作るコメディである。

謎の光が迸るほどの艶姿がこれでもかと展開されるためとても子供にはお見せできない描写が多く、それ自体をコメディとしている節もある。
ちゃんとエロく面白かった。今期一の問題作である。

【め組の大吾 救国のオレンジ】☆☆☆☆☆

レスキュー隊員リアリティ群像劇。

事故や災害で発生したその他もろもろに対応する特別救助隊員の奮闘劇。
幼い頃に大規模災害に遭い命からがら救助された過去を持つヒロインや
救助のためならどんな手法も厭わない変人な同僚とともに
人命救助というシリアスな場面を描く。

当たり前だが一つ一つのエピソードに人命が絡むため涙腺に来る。
回想が多くてテンポが悪いかもしれないが個人的には気にならなかった。
友情モノに弱いので最後主人公（斧田）が危機に陥ったところで号泣。
というか同僚（十朱）にも人を友と思う心があったのだな……と感動。
リアルのドキュメントにも匹敵する救助アニメでした。

【メタリックルージュ】☆☆☆☆★

美少女バディによるサイバーパンクバトルアクション。

人造人間が機構を纏い反政府の人造人間の目的を阻止するために戦う変身ヒロインもの。世界観は完全にサイエンスフィクションで近未来。
テックノワールで画面は常に暗くハードボイルドな場面が多い。硬派。

【ラーゼフォン】の制作陣が集まったと知って期待していた作品で
序盤はまさにそれに応えるくらい面白い！と感じていたが
後半ちょっと主人公以外のところで話が多かった辺りはちょっと退屈。
結局相棒とのダブルヒロインパワーで解決したが惜しかったというのが本音。面白かったのだが今一歩話題になるには盛り上がりに欠けたかなぁ……
【リコリス・リコイル】っぽいヒロイン2名による掛け合いが面白かった。

【勇気爆発バーンブレイバーン】☆☆☆★★

押しの強いスーパーロボットと搭乗者による熱いBLロボットアニメ。

演習中に正体不明の武装勢力が襲来し壊滅寸前に追い込まれたが
そこに現れたのがなんだか自我のやたら強いロボットで、主人公に「私に乗れ」と強要してくる。乗せたら乗せたで自分歌唱のテーマソングを大音量で流しながら戦闘したり主人公に粘着質の要望をしたりで気持ち悪い。
危機は何とか脱したが周囲と視聴者に強い違和感を残した戦果だった。

前振りがシリアスであればあるほど笑えるスーパーロボットコメディ。
「さっきからなんなんだこの歌はぁ！？」で掴みはばっちりだっただろう。
ちゃんとSFしている深い設定もあったのだが、主人公機体の執拗な愛情と無駄な熱血さを気持ち悪がる作品。個人的に好みではないがこの異常な盛り上がりは納得である。コメントで楽しめる実にニコニコ動画向けのアニメだ。

【ゆびさきと恋々】☆☆☆☆☆

耳の聞こえない少女をとりまく甘々純愛ラブストーリー。

聴覚障害を持ち消極的な主人公にも動じることなく接してきた青年に少しずつ惹かれていくが、当然それを強く主張できない。
親友がその青年の従妹に恋してることもあり必然と交流が生まれていく中で
徐々に二人の距離も近くなっていき……
そこに主人公を想う幼馴染が居たり青年を好きな女子が居たり恋愛多角形。

性格上あまり強く主張できない主人公故にすれ違い等が生まれてしまうのでは……！という不安を書き消すほどの青年のイケメンっぷりに安心して委ねられる高品質の純愛。いやぁ、見ていてとても気持ちのいいものでした。
悪い人物の一人もいない平和な世界観。少女コミックはこれでいいんだよ！

【ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd Season】☆☆☆☆★

高度な学園生活を舞台にした頭脳バトルアニメ。

胸糞展開すら策略の一旦と割り切って淡々と攻略していくのを楽しむ作品。
裏の裏のさらにその裏をかいてく屁理屈合戦ともいえる机上の空戦。
今期は強制的にクラスから退学者を出さないといけなかったり
クラス対抗の期末テストがあったりと年度末クライマックス。
それでも主人公は顔色一つ変えず淡々と最善策を模索して解決していく。

第2シーズンとは違って暴力沙汰もないことから一期に似た頭脳戦の様相。
優秀な他の生徒からの攻撃をどう掻い潜っていくかを楽しむ作品。
ヒロインの呪縛がある意味解放されたので第2学年編も映像化してほしい。

【ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する】☆☆☆☆☆

死に戻りの悪役令嬢7週目の転生ファンタジー。

6度目の人生では騎士として敵国の強襲に立ち向かい死亡。
直後、恒例となった15歳の自分に戻り、婚約破棄をあっさりと受け入れ7回目の人生に取り掛かろうとする。いつもと違うルートに入ったのかそこで敵国の王子とばったり会ってしまうが、彼の真意を確かめるべく求婚を受け入れ20歳以降生きられなかったこれまでを払拭しようと取り入ろうと考えた。

ループごとに薬師・錬金術師・侍女・狩人・男装騎士としての人生を送っており、その知見を活かして王子の寵愛を反故にする行動を頻繁にとるが
それが逆に王子の興味を惹いてしまいどんどんいい方向に転がっていく。

タイトルに反して、全然自由気ままな花嫁生活とは程遠いが、
敵国に潜りこんだことで争いを失くそうと奔走する姿は美しい。
個人的に今期始まったアニメで一番面白かった作品はこちらになります。

【辛口】完走はしました

次に個人的に刺さらなかったものです。50音順。
でも完走する程度には視聴意欲が継続したものです。

【青の祓魔師 島根啓明結社篇】☆☆★★★

大人気祓魔師現代バトルファンタジー、再開幕！

人間VS悪魔というわかりやすい構図、熱血・友情・努力という布陣、
いかにもジャンプ作品らしい要素を持った退魔学園バトルといった印象。
正直第1期も第2期も見ておらず原作もミリしらでこの第3期を見ても
全くよくわからないというのが本音。
顔が大きく二頭身の不細工な博士が敵キャラで見苦しいな……という嫌悪感が強く、勧善懲悪な作品なのかなとも。
――アニメはちゃんと最初から視聴しましょう。苦笑

【俺だけレベルアップな件】☆☆★★★

落ちこぼれハンターの成り上がりバトルファンタジー。

異世界転生でもなければフルダイブゲームというわけでもなく
あくまで現実世界にダンジョン任務が発生し踏破せよという試練が起こり
そこで持ち帰られるレアアイテムで生計を立てよという現代ファンタジー。
絶対不可能クエストで生き延びたことをきっかけに何かに目覚め覚醒、
以来なぜか見えるようになったシステムによる支援を受け最強を目指す。

「何か」「なぜか」としたようにそこに説明がなく不親切。
ストーリー自体もなぜか起こることが多いためイマイチ感情移入できないでいる。作画は良かっただけに惜しいなという印象。
これは原作がそうなのかアニメの構成が悪かったのか……。

【愚かな天使は悪魔と踊る】☆☆☆★★

天使と悪魔による異能バトルラブコメ。

人間界とは他に長きにわたって戦争を繰り広げる魔界と天界がある世界観。
悪魔の主人公と天使のヒロインが邂逅し、お互いを自分の陣営へ引き寄せようと画策し、日常で、異能力で、何かと争うバトルコメディである。

お互い屈服させようとする構図のせいで恋愛頭脳戦のようにも見え
見心地は【かぐや様は告らせたい】に似ている。
初戦で軍配が上がって主人公に首輪をはめたヒロインがやや優勢。
異能力バトルにも作画力が割かれているがやはり主軸はラブコメだと思う。
ちゃんとヒロインがかわいいので特に不満点はなかったです。

【月刊モー想科学】☆★★★★

都市伝説的非科学バトルファンタジー。

都市伝説でよく聞く「ムー大陸」をオマージュした出来事を下地にしたサイエンスファンタジーで、石板の力で古代の力が開花し、主要キャラがかつての姿（エジプトの壁画に書かれてる人物のような獣人）に戻り、
遺産を取り合ってバトルする。

とにかくB級臭が濃くマニアック向け。よく最後まで見れたな自分。
【地球防衛部】に見心地はちょっと近かったかな……。
最後まで何を見せられてるんだろうと疑問でした。

【結婚指輪物語】☆☆★★★

異世界新婚ラブコメハーレム冒険ファンタジー。

主人公が幼少期から思い慕っていたヒロインは実は異世界の姫で
適齢になったため異世界へ戻ったヒロインを追いかけ主人公も異世界へ。
本来勇者となるはずだった者を退けて姫は主人公を勇者として選んだ。
――のだが、世界にこの勇者の証である指輪は5つあり
つまり5つの国から一人ずつ花嫁を獲得していくハーレムラブコメである。

ヒロインがそこに不満を持っていることもあり、歪な構図ではあるし
主人公は何かと理由をつけて一線を越えようとはしないし
至る所にモヤモヤの残る作品でした。低俗ハーレムアニメ。

【最強タンクの迷宮攻略～体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される～】☆☆☆★★

追放系ダンジョン攻略冒険者ファンタジー。

勇者が主人公の有用スキルに気付かずに足手まといと判断し追放。
故郷へ帰った主人公がその最強スキルをそこでも発揮し大活躍し
近隣に発生したダンジョンを攻略したり街を自治したりする物語。
主人公はタンク役ではあるが強力な攻撃スキルも所持。
仲間になるのがなぜか美少女ばかりというハーレムものでもある。
もちろん勇者パーティは主人公を追放したことで崩壊している。

主人公がある程度自立した人間ということと色恋に無関心なのは好感。
特に目新しいところがなかったというだけでとくに不満点もない。
重度のシスコンだった程度で特筆すべきところは特にはなかった。

【最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。】☆☆☆★★

8歳児のテイマーとスライムによる冒険譚。

神から与えられるスキルが重要視される世界観で
最も弱いスキルを授かってしまい村からは忌み子として扱われたため脱走。
その最底辺のスキルでもテイムできる最弱のスライムを仲間にして
特に明確な目的はなく街から街へ流れる冒険譚。
日本人である前世とテレパスで会話しているため一応転生モノでもある。

最初の村人以外の登場人物は善人がほとんどで比較的優しい世界。
主人公も子供なのでできることは限られるため事件も起こりにくい。
つまらなくはないけど特に面白いところもない凡作といったところ。

【SHAMAN KING FLOWERS】☆☆☆★★

霊媒師バトルロワイヤル。

霊魂を己自身または武器に憑依させ戦うバトルアクションで
大ヒット漫画の【シャーマンキング】の正当続編にあたる。
【シャーマンキング】の主人公とヒロインの子供が本作の主人公。

前作は途中までは漫画で読んでいたが後半と本作は未読。
少年ジャンプらしいバトル漫画といった様相で
子供が見て楽しいと思える内容ではある。
主人公がなんだかやられてばかりなので
どう物語を進行させていくのだろう？と気になりはする。

【SYNDUALITY Noir】☆☆☆★★

スチームパンクな機甲サイエンスアクション。

操縦者と従者一組によって機甲を動かすSF作品。
遺跡で少女を発見し彼女と契約して主人公も操縦者と認められる、
ボーイミーツガールロボットファンタジー。
機体は一頭身ロボットに見えてかっこよくないが
キャラクターはちゃんとかっこよくかわいい。

第2クールに入ってヒロインのデバイスが悪態強気に変化。
性質が綾波レイから式波アスカに変わってしまった。笑
キャラクターは個性的でよかったんですけどね。作画もよかった。
敵側の目的がイマイチ掴めなかった点が残念。普通位には面白かったです。

【スナックバス江】☆☆☆★★

札幌の場末のスナックを舞台にしたギャグアニメ。

黙ってれば美人だが言動がエキセントリックな看板娘チーママが主人公。
常連客も曲者ぞろいで組み合わせによってポケとツッコミが入り乱れる。
スナックあるあるや下ネタ、人生相談等おおよそスナックで交わされる話題を中心にショートストーリーを展開、最後はカラオケで締めるという流れ。

ニコニコ動画ではコメント数が多く大盛り上がり。
個人的にも面白かったと思わされそうになる不思議な見心地。
ノリは【ポプテピピック】と似ているがそれよりは数倍面白かったです。

【真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました2nd】☆☆☆★★

追放系異世界ファンタジー後のエピローグ的スローライフ。。

タイトルがあらすじ。
正義感が過剰な新勇者とセミリタイヤした主人公二つの視点で話が進む。
勇者の行動が目に余るようになったころに主人公と邂逅、
悩み多き勇者をまっとうな精神状態へ戻す導きを示し大団円。

第1期で描かれてるであろう主人公のパーティ脱退劇も観ていたら
きっともっと面白く感じられたであろう作品。当たり前だけど。
美少女キャラ多めだが主人公とヒロインは想いが揺らがず好感。
同時多発で他のキャラ同士もいい感じであり、印象はすこぶるいい。

【即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。】☆★★★★

一クラス丸ごと異世界転生ファンタジー。

修学旅行中のバスがまるまる異世界へ召喚されてしまい
様々なチート能力を授けられて異世界に放り出される形に。
その主人公の即死能力がチート過ぎて以下略といったファンタジー作品。

すべてが「死ね」の一言で片付くため何の盛り上がりもない。
その能力の代償もなく使い放題で対象も無作為で無差別。
いったい何を楽しめばいいのか甚だ疑問な作品。
アニメ化できるほど人気があるというのが信じられない。

【月が導く異世界道中　第二幕】☆☆☆★★

日陰者のレッテルを張られた勇者による異世界召喚ファンタジー。

勇者として召喚されたはずが唯一神の気まぐれにより世界の果てへ破棄。
出自と元の世界の女神の計らいにより強大な能力は発露するが
人間との交流まで禁じられているため亜人とだけ交流。
結果人外のヒロインばかりが周囲に集まるという特性を持つファンタジー。

第一幕を見てないまま視聴したためよくある異世界転生チートモノかと思ったがちゃんと調べてみると不遇なスタートからの成り上がりっぽい雰囲気。
設定がしっかりしているので第一幕を見ていればきっと楽しめる作品。
その証拠に現在第2クールが続いているがだんだん面白く感じてきている。

【天官賜福 貮】☆☆★★★

架空の古代中国バトルファンタジー。

少し前にあった【魔道祖師】と違いがそう分からない幻想絵巻。
キャラデザも似てるがそれよりはまだ見分けがつくので見やすい。
ただ死霊使い（魔術使い）っぽかったそれに比べればもうちょっと武術的で
幻想水滸伝や封神演義っぽさもちょっとある。

中国名・中国地名であることを除けば少し昔のアニメのような感じ、かな。
固有名詞を覚えにくいので全体像を把握しづらくはある。
見てて特につらいところもなかったが引っかかるところもなかった。普通。

【道産子ギャルはなまらめんこい】☆☆☆★★

北海道のギャルと東京出身男子による学園ラブコメディ。

東京から北海道に転校してきた主人公が
道産子でギャルなヒロインに心惹かれていくラブコメ。
加えて主人公と趣味の合う美少女とお隣に住む秀才先輩とも距離が縮まり
恋愛を意識していく純愛ストーリーでもある。

道産子とギャルという要素を抜けば非常によくあるベタなラブコメだが
ギャルが純朴少年を引っ張るという構図がちょっとあまり好みではない。
好みじゃないというだけで内容は割とハートフルでいい感じ。
何度も言うけど純朴な少年に優しいギャルなんて存在しないのでこれは超ファンタジー。まぁまぁ面白かったのではないでしょうか。

【七つの大罪 黙示録の四騎士】☆☆★★★

大人気シリーズの正当続編冒険ファンタジー。

【七つの大罪】終結から16年後の世界。
少年らしい少年が主人公なので対象年齢がちょっと下がった印象。
ちょっと主人公が子供っぽ過ぎるので本来の少年漫画な雰囲気のため
個人的には物足りないが、第2クールに入って
前作キャラが続々登場してからはやはりテンションアップ。
一応続く限りは視聴しようかなと思えるようにはなった。

【火狩りの王 第2シーズン】☆☆☆★★

人体発火現象の奇病ファンタジー。

世界大戦後のような希望の希薄な世界観で昭和っぽい雰囲気。
一人の少女と一人の少年視点で描かれ、二人が交差して物語が動く。
ファンタジーだがバトルメインというわけではなく
群像劇×サスペンスといった具合の作品である。

コマ割したり劇画風の一枚絵を挟んだり表現技法が独特。
あまり影を描かない色塗りも特徴的で絵柄にこだわりを感じる。
ストーリーはなかなか難しくちゃんと見てても見逃した？と不安になる程。
コメディ要素が一切なく、シリアスな作品が好きであればオススメ。

【百妖譜】☆☆★★★

中国産妖怪推理ファンタジー。

妖怪を専門とした女医を主人公とし、
旅先で出会ういろんな人や妖怪に纏わる出来事を解決していく。

内容的には【薬屋のひとりごと】と似たような感じなのに
イマイチ盛り上がらないのはやはりお国柄による価値観の違いだろうか。
いくつか章があり、
個人的には面白かったストーリーとそうでないものの差が激しかった印象。
けして面白くないということはなかったです。

余談ですが、できれば日本語翻訳版では主題歌等も日本のアーティストに差し替えてほしいなぁというのが本音。

【ぶっちぎり?!】☆★★★★

ヤンキーバトルアクションコメディ。

願いに呼応してパワーアップを授ける魔人という存在がいるため
若干のファンタジー要素もある学園バトルコメディ。
不本意ながらヤンキー校の抗争に巻き込まれ戦うハメに遭う感じ。

ヤンキー・粗暴・野蛮と、嫌いな要素てんこ盛り。ノリもB級。
美少女に一目惚れするという思考や童貞捨てたいという願望も苦手。
最後まで見続けられた自分に拍手です。

【放送室の着ぐるみガール】☆★★★★

美少女まったり日常コメディ。

いや、オチがないのでコメディですらない。
ただただひたすらに放送部でダラダラ会話してるのみである。
着ぐるみである理由も大したことなく（←恥ずかしい出来事があってから）
結局普通に喋るし、正直何も面白いところはない。

アニメは動かず間延びもひどいため生まれて初めて1.5倍速にして視聴した。
どこをターゲットにしたアニメだったんだろう。

【僕の心のヤバイやつ 第２期】☆☆☆★★

中二病陰キャと長身モデル不思議ちゃんの中学生ラブコメ。

恋心を心の病と形容したりヒロインの一挙手一投足にドキドキしたり
心は雄弁なのに実際口調はドギマギしてたり
主人公の思春期特有のモヤモヤにニヤニヤが止まらない。
青春の初心な高鳴りを「ヤバイやつ」と称するセンスがヤバイ。
ヒロインはヒロインでいじらしくかわいい両片思いラブコメである

もはやそれで付き合ってないとか嘘やろと思うほどの距離感でも
最後の一線をなかなか超えないもどかしさに悶絶するがいい。
ぶっちゃけ第2クール始まってからずっとラブラブです。
主人公がもっと甲斐性あったら進むんだけどなぁ……早く決めちまえ！

【ぽんのみち】☆☆☆★★

美少女麻雀日常コメディ。

元雀荘を遊び場にする5人の女子高生の日常を描く。
麻雀を題材にはしているがあまり本格的ではなく、
基本料理して食事したり海へ行ったり遊んでる場面が中心で
あくまでたまに麻雀をするだけの日常アニメといった様相。

【五等分の花嫁】作者である春場ねぎがキャラデザをしており
確かにそんな感じの巨乳美少女が並ぶ。
ゆるい美少女アニメが好きな人は楽しめるであろう内容です。

【魔都精兵のスレイブ】☆☆☆★★

女尊男卑著しい異能バトルファンタジー。

日本各地に異界と繋がる謎の門が出現し魔物に襲われる災害が発生。
女性にのみ能力を授ける桃によりそれに対抗できるのは女性のみ。
故に女性優位の社会構造になった現代バトルファンタジーで
ヒロインの能力で隷属することになった主人公の奮闘を描く。
その特性上、男性は主人公しか登場しないためハーレムラブコメでもある。

タカヒロ原作のため嗜虐指向のある作品。
ヒロインにその属性がわかりやすく付与されていて
見た目等【アカメが斬る】のキャラクターと重なる部分が多い。
ドSヒロインと女性優位が好みじゃないだけで割と面白くはあった。

【明治撃剣-1874-】☆☆★★★

至極まっとうな時代劇アニメ。

正義感に熱い警察官の主人公と、浪人の殺し屋の二つの視点で物語が進む。
必殺技もなければ怪異もなく、めちゃくちゃ真正面から時代劇を描いており
実写で出来そうなものをわざわざアニメに落とし込む意味が解らない作品。
殺し殺され、やはり阿片も絡んできて明治の話としても王道らしく
とくにギャグ要素もないためほんとうに時代劇を見てる気分。

そして時代劇というものにてんで興味がないので
このアニメの評価もちょっと上げようがない。
時代劇が好きでアニメでも見られるという人ならきっとかなり面白く感じられるだろう、という余白はあるかもしれない。そんな人がいるならだけど。

【名湯『異世界の湯』開拓記 ～アラフォー温泉マニアの転生先は、のんびり温泉天国でした～】☆★★★★

名湯を求める異世界転生日常コメディ。

秘湯を探してる最中に盗撮半と間違われ逃走中に転落死し異世界転生。
転生先で出会う亜人にひたすら温泉の良さを語るだけのまったり日常系。

特に何も始まらないので面白いと思うこともなかった。
温泉好きの人が見たら何か感じるものはあったのだろうか？

【悶えてよ、アダムくん】☆★★★★

よくある低俗エロコメディ。
もうこのシリーズ見るの辞めます。

【百千さん家のあやかし王子】☆☆☆★★

一つ屋根の下妖怪和風ファンタジーラブコメ。

両親を亡くし施設で育った主人公が16歳の誕生日に古い屋敷を相続、
そこにはすでに3人の妖怪が住んでおり
紆余曲折ありながら同居を始め仲を深めていくストーリー。

出てくる妖怪は美形の男性ばかりなので逆ハーレム状態。
あまり恋愛要素は強くないが多分まとめ役の青年といい感じになりそう。
この手の作品は好みだけど男女比半々くらいが理想なのでこの評価。
そこそこ面白かったです。

【ラグナクリムゾン】☆☆☆★★

屠竜バトルアクションファンタジー。

未来改変能力を持つ敵とのバトルやら魔法とは異なる結界術なる能力やら
やたらと机上の空論設定が目立ち非常にわかりづらい。
そういう中二病な設定好きなら楽しめるであろう作品。
ヒロインが両腕欠損していたり相棒が雌雄同体だったりかなり個性的。

第2クールに入ってもその要素は継続。
死にかけては復活、反撃、を繰り返すため【BLEACH】っぽい展開。
けっこうグロ目な表現も多用。
面白くなくはなかったけどもう一歩……という感想。

【烈火澆愁】☆★★★★

中国産異能バトルファンタジー。

あらすじを読んでも専門用語ばかりで説明に困る作品。
実際本編を見てもなにをしてるのかよく分からなく、
なんで戦ってるのかもまったく把握できないまま終わってしまった。

キャラデザだけはよかったです。美形バンザイ。

お口に合わないもの・視聴断念

【うる星やつら 第2期】
第1期1クール目までは見てました。昔ながらのラブコメ。

【カードファイト!! ヴァンガード Divinez】
長く続く子供向けカードバトルもの。

【貼りまわれ！こいぬ】
ステッカーをあたりかまわず張りまくる犬を巡るコメディ。一話切り。

【ポケットモンスター（2023）】
ほんとはちゃんと見て見たくはある。2話までは見てました。

【闇芝居 十二期】
長く続くホラー紙芝居。

【遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!】
長く続く子供向けカードバトルもの。

【わんだふるぷりきゅあ！】
長く続く子供向けバトルもの。

【こうしす！EE LITE】
無印は見てました。

【最強王図鑑 ～The Ultimate Battles～】
子供向け肉食獣動物バトル。

まだ見れてないもの

【あんさんぶるスターズ！！追憶セレクション『チェックメイト』】

【異修羅】

【キングダム　第5シリーズ】

総評

【葬送のフリーレン】【薬屋のひとりごと】を始め
【アンデッドアンラック】【シャングリラ・フロンティア】【め組の大吾】と、前クールから続いているものがとにかく面白かった！
おかげでこの冬始まったアニメが軒並み霞むほどに！
いやそれだけが理由だったかと言われたらそうじゃないかもしれないけど。

その中でも
【望まぬ不死】【魔女と野獣】【ゆびさきと恋々】は面白かったです。
【ループ7回目】【外科医エリーゼ】【Lv99】の三大転生悪役令嬢も。
【ゆびさきと恋々】は全然再生数奮ってなかったですけどね……
めちゃくちゃ主人公が可愛かった！っていう感想ですけど。

ただこの季は世間との評価との乖離が目立ちましたね。
これ冬アニメでは毎回言ってる気がする……
世間的には【僕ヤバ】【ブレイバーン】【まほあこ】が覇権候補だったと思います。個人的にはここがあまり刺さらなかったのです。

【僕ヤバ】はやはり男性側が意気地ないと思ってしまうし
【ブレイバーン】はあまりネタ要素が強いものがnot for meですし。
【まほあこ】は面白かったですけど覇権に上げるかと言われたらちょっと。
ネタと言えば【バス江】もそう。コメントがないとちょっと厳しい。

覇権と言えば、ニコニコ動画では【ブレイバーン】【まほあこ】に並んで
【ダンジョン飯】が人気だった気がしますね。
個人的にもここは面白かったです。

逆に【魔女と野獣】【メタリックルージュ】は個人的に大好きだったんですけど、そんなに評価されてないですよね。
【HIGH CARD】もそうですけどオシャレ度が高いとあまり伸びないのか。

ラブコメはやっぱり【僕ヤバ】【道産子ギャル】【かな天】より
【ゆびさき】。あと悪役令嬢3点。
女性主導より男性側が頼りになるのが好みです。
【友崎くん】はラブコメにいれていいか微妙ですが
そして微妙に女性優位な気もしますが、1期を見返すほどには好感。
これどういうジャンルなんだろう。【よう実】も不思議。
男女比均等なのがいいのかな。

反面、やはりハーレムものが好きじゃないのでその辺は評価低いです。
【百千さん】はそれでちょっと不満。
イケメンパラダイスなのでもうちょっと美少女が欲しい。

というか☆3で「辛口」に位置するものが多かったですね。
惜しい作品が多かったというか。

なんやかんや言われる転生モノですが、やはりモノによります。
チートに思い上がるモノや、ハーレムになるとnot for me。
まぁそれはハイファンタジーでも同じことですが。

そう考えると【望まぬ不死】は絶妙。
恋愛要素皆無なわけではないんですが、くっつきそうなのは一人だけだし
チートだけど鼻につかないというか。
【ピーちゃん】もそれに相応するかな。
コメントで言われるほど作画は気にならなかったです。
BGMは自分も合ってないって思ったけど。

といった感じで今季も様々なアニメを楽しめたと思います。
この季は評価が世間とは乖離してたので自分との戦いでした。
全然コメントがないのに黙々とアニメをニコ動で漁る日々……笑
今後もニコ動・アマプラ・Dアニメで見れるものは全部見るつもりですが
それ以外でしか見れないものは興味が惹かれたら見る感じになりそうです。

Afterword

というわけで、ほぼ完走しました。
徐々に「全部視聴」にこだわらなくなってきてますが……
見れるだけは頑張って視聴してみますので
散文ではございますが参考にしてもらえたら幸いです。

今回も【2万文字】に近いです。長いな！
年々アニメが増えているという証拠でしょうか。
周りでアニメ見てる人少ないんで
いやこの作品はこう言うところが面白いんだよ！
え、それのどこが面白かったんですか！？
とか是非意見交換をコメントで残してほしいです。

あくまで個人的感想なので意見反論バッチコイ！
ぜひ語らいましょう。