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逃避の散歩 115.西東京市鉄道駅ラリー

西武池袋線の保谷駅南口を下りて目の前にあるバスターミナルにいる。

一応、背後の南口も撮っておこう。

この駅に来たのは20年ぶりくらいか。実は2001年に合併する前から保谷市には何度か訪れていた。完全に様変わりをしている。確かあの頃はペデストリアンデッキはなかったし、バスターミナルは狭くて交番の位置も違っていたはずだ。

これから西東京市内にある鉄道駅、計5駅を以下の順番で通過していく。

西武池袋線保谷駅→西武新宿線東伏見駅→同西武柳沢駅→同田無駅→西武池袋線ひばりヶ丘駅

さあ始めよう。バスターミナルを抜けてすぐ正面、南へ延びるかえで通りに入るのだが、注意しなければならないことがある。

この交差点から見て、左側を渡らないようにすることだ。というのも、左前の区画は交差点の先の横断歩道のあたりまで練馬区だからだ。よって、しばらくは右側の歩道を通る。幸いなことに、次の駅はそのまま直進するだけなので、途中で歩道を変更する必要はない。

だが、これといった特色がない広い道だ。多少の上り下りはあるが、無心で歩くには最適すぎる。

歩き始めて17分経過、都道8号・富士街道と交わる東伏見団地東交差点を通過する。やっと特徴のある場所に出た。

富士街道は5時間近い長丁場だった練馬区駅ラリーの前半(48回)で谷原交差点から西武池袋線石神井公園駅そして西武新宿線武蔵関駅に向かうときに通過している。

さらに2分後の19分が経過したところで都道5号・青梅街道のバイパス路である都道245号・新青梅街道と交わる富士町三丁目交差点を通過する。

新青梅街道は中野区駅ラリーの補遺(70回)での西武新宿線新井薬師前駅→都営大江戸線新江古田駅→西武新宿線沼袋駅への移動や、多摩モノレール全駅踏破のとき(74回)の東大和市にある終点の上北町駅から奈良橋更新塚交差点間などで何度か通過している。

次の信号から商店街に入り、それを抜けると正面に踏切、その右にロータリーと駅の出入口が見えてきた。

23分経過、西武新宿線東伏見駅北口前を通過。

そのまま線路沿いを進み、突き当りにある最初の踏切を渡ってまた線路沿いに西へ進む。最初の角を越えたところで下り坂になる。そして次の角で鳥居が目に入る。唐突過ぎるので気になり、線路側の路肩に寄り、急いで検索すると駅からここを経由した先が東伏見稲荷神社の参道なんだそうだ。

道草を食ってしまったので先を進む。線路下のガード前を通過すると上りとなり、東伏見公園の入口に差しかかる。

この公園は線路に直接面している。道路を1本隔てて線路に面している公園は他の路線でも多くあるが、特に西武線沿線には線路に直接面した公園がいくつもあることを思い出す。

この先の小平市に西武新宿線と同国分寺線の4カ所(東部公園、たけのこ公園、かきの木公園:以上32回。市立中央公園:回)、更にその先の東村山市で西武多摩湖線の2か所(東村山中央公園と都立佐山公園:32回)、新宿区の西武新宿線で2か所(区立落合公園、区立清水川橋公園:46回)か。

そうそう、西武多摩川線(34回)で府中市の武蔵野公園を通過したな。あと未登場だが練馬区立武蔵関公園も西武新宿線沿いに面している。

とつたない記憶をたどっているうちに東伏見公園を通り抜け、そのまま線路沿いに進むと、ロータリーと駅の出入口が見えてきた。

38分経過、西武新宿線西武柳沢駅南口を通過。自由通路を利用して改札前を経由して北口へ抜けて商店街になっている富士街道へ出る。さっき東伏見団地東交差点を通過した時とは打って変わり、2車線から1車線の道路となっている。電柱の広告板に書かれていなければ気づかなかった。

駅から2つ目の歩行者用踏切があるところで2車線の道路に戻り、その2分後の45分のあたりで都道4号・所沢街道と合流する。この辺りでかつて田無市だった地区へ。

ここで富士街道は終点となり、横断歩道を渡って西側の歩道に出たら所沢街道を進む。ちなみにここでの道路番号と路線名は変わっているものの、この道は都道5号・青梅街道と重複している。

47分経過、田無町一丁目交差点をそのまま左へ。青梅街道の案内標識が横断歩道の向こう側にあるのでそれが進む方向の目印となる。

そして次の角を左折すると下りの道になる。道なりに下り切ったところで都道12号・調布田無線と合流し、西武線のガード前にある信号付き横断歩道を渡ってまた線路沿いの上り道を進む。上り切って踏切前を過ぎると広いバスロータリーとペデストリアンデッキ、そして左側には駅舎が見える。

駅舎に差しかかる手前で公衆トイレを見つけ、小休止がてら用を足してから出入口を目指す。

54分経過、田無駅北口前を通過。かつて田無市だった頃唯一の鉄道駅だ。

このまま背後の横断歩道を渡ってロータリーを越え、田無アスタ専門店街の左横を通る道から北へ進む。田無駅北口交差点で再び青梅街道を通過し、突き当りの北原西交差点で新青梅街道に出る。同交差点の横断歩道を渡って右折し、北原交差点を過ぎたところにある歩道橋の先を左折する。

しばらく進むと信号があり、そこから都道112号・ひばりケ丘停車場線に入って農地と住宅地が半々の割合で並ぶ道を北へ直進する。少しだけ晴れ間が見えてきた。

1時間13分経過、市立谷保小学校と谷保公民館を越えた谷保一丁目交差点付近から道が少し下りになる。そしてその途中から商店街に入っていく。

「谷保商店街」という名称板がついた街灯が並んでいるが、並びにある店舗やアパートの名称に「ひばりヶ丘」もしくは「ひばりが丘」が付いているのがちらほらと見える。なんにせよ、西東京市最後の駅に近づいている。

さっき通過した谷保一丁目交差点から数えて4つ目の交差点でバスターミナルと駅舎が見えてきた。

1時間25分経過、西武池袋線ひばりヶ丘駅南口に到着。

単純にほぼU字の単純なルートで西東京市は終了。かかった時間は隣の小平市(95回)と変わらないくらいか。実は、今日歩くルートはこれが前半で、これからが後半。このまま西武池袋線の線路に沿って西へ進んで東村山市のJR線新秋津駅まで進もうと思う。

(116.ひばりヶ丘駅発2市経由、JR新秋津駅までの4駅ラリー)へ続く。