男性の働き方が変わらないといけない

こんばんわ。
700名以上の従業員がフルリモートワーク、雇用形態やフルタイムかどうかの選択自由、副業自由など、働き方に特徴がある会社を経営して約4年が経ちます。
この会社をやることでわかってきたのは「男性の働き方が変わらないと、社会の働き方なんて変わらない」こと。

結論は特にないのですが、つらつらと考えていることを書いていきたいと思います。


自分ごとではない働き方の変化


多くの男性にとって世の中の働き方の変化は「自分ごと」ではないなーと感じます。

弊社の働き方や会社組織の話をしてると「素晴らしいですね。ぜひ妻にも勧めます」そう言われることが多いです。
もちろん勧めてもらえるのは嬉しいのですが、「いやいや、なんで自分は対象外だと思ってるの?」と。

それ口や「いいこと」と言いながら、リモートワークや時短などで働くことを、フルタイムで働けなかったり出勤できない人のセーフティネットと思ってませんか?
フルタイム、出社で働く人の「下位互換」だと思ってません?


もしくはリモートワークやフレックスタイムで働くことを「何らかの福利厚生」と思ってません?(まーそういう会社が多いんですけど、、)


また別の観点では、
リモートワークで働いてるというと「家のこともできるし、いいね」とか「ラクでいいね」的なことを言われる人をたくさん見てきています。
夫や家族から「家にいるんだから家事もできるでしょ?」的なことを言われてる人も同様。


これもリモートワーク、家で働くことや時短で働くことを「ラク」とか「オフィスでやる仕事の下位互換」と捉えてる発言ですよね。

要は、
オフィスでフルタイムで働くのが普通であり、それが基準。そうじゃない人は働けるのはいいけど、メインじゃないし、自分は関係ないみたいな無意識の壁や誤解がかなりある状態です。


メディアや新しい働き方を広げている会社の打ち出しも良くないです。
仕事と家庭の両立のしやすさ!みたいなのばかりだし、女性が両立する前提で家庭があっても仕事できるんだからいいじゃん、みたいな言い方。
(まぁその事業をやってるのがフルタイムの男性だったりするので、違和感に気づかないのかもしれませんが)

実際に、
リモートワークを選択したり、時短で働いたり、育休取ったりする男性って周囲にどのくらいいますかね?たぶんかなり珍しいはずですね。残念ですがそのくらい男性にとってはまだまだ珍しい働き方になっています。


不毛なゼロイチ思考


年収が高く活躍している男性と話してるとこういう本音が出てきます。

「自分が十分稼いで困ってないし、妻に家のことをやってほしい」


周りにもいますか?そういう人。
逆にその方に聞きたい。

「奥さんがあなたの2倍稼いでいて、私が稼いでくるからアナタは仕事しないで家のことやってていいよ、と言われたらどうする?」と。


大概の人は、「いや働きたいし働くよ」と言います。

そうですよね。
要は、いくら稼いでるからといって別に奥さんの働き方を制限する権利なんてないし、年収が高いことが奥さんを専業主婦にする権利にもなりません。


もう1つ。

例えば自分の年収が1000万で奥さんが年収400万だったとします。

その状態で、
「俺が多く稼いできてるんだから家のことは妻にやってほしい」

という人もいます。

なんで少しでも多く稼いでいると、家事や家のことはゼロイチで全て妻、になっちゃうんでしょうね?
年収が5:2なら家事は2:5、みたいな決め方でもいいし、フルタイム同士だから5:5ね、とかじゃないとバランス的におかしい気がするんですが、、(各家庭で比率はあるかもだけど、稼いでいるからゼロでよい、じゃないよね、と)
でも、自分の方が稼いでいる、だから妻には家のことをお願いしたい、という思考を持っている人はかなり多そうなイメージです。


とはいえ、社会の慣習として



最後に思うのはやはり男性が働き方を変えるには、社会の慣習的なハードルはあります。

カネカやアシックスの問題は顕著な例かと思いますが、リモートワークや時短で働くこと、育休を取ることがメインストリームから外れる的に捉えられることも多いのも事実かと。

別に働き方の選択=キャリアの放棄ではないのに、今はそういう構図になってしまいがちです。


ひとえに、
意思決定する層が男性中心かつ自分が現役の時の仕事観のまま決定されることが多いこと。
そもそも男性の働き方が変わらないと社会が変わらないことにほとんどの人が気づいていないこと。
キャリア形成の道が1パターンであること。

などいろいろな要因があります。


ただ、それでも少子化や労働人口の減少は待ったなしです。
この男性を取り巻く働き方の変化にどうやったらうねりが起こせるのだろうかと最近は考えていたりします。


今日は以上です。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

「スキ」嬉しいです!ありがとうございます!
200

石倉秀明@キャスター

場所、時間、雇用形態、社内外などのあらゆる境界があいまいな新しい組織である「ボーダレス組織」を提唱。キャスター取締役COO兼働き方ファーム代表取締役 #bosyu 運営。noteでは採用 | 働き方 | 組織論 | 仕事術などを書いていきます。

圧巻のインプット集

あ、この文章素敵だな。この考え方新鮮だな。…そんな自分に「気づき」を与えて下さる素敵なNoteをまとめております。

コメント1件

素晴らしいですね...!このような、働き方に対するそもそもの所を問う姿勢が、もっと広まってほしいと思います。

私は産後夫の帰りが遅いために、ワンオペを免れず、保活にも1人苦労し、色々と大変な思いをしましたので、余計にそう感じます。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。