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かしわ記念全頭診断+勝負レース

割引あり

 こんにちはヒデです。今日はかしわ記念。全馬を診断しました。
予想の参考になれば幸いです。勝負レースも掲載しています!


全頭診断


評価はSABCDの5段階。
Sは該当馬、勝利級の馬
Aは該当馬、連対級の馬
Bは馬券になる確率がある馬
Cは展開次第で馬券になる程度の馬
Dは今回厳しい馬

1.ウィリアムバローズ
評価:B

 芝四戦で結果が出ず、すぐにダートへ鞍替え。そこからはエスカレーターのように昇級を果たし、転向6走目でOP制覇。その後もマーチS2着など重賞にはなかなか手が届かなかったが、今年初戦の東海Sでついに戴冠。左回りは芝で一度だけ、マイルも初めてという状況だが、ミッキーアイル産駒はスピードに優れていることも多くこなせる公算は高い。スムーズに運べれば勝機も。

 近親には仏G3クレオパトル賞を制したSteel Princess、さらに遡ると69年の凱旋門賞を制したレヴモス(愛)セントレジャーを制したLe Mossに辿り着く欧州色の強い血統。3代母から日本に輸入されているが、現状最大の成功例となっている。ただ、半姉で父ディープインパクトのブリトニーバローズが船橋で勝利経験あるのは心強いところ。
 本父ミッキーアイルはダートでも好走するタイプが多く、キズナよりも適性距離が短くダートに向いているタイプ。傾向としてはキンシャサノキセキが近いと言ったところで、ダートマイルは守備範囲内。ただ、ダートの場合揉まれることを嫌がり内枠を苦手とするタイプが多く、本馬も1,2枠に入った場合はオープンレベルで取りこぼしも。Jpn1でメンバーが揃った時それがどう作用するか不安が残り強調は難しい。

2.タガノビューティー
評価:A

 東京ダート14,16で大活躍の本馬は6歳でも武蔵野S2着、今年もフェブラリーS僅差の4着など衰え知らず。かしわ記念も初参戦の昨年が2着。2勝クラス以来となる1周競馬にも対応してみせた。位置取り次第では昨年以上の成績を残してもおかしくはない。

 同じ父系Storm Cat系のヨハネスブルグを迎えた半兄のタガノブルグはOP橘S勝ち、NHKマイルC2着の実績。本馬も朝日杯FSで4着に飛び込むなど芝適性も高い牝系。近親のブローヴェイズは盛岡芝重賞を制覇しておりダートマイルでも勝ち鞍がある。ダートにも対応できる芝牝系という評価が正しいか。
 父ヘニーヒューズを迎えることによって安定した東京マイル適性を獲得しており、それは戦績が示す通り。とりわけオープンクラスに昇級してからは内枠もこなせるようになってきており、今回の2枠がマイナスに働くとは考えにくい。それだけでなくコーナー4つのコースも歓迎なほか、休み明けで久々地方というフレッシュ無条件も重なった。マークが薄くなるならば狙い目になること間違いなし。

3.キャッスルトップ
評価:D

 3歳5月から3連勝で臨んだジャパンダートダービーではブービー人気ながら勝利。大金星を挙げたが、以降23戦勝ち星なし。間に馬券になったのも一度だけでついにはA1(OP)からA2(準オープン)に降級。前走も前々走も上りは使えているだけに、詰められないのも不満でメンバーレベル的にも厳しいか。

 戦前から脈々と受け継がれて来た日本の牝系。ただ、活躍馬には恵まれておらず、キャッスルトップがいちばんの出世頭になっている。近親馬もほとんどがNARで勝利を挙げるに留まっており、活躍は展開がハマった時待ちと言ったところか。
 父バンブーエールも現役時代はJBCスプリントなどを制する快速馬ではあったが、産駒はマイルから中距離でも活躍しており、距離適性は同馬よりも長いと考えられる。それならばマイルはある程度抵抗できそうだが、勢い、レベルから割引で強調は難しい。

4.オメガレインボー
評価:C

 JRAオープンクラスでも安定していた中で浦和小久保厩舎へ移籍。初戦は逃げ馬を最後に捉えて1馬身差の快勝。連闘で臨んだ二走目のフジノウェーブ記念は途中から先頭に立つ競馬でギャルダルと叩き合いの末僅差の2着。ただ、小頭数の前走は前残りの馬場に耐えられず2着。実力は確かでうまく立ち回ればワンチャンスあり。

 母ワイキューブは北九州記念2着の実績があるほか、近親には朝日杯FSを勝利したセイウンワンダーがいるなどスピードを引き出すタイプの牝系。ただRobertoのクロスが入っておりパワーも豊富。その代償に瞬発力は劣っているタイプなので、番手を取れなければ厳しいか。
 父アイルハヴアナザーは距離不問で活躍するが、先行してナンボの傾向でウィリアムとペプチドに真っ向から挑むのがどう出るかも鍵となる。スンナリ先行できればチャンス到来もダッシュ力の差で不安が残る。

5.シャマル
評価:A

 23年は黒船賞を制してかしわ記念参戦、4着となって以降順調さを欠いた。さきたま杯はダッシュ力なく競争中止、ブロキオンSは除外。ただ、年明けは時徐々に調子を取り戻しており黒船賞では連覇を達成。持ち前の先行力を活かせれば今年は昨年以上も。

 近親には秋華賞2着のパールコートやその娘でローズ賞馬のアートハウスがいる血統。芝が主戦場の牝系であるが、瞬発力よりもパワーといった牝系。ダートでも活躍する下地はあり、近親ホウオウスクラムは船橋所属でA1(OP)クラスへ昇級している。
 本馬はキズナを父に迎えており、サンデーサイレンスの3×4も完成。同クロスは瞬発力よりも長い末脚を補完する役割を持っているため、よりダート先行に適性を見せていると考えて良い。ハイペースになっても渋太く、最後まで脚を伸ばせるのは高知でも証明済み。ここも中心視。

6.ミックファイア
評価:B

 衝撃的な羽田盃戴冠からはや一年。南関東限定としては三冠馬となりダービーGPまで制覇。ただ、JRA勢とはJDD以来苦戦を強いられており、ともに着外。それでも前走フェブラリーSは内枠から窮屈な競馬を強いられながら内から最後まで脚を伸ばし7着は通用の可能性を残した。騎手はジャイアントキリングの常連吉原騎手で再びの珪砂がカギ。

 世界中で勢力を伸ばしている牝系であり、三代母オールアロングはジャパンC2着、凱旋門賞を制した名牝。日本では毎日杯2着となったネオタイクーン程度であったが、南関東11勝のマシェリーアンジュなどダートへの適性も高かった。牝系全体の傾向として末脚を伸ばすタイプで、好位抜け出しの形があう。
 本馬は父視にシニスターミニスターを迎え入れスピードが強化。先行力とその持続力がバランスよく配合されている。その威力が発揮されたのはJDDで、時計の出る道悪馬場を先行し直線ではキッチリ逃げ馬を差し切り後続を退ける競馬を披露した。スピードとその持続力を活かせれば今回も好勝負。

7.クラウンプライド
評価:B

 仕上がりの速さを武器にデビュー2連勝。その後1戦挟んでUAEダービー挑戦で勝利。古馬戦線でも日本テレビ盃JBCチャンピオンズC連続2着、帝王賞も2着と好走し、昨秋にコリアCを勝って二つめのタイトル奪取。しかし、チャンピオンズCは夏負けの影響で大敗、前走もペース合わずに大敗と順調さを欠いている。復活はあるか見極める部隊。

 ダートを中心に活躍している一族で、叔母にはエンプレス杯2着のエミーズパラダイス、近親にも北海道2歳優駿を制したディラクエがいる。欧州の血が強い牝系で、先行してからの持続力は相当なモノを持つ。
 父にリーチザクラウンを迎えたことでスピードを高めるミスプロの4×4、持続力を補完するサンデーサイレンスの3×4を内包しており、先行力にも頷ける。同産駒は辛い展開になると投げ出す傾向にあるし、一度不調に陥るとなかなか復活しない特徴もあり、軸には向かない。相手程度。

8.カジノフォンテン
評価:D

 地元馬のかしわ記念快挙から早3年。本馬はそれ以降未勝利。復活が待たれるが、現状そのような気配はない。勢いに乗れていれば強調もあり得るが、転厩初戦ということを考慮しても強調はできない。

 母ジーナフォンテンは地方所属ながらエンプレス杯を制し川崎記念でも3着に入った名牝。ジャイアントキリング的な要素は本馬にも備わっており、血脈。条件が合わないと好走できないのは母との相違点。
 父カジノドライヴは気分屋の産駒を輩出しており、ハマれば強いがハマらなければ脆いという特性を併せ持っている。やる気を出すための極端枠などの気持ちを鼓舞する条件がなければ好調時以外厳しい。今回も見送り懸命か。

9.ギャルダル
評価:C

 休みつつも確実に実力をつけてきている本馬はフジノウェーブ記念を連覇。かしわ記念はオープン昇級直後の22年以来2年ぶりの参戦。前走東京スプリントは得意ではない1200mで中央馬と争って4着と良績。距離が伸びて自らが得意な距離帯に入った今回は巻き返しも十分。季節としてもギリギリでここで一発を見せつけたい。

 メイショウ牝系で、近親にはフェブラリーSを制したメイショウボーラーがいる牝系。それだけに距離適性は申し分ない。米国で育まれた血脈でスピードとパワー両面が押し出されている。
 父ホッコータルマエは短縮をあまり得意としていない種牡馬であり、前走は内枠短縮と全く強調材料なしの状態だった。それからは条件が緩和し、外目の枠延長ならば好勝負も夢ではない。実力は確かなだけに穴狙いならば狙うべき一頭。

10.ペプチドナイル
評価:C

 オープン昇級後はローカルが主戦場になっていたが、昨冬のベテルギウスS勝利で一殻破り東海S6着の後シビア流れで流れたフェブラリーSを快勝。11人気の激走に場内をざわつかせた。コーナー4つの競馬も良いし、先行力も筋金入り。ウィリアムとの再戦がカギに。

 3代母が日本で導入されて以降、初めてのG1どころか重賞を制したのが本馬となるほど活躍馬に恵まれていなかった。距離に融通が利きそうなタイプではあるが、それが生かされているかは未知数。
 父キングカメハメハは前走の舞台東京マイルが得意な種牡馬で、前走は5枠×キングカメハメハというエアスピネルなどが穴を開けた舞台で再現したに過ぎない。つまり条件が合致し過ぎたということになる。ウィリアムバローズとのタイマンでは不覚をとっているし、道悪も想定される船橋だけに連勝には大きな壁。

11.ギガキング
評価:B

 当地の17・18で無類の強さを誇っており、今年の報知グランプリで不覚を取った程度。距離が不安視された京成盃グランドマイラーズではあったがしっかり0.7秒差をつけ圧勝。当地ならば十分勝負になる一頭で軽視禁物。

 近親には東京大賞典三連覇のオメカパフューム。ダートに下地のある牝系。そこに父キングヘイローを迎えたことにより、Lyphard3×4×4の多重クロスが発生。パワー優勢のクロスにHalo3×4、ヘイルトゥリーズン4×5×5クロスでスピードを補完。近走はそのスピードを生かして先行抜け出しが型にハマっている格好に。脚質不問で好走できる実力は魅力で船橋巧者の参戦となれば馬券には含めたいところ。

12.リュードマン
評価:D

 JRAでは中距離ダート照準で2勝も2勝クラス頭打ち。移籍後は様々な距離を試されたが全て入着にまとめてきた。南関東クラス戦ならば勝負になる可能性もあるがこのメンバーでは勝負は厳しいか。
 
 近親には中山牝馬S勝ちのニシノブルームーン。勝ち上がり率は高い牝系ではあるものの、その後が続かない器用貧乏な一面を持つ。それだけに充実一途出なければ勝負にならない。父フリオーソで船橋は合うが、それにしても展開、さらには馬場など様々な手助けが必要。

13.キングズソード
評価:S

 先行馬に二頭を直線で捉えて制したJBCのコンビが華麗に復活。前走フェブラリーSは馬捌けず調教師も「うまく捌けていればもっと差がなかった」と進路が敗因。それでも5着に入っているのは実力の証左。このメンバーであれば外枠から進出可能。連として期待。

 全兄はプロキオンS覇者で追込みを武器に活躍したキングズガード。長く日本で活躍しており、100年以上日本で続く牝系。それでも近年はダートで活躍しているように、パワー優勢の牝系と言える。
 父にシニスターミニスターが入っており、ダート適性は筋金入り。スピードも適度にあるし、先行から押し切りというのが型にハマっている感。負荷がかかると後退するタイプであるため、外枠を取れたのは絶好。不良馬場に悪化してもこなせそうな血統なため、改めて期待。

船橋競馬勝負レース

かしわ記念を含めた勝負レースを掲載しています。

直近の的中
羽田盃 三連単45190円
兵庫CS 三連単17220円
本日もご期待ください!

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