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ダイヤモンドS分析全頭診断

割引あり

おはようございます、ヒデです。本日東京競馬場では東京平地最長距離の重賞、ダイヤモンドSが施行されます。約2140m(Dコース時)のコースを1周半する長距離戦、果たしてどのような馬に有利な傾向となっているのでしょうか。早速見ていきましょう。
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1.傾向分析

・枠脚質傾向

Check:枠の有利不利は少ないが極端が吉
→枠の有利不利は少ないですが、やや極端枠が有利な傾向に。8枠はミライヘノツバサが16人気1着、ランフォザローゼスが11人気2着など波乱の主役となっています。

Check:差し馬有利に
→ここ4年は差し脚質が有利に。穴を開けるのも後ろから進んだ馬の傾向が続いています。先行馬以下で決まることが多く、逃げ馬は過去5年馬券になっていません。軽量ハンデでも重視は禁物。

・ローテー傾向

Check:長距離適性は重要
→芝2400m以上での勝利経験や重賞での馬券内経験がある馬が好走する傾向は揺るぎません。昨年人気薄2着のヒュミドールも福島芝2600mで勝利経験あり、22年11人気2着のランフォザローゼスも青葉賞2着がありました。

Check:斤量有利不利は少ない
→57〜58キロ台が強く、あまり参考にならないのが斤量。58.5キロは2頭とも馬券になっているなど、実績がそのまま効いている印象。あくまで参考程度に留めましょう。

・血統分析

Check:ステゴハーツの二強
→まさしくこの言葉通り。長距離の"鬼"オルフェーヴル産駒の安定感は◎。昨年は連対圏を独占。他、ステゴ系ではドリームジャーニー産駒のミライヘノツバサが激走するなど無碍にできない存在。

Check:キンカメ系も注目
→キングカメハメハ系の馬も好走しやすい傾向に。リオンディーズ産駒のテーオーロイヤルが勝利したことを筆頭にキングカメハメハ産駒のランフォザローゼスが激走を果たすなど、こちらも面白い存在。キングカメハメハ系の馬は馬券に絡めたい存在。

2.全頭診断

評価はSABCDの5段階。
Sは該当馬、勝利級の馬
Aは該当馬、連対級の馬
Bは馬券になる確率がある馬
Cは展開次第で馬券になる程度の馬
Dは今回厳しい馬

1 ワンダフルタウン

評価:B
 いきなりの穴馬候補。近走は冴えないものの、21年には青葉賞を制した逸材。こう言った馬が穴を開ける傾向にあります。
 特に前走は距離延長で14着から5着へ着順を大幅改善。長い末脚とその持続力が生きてくるこの舞台は歓迎です。
 外枠が強いイメージのあるルーラーシップ産駒ですが、実は1枠も好走しやすい種牡馬。現に同馬も青葉賞を勝った時は1枠でした。久々好走条件が揃って穴馬として要マークです。

2 ヒュミドール

評価:C
 この馬も良枠に入りました。近走も全く冴えていませんが、それは昨年と同条件。このようなトリッキーなコースの方が好走できるタイプで何度も穴を開ける可能性大。
 近走は内枠で結果を残せていないのが気がかりで、多少展開の助けも必要になる分はしっかりと割引いて考えなければなりません。再びの激走は食指が動きますが紐程度の評価が良さそうです。

3 トロピカルライト

評価:C
 長距離の適性は非常に高そうですが、さすがに2勝クラスからの格上挑戦はやりすぎな感も。追込み脚質でも置いて行かれ過ぎたらチャンスも薄くなります。
 キズナ産駒で長距離適性がありそうなのは産駒成績から見ても確かで、49キロも魅力的。同様のパターンで好走したサンデームーティエの存在…などありますが、展開の助け待ち。
 前走の勝ちっぷりは圧巻で東京実績もあり、相手に入れておくには面白い一頭です。

4 メイショウユズルハ

評価:D
 新しい活路を見出しての参戦なのでしょうが、流石に挑戦と無謀は違います。これは無謀な方なのではないでしょうか。
 もちろん同馬は中距離で活躍していますし、オープンまで昇級もしました。それにしてもいきなりの芝、距離延長というのはどうも繋がりが見えません。
 母系を見ても芝適性が高いとも言い切れず、何のためにGOサインを出したか疑問符が残ります。そう言った馬をプッシュすることはできませんよね。

5 ワープスピード

評価:A
 重賞初挑戦となった前走は大健闘の4着。二四以上で使われてきた実力を遺憾無く発揮した形となりました。得意な東京ならば巻き返しの可能性も非常に高いと言えます。
 それでいて斤量は前走よりも軽くなっていますから、その点でも期待できるところでプラス要素は多い印象。
 この長距離適性は母親譲りで、半姉のディヴァインラヴは牝馬ながら菊花賞3着と実績を残している面にも注目。その適性が本馬にも発揮されていると言うことになりそうです。
 ハイレベルでもOKで期待がかかります。

6 ニシノレヴナント

評価:B
 ネロ産駒ながら芝中距離でオープンまで昇級。適性は真逆になっています。前走グレイトフルSを勝利で飾り、オープンへ。
 母系にはネロも居ると言うとんでもないインブリードをしている本馬ですが、母父はキングジョージを制したコンデュイット、3代母は芝2400m時代のエリザベス女王杯3着、距離不問のニシノフラワーと距離の下地は元々あったと考えられます。
 距離不問のレースができるならば今回も当然期待。

7 ハーツイストワール

評価:C
 アルゼンチン共和国杯2着など、実績は上位で逆転の可能性も十分。叩いて良化するタイプかが最大の懸念点に。
 長期休養明け一息で、前走よりも調子が上がっているとも言い切れません。上がり目に乏しいところをどうジャッジするかでしょう。
 ハーツクライ産駒的には連戦というのは能力を落とす要因になりかねないため、相当距離適性が勝っていなければ厳しい戦いになると判断せざるを得ません。

8 サリエラ

評価:C
 こちらは昨年の目黒記念3着の実績。この時期もしっかり走っていますし、ディープインパクト産駒なのでフレッシュな時期に使えるのも良いでしょう。
 この評価になってしまうのは差し切れるような末脚に疑問符が残るから。今回は同型が多いため、脚色が同じになって届かない場合もあります。
 昨年の目黒記念がいい例で、同じく差したヒートオンビートに屈して1馬身差の3着。今回も同様の結果になる可能性も大。それで1人気ならば軽視するのも致し方ないでしょう。

9 テーオーロイヤル

評価:S
 軸候補の一頭。2年前には昇級戦でいきなり答えを出した大物で、その後天皇賞春でも3着。3000mならばトップレベルの実力を発揮することができます。それは今でも衰えておらず、ステイヤーズSでは2着でした。
 今回も出来を維持していますし、実績のある距離帯てマイナス要素があまりありません。斤量すら味方しているほどです。好位からの差しに期待です。

10 グランスラムアスク

評価:C
 迷走気味ですよね。活路を求めての長距離参戦です。ディープインパクト産駒で良さそうですが、母父Storm Catは3000mに壁が。リアルスティールの菊花賞2着くらいしかありません。牝馬となればどうでしょうか。
 牝系も中距離限界といった近親が並んでおり、距離適性には疑問符が残ります。協調材料には乏しいのが現状。実績馬が揃った今回は素質で推すというのも難しく厳しいと言わざるを得ません。

ダイヤモンドS見解・買い目

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