演奏家 坂本龍一

「彼は演奏家ではなくて作曲家なんだよね」

30年以上前、同じ芸大卒の、ゼミの先生のコメントだ。たしかその後に続いたのは「だって作曲科なんだから」

演奏も作曲もできない私は「へえー、そんなものなの」いう印象だった。きっと9割は嫉妬だったんだろうなと思う。

Blue Giantや四月は君の嘘の知識で「演奏家とは」をイメージすると、坂本龍一も演奏家だと思うんだけどな。私はピアノでしか感じられないけれど。

私はシンセもテクノも好まなかったからYMOも聴かなかった。そんなわけで、坂本龍一は「い・け・な・いルージュマジック」のひとであり、NHK FMのサウンドストリートのひとであり、武光徹につづく映画音楽のひとだ。

世界から見て日本を代表する教養と思想のひと。あの人がそういうんだったら、そうだろうと思わせるひと。

大江健三郎が先に亡くなって、その役割で、この後に続くというか、残っている人は誰だろうと考えているのだけれど、思いつかない。北野武もちがう。村上春樹もちがう。是枝裕和もちがう。誰だろう。誰もいないような、誰か重要なひとを忘れているような。

私は神宮外苑の樹木伐採にはこれといって賛成も反対もないのだけれど、秩父宮が人工芝になることには憤っている。教授はそこにはなにも言ってなかったと思う。残念だけれど。でも、まあ、そうだよね。



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