すぐそこにあること_2019_01_No60_

ひきこもりとは何か3(終章)~部屋にこもってるひきこもりは3%~


より続く

 ひきこもりとはきわめて内的な状態であり目に見えるものではない。


 状態が不安定であるがゆえに非常に分かりにくい。
 


 また、生きづらさを抱えた状態であるが、生きづらさとはあらゆる困難を包括する言葉でもある。

 ひきこもり理解を目的に市民活動を始めて半年が経つのだが、ひきこもりという言葉の定義、意味が曖昧では、その先に何を言っても伝わらないような気がする。

 もちろん伝える努力はするが、「ひきこもり」と聞いた時のイメージが個人によってあまりにも違いすぎて、その先、どういう伝え方をしたら、ひきこもった人達の生きづらさが解消できるのかわからない。
 

 おそらく世間のひきこもりのイメージは部屋から一歩も出ず親が食事をドアの前に置いておく、そんなイメージだろう。


 もちろんそんなひきこもりの人も少数(3%)いるが実態は多様だ。

 今、ひきこもりに変わる言葉を僕は思いつかない。

 僕はひきこもり理解を引き続き進めていくが、言葉そのものとも向き合っていこうと思う(了)

忙しいさなかに読んでくださり本当に嬉しいです。皆さまのサポートは今後の書く活力になります。よろしくお願いいたします。