４．人はなぜ生まれ変わるのか２

今現在の人生に不安や不満があり、異世界に生まれ変わってやり直したいと考えている人は結構多いかもしれません。異世界というのがこの惑星、つまり地球以外の惑星を指しているのなら、残念ながらそこに生まれ変わることはできません。過去に生まれ変わることもできません。なぜなら私たち人間は「神の中に存在して、生きている」からです。人間は神の体の細胞のようなものなのです。

自殺について考えてみます。

「とにかく死んで、今の状況から逃げ出したい」という人や、「どうせ生まれ変わるのなら、死んでやり直そう」と考える人もいるかもしれません。
自殺をすれば、確かに一時的には悲惨な状況から逃げることはできるかもしれません。しかしそのような悲惨な状況に置かれている原因は、カルマの法則にある可能性が高いということです。もしかしたら過去生において、誰かに嫌がらせのようなことをしていたのかもしれません。

カルマを解消しない限り、次の人生はもっとひどい状況に陥ることになります。人にしたことは自分に返ってきます。それはこの人生ではなくて、次の人生なのかもしれません。

私たちは知識を学ぶことはできます。それはあくまでも知識にすぎません。人は体験しないと理解することはできません。体験を通して人は学び、成長を続けていきます。理論に実践が伴うことで、知識は知恵に昇華します。知識という種が、知恵という大きな花を咲かせることができるのです。

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