4．人はなぜ生まれ変わるのか３

オンラインゲームで考えるのなら、人間として生きている時はログインしている状態です。死ぬことでログアウトして魂へと戻ります。ログインしている自分、つまり人間として生きている自分とログアウトして魂の状態でいる自分では果たしてどちらの自分が本当の自分なのかということです。

多くの人はゲームでログインしている状態を保とうとしています。それが本当の自分だと思っているからです。ですから肉体としての自分に執着します。成仏するというのは、肉体を捨てて魂へと戻ることです。しかし魂へとは帰らずに幽体のまま留まっています。これではいつまでも生まれ変わることはできません。

生まれ変わるということは、人生は続いていくということです。人にしたことは自分に返ってきます。生きるということは未来に対して、見えない貯金か借金のどちらかをしているようなものです。

人を助けることは未来の自分に対して貯金をしています。反対に人に迷惑をかけている人は未来の自分に対して借金をしています。どうせ死ぬのだから何をやってもムダだと思っているかもしれません。しかし本当にそうなのでしょうか。見えない貯金や借金を受け取るのは、この人生ではなく次の人生なのかもしれません。人生は続いていきます。

どのような人生を送るのか、毎日をどう過ごすのかを私たちは選ぶことができるのです。品行方正に生きなくてはならないといっているわけではありません。私たちには自由意志があります。どちらも選択することができます。
さて、あなたたちはどのように生きるのでしょうか。

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