A型事業所で長期利用して「ヌシ」化する利用者とはどんな奴か?

A型事業所に長期利用してしまうのは、仕事実務能力及び社会性が身についていても、手帳取得が困難な「難病者」である。障害認定されにくい「難病」がいくつか存在する。その場合、その「難病者」はA型事業所だけでは生活が成り立たないから、生活保護を受けざるを得なくなる。勤労控除が適用される。このような利用者は、自分が見えているから長期利用しても、「ヌシ」にはならない。
また、長期利用してしまうタイプは、知的障害者である。実は知的障害者は一般就労に入りやすい部類だが、本人にその気がないのか、よくはわからないが、支援員がそれとも制度を教えないのか知らないが、もう少し頑張って2時間増やし、週5日勤労すれば、社会保険、厚生年金がつく仕事に就ける、老後のことも考え、知的障害者は一般就労に就いたほうがよいのだが、A型事業所に長く在籍してしまう。このタイプは「ヌシ」にならない。
「ヌシ」になってしまうのは、比較的、軽度の精神障害者が多い。うつ傾向のある人は、そうならないが、事業所からリーダー的な役割を任されてしまい、うつ傾向があるので、素直に「リーダー」的な役割をしてしまう。
ほかに「ヌシ」になってしまうのは、発達障害者の多動的傾向が強い者である。不注意が強いと、自分が周りの無神経な、障害を理解できない障害者から注意されてしまうことがあるので、むしろ、リタイアしてしまうことがある。発達障害者の多動的傾向が強い者は、不注意がなく、コンサータで注意力を持続し、仕事ができてしまい、周りの、障害を理解できない障害者が頼りだし、いつのまにか「ヌシ」になっている。以前、在籍していた「ヌシ」は、ほかの利用者へ仕事を教えるつもりが、多動的傾向の多弁が強くあり、何を教えているのか、私は、その教えている姿を遠目に見ながら、教えられない奴が教えて何をしたいのか、と考えた。正直、鬱陶しい存在で、いちいち、ほかの利用者へ空調が暑いか寒いか、聞いて回るので、私がそんなもん体感温度が人によって違うから、聞くことにどんな意味があるのか、そんなことを聞く暇があるなら作業をしてくれ、と当時、新人の私からいわれ、「ヌシ」はショックを受け、なぜか、支援員へ相談しに行っていた。
さらに「ヌシ」になりやすいタイプは、軽度の精神障害者であり、手帳すら取得できないくらいの軽度の精神障害者である。しかし、そんな奴は一般就労へ行けば済む話が、A型事業所で「ヌシ」として振る舞えるのか、A型事業所に在籍している。笑えることにその「ヌシ」は、支店へ行きたいことを支援員へ相談しているのがきこえてきた。支店へ行ったところで、軽作業ではないか。全く人生を考えていないバカであることは明白であり、頭にはハイビスカスのリボンなどつけている。正直、センスと頭が悪い。
というように、A型事業所では、利用者が「ヌシ」化することがある。だいたい、長期利用しているのは、一般就労につけないということだから、威張れるどころか、謙虚になるのが人間として社会性がある、ということではないだろうか。

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