アトキンソン氏の代名詞的フレーズである「生産性」とは、企業経営者に対する生産性を指している

アトキンソン氏に対する日本人の嫌悪は、ゴーン氏に対する嫌悪と同じで、外国人嫌いを表しているに過ぎない。
アトキンソン氏は的確に、日本の経済悪化を見ている。彼は大きな問題は人口減少だと見ている。
そして、アトキンソン氏は日本企業の財務を中心にコンサルタントし、経営者へ、具体的に改善点を述べると、経営者からは、君は、イギリス人だからわかってないようだが、ここは、日本で日本には日本のやり方がある、と反発されてしまうことが多く、アトキンソン氏は、英米は、経営者は、頭が良く、労働者は働かないが、日本は経営者がバカなので、労働者がしなくても良いことまでさせられ、その結果、生産性を落としている、と述べている。
アトキンソン氏の「生産性」という意味は、効率的、経営戦略など、経営者の生産性が低いことを指しており、事実、日本の中小企業の半分くらいは経営者の生産性は低い。世襲で継いだだけのボンボン経営者は、何もせず、愛人なんかつくったりするが、経営は、管理職が行なっている。
しかも、変化に対応する気がないので、生産性は低下する。
さらに、生産性の低い中小企業は、生き延びるために、助成金狙いがもはら、命綱になるので、実質解雇を、自己都合退職に追い込む悪知恵の能力だけはある。
アトキンソン氏が半分くらい中小企業を潰すと言ったとき、アトキンソンに殺される、と比喩でツイートしたものがいるが、中小企業は、労働者を実際、超過勤務で殺しているのである。
アトキンソン氏が述べる中小企業の半分くらいは潰す、は正しい。

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