エドワード・サイード『イスラム報道』を途中まで読んでの感想

エドワード・サイードの『イスラム報道』を途中まで読んでの感想は、メディアが対象(この場合イスラム、より正確に言えばイラン人によるアメリカ大使館人質事件)に対しての無知、無理解や偏向から発生するおびただしく、急激な報道の数々を綿密に分析し、先進国とイスラムの非対称を浮き上がらせる貴重な試みといってもよいだろう。
本書は、フーコーの方法を使ったということだが、私は、申し訳ないが、フーコーの著書を読んだことがないので、そのことはわからない。
年末に『イスラム報道』を読んだせいか、フーコーを読みたくなった、ではなく、『イスラム報道』に書かれたイラン革命、ジミー・カーター政権などなど、つまりは国際政治に興味を抱き、またもやブックオフの100円均一で手に入れ、私の家に放ったらかしにされているジョセフ・ナイの『国際政治』を読もうかと考えている。

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