なぜ、トヨタで雇われてもいない低所得労働者がトヨタの内部留保を敵視するのか、私には理解できない

私には理解し難いのが、トヨタ労働者を一人も組合の中にいない労組がなぜ、トヨタの内部留保の異常な多さを敵視するのか、よくわからないことだ。私はトヨタ労組とトヨタ経営陣の労使交渉を動画で見て、不法支配加入と感じたが、そして豊田章夫のトヨタ労組への恫喝発言に怒りを感じたが、内部留保には実は私は興味はない。なぜなら、私はトヨタで働く労働者ではないからだ。
私がトヨタで働き、不当な低賃金、過酷な労働という環境にある労働者だとすれば、我々から搾取し内部留保が膨れあがった、と怒るのはわかる。だが、実際のトヨタ労働者からそんな声は聞かれたことはなく、むしろ、トヨタで働くことで、上手く社内で生きていけば、出世、賃金は上がるから、トヨタ労働者は、その内部留保は、今後のトヨタ労働者の為だと見ているのではないか。
事実、私が最近、知ったトヨタ労働者というか、トヨタ労働者を父に持つ女性から聞いた話は、なんと、トヨタ労働者である父はマイホームをローンではなく、キャッシュで買ったということである。貯金してマイホームを買ったのだが、貯金してマイホームを買える賃金の職場などそうそうあり得ない。それだけの賃金を得られるのだから、トヨタ労働者がトヨタの内部留保を敵視することは有り得ない。
むしろ、トヨタと何ら関係ない低所得労働者が、トヨタの内部留保を敵視するのは、単なる大企業への反発を、感情的にぶちまけているだけで、無駄な怒りである。例えば、トヨタの内部留保が、輸出企業に対する消費税還付金の影響だ、とトヨタと何ら関係ない低所得労働者が「構造的」に批判するのは、正しいが、トヨタ労働者でもないのに、内部留保を賃金へなどと主張するのは、雇われていない奴が何を言っているのか、とトヨタ経営陣から見られておしまいだ。

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