日本民族の才能はあだ名をつけることだけであるという悲惨さである

いくら、なんでも「老害」という言葉はやめた方がいいな。
小泉はその言葉を出してはいないが、森喜朗を追い落とすのに、暗にその「老害」ムードを追い落とせ、という世論感情を利用した。小泉は、大衆をマインドコントロールする天才である。
しかし、何のことはない。
森喜朗と小泉純一郎は、裏で密通し、計画していたのだ。
つまり、「老害」とは、世代間分裂を利用する保守反動の手口である。
わかりやすいのは、一時期、世代間分裂を利用した本が出回ったことを、思い出して欲しい。
富の格差を、世代間分裂にして、階級問題を隠蔽化した。
このような隠蔽は今でも存在する。
「上級国民」という名称だ。
交通事故を起こした人物が階級としての官僚だったことを隠蔽してしまい、実際のところ、TOYOTA欠陥車であったかもしれない可能性に蓋をしてしまうことになるのだ。
「老害」だの「上級国民」だの、あだ名をつける才能だけは日本民族にあるようだ。
だが、そんな才能など、英国人のブラックジョークの足元にも及ばない。

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