一番のワルは中曽根なのに、なぜか、小泉純一郎と竹中平蔵がいつも槍玉にあげられるのは私には不可解だ

一番のワルは中曽根なのに、多くの大衆は、小泉純一郎と竹中平蔵をワルと勘違いしている。
中曽根と土光敏夫の臨調行政改革が、たばこ、電信電話公社、国鉄を分割民営化し、国労を潰し、それに伴い社会党まで破産した。自民党にとっての最大の阻害になる社会党を潰せば、自民党の天下である。 
小泉純一郎の郵政民営化などは、日米構造協議の米側の要求を、さも、自らのオリジナルであるかのように政策アピールしたにすぎない。小泉は、この郵政民営化のため、トヨタ奥田碩に依頼し、トヨタ票を小泉のため、自民党へ投票させ、そして、郵政民営化はトヨタ方式が採用された。
また、小泉とともに、ワルの槍玉にあげられる竹中平蔵から、派遣が拡大したかのように見えるが、派遣解禁は、中曽根がはじめ、そして、竹中平蔵が登場する前から、日経連は派遣拡大を常に自民党に要求してきた。
小淵政権も派遣拡大をしている。
つまり、小泉や竹中さえ、叩けば、正しいと考える大衆は、誤解している。
派遣拡大は、一貫して、財界の要求である。
事実を正しく見ないと、誤解の塊になるだけである。

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