アフガニスタンからアメリカ帝国主義撤退は正しかったのか

アフガニスタンのガニ元大統領は、アメリカ撤退に不満を示しているようである。そのガニ元大統領は、故中村哲氏の棺をかつぐ姿が私には印象的だった。ガニ元大統領は、本当にアメリカ帝国主義の傀儡なのだろうか。アフガニスタンの住民は、アメリカよりタリバンが良い、と思っているのだろうか。
タリバン政権が始まり、女性弾圧が始まった。
ジョー・バイデンによるアメリカ軍撤退は正しかったのか。
問いは多い。
アフガニスタンは多様な人種、宗教、文化で構成されている。
タリバンはパシュトゥン人であり、スンナ派イスラム教徒である。そのパシュトゥン人はアフガンの多数派であるが、だからといって多数派のパシュトゥン人はタリバンを受け入れているのだろうか。
さらに、アフガンにはウズク人というシーア派イスラム教徒も存在している。
ほかに、多くの軍閥も控えている。
アフガンは結局、ホッブズのいう「自然状態」という無慈悲な空間に至ってしまったのではないだろうか。
私は、タリバンが今後、女性弾圧をしないことを願うばかりだ。
アフガンに平和を!

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