岡崎市民へ一律5万円給付を選挙公約にして、市長に当選した、岡崎市長のその政策には選挙協力した日本共産党も岡崎市長の市民への一律5万円給付には賛同していないから、議会では否決された。岡崎市長は、一律5万円給付の補正予算を東岡崎駅再開発、美術館建設などの予算を取り崩し、補正予算にすると述べているが、そうなるとそれらの予算がゼロになる。これは、何を意味するか。考えられる予算補填案は、公務員賃金削減である。さらに岡崎市長は、元民主党で議会にバイブがない。そして、一律5万円給付は、民意なのか。すべきは、そのような思いつきに過ぎない擬似社会保障ではなく、マクロな視点に立った社会保障である。岡崎市長は、カネを配れば、新型コロナ感染は防げるとでも思っているのか。あまりにも、甘い考えだ。
一律5万円給付と竹中平蔵のベーシックインカムとどう違うのか。
すでに、国は一律10万円給付という擬似ベーシックインカムをした。麻生太郎は、貯蓄に回っただけではないか、と相変わらずのべらんめえ口調で非難したが、その非難は、アイロニカルに正しい。なぜなら、一律10万円給付で経済成長ができた、というと、竹中平蔵のベーシックインカム7万円にはずみをつけてしまうからだ。
一律給付なのか？
根本的にこの国は考えているのだろうか。