マガジンのカバー画像

BKSmagazine (ブログ強制制度)

938
週一回出されるお題に対して ブログを書き投稿する。
運営しているクリエイター

#独立準備

#30『私の好きな本』国境の南、太陽の西

村上春樹の小説を読み漁っていた25年前。 その時に出会ったのが『国境の南、太陽の西』だった。 ぼくは四人兄弟の長男で、 この本に出てくる「ぼく」はひとりっ子。 ひとりっ子というものに、ほんの少し羨ましさがあったからなのか、他の本よりもかなり丁寧に読んだ覚えがある。 それから何年かごとに、この本を読み返したくなる日がやってくるのだ。 特になにか学びがあるわけでもない。 そんなに心を震わせるわけでもない。 たいして欲望をみたしてくれることもない。 でもこの本を開きたくな

#29 「忘れられない恋の話をしよう。」ー記憶って美化されるんだけどねぇ。

今回ブログのテーマとして出したこのタイトルですが、もともとは僕らのお店で企画している『男女が出会う会』のテーマとして考えたもの。 恋の話って、 ・みんな、人の恋の話を聞くのは好き。 ・みんな、自分の恋の話を聞いてもらうのは好き。 じゃないのかと。 そして好きな話をするとき、その人はとても魅力的な顔になるんじゃないかと。 さらに、恋によってその人は今の自分をカタチ作った、もしくはカタチ作られたのではないかとも思う。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 東京

#28 思い入れのある作品

もちろん思い入れのある作品=お店なんですけど、 今回取材していただいたこれはめっちゃ思い入れがあります。 最高に楽しかったです。 ☆トップ画像、中央は、僕です。 (つづきます)

#26 「私の夢」ーMy dream...

あなたの夢をあきらめないで 熱く生きる瞳が好きだわ 負けないように悔やまぬように あなたらしく輝いてね この歌が、けっこう好きです。 40歳になりましたが、まだまだいろんな夢があります。 とりあえず今回はひとつだけ、思いついたままに書いてみます。 「夢や希望なんてまるでないよー」ってクダを巻いてる人を時々酒場でお見かけしますが、そんな人たちの毎日が楽しくなるような機会をペンギン酒店で作りたいです。 オープンして3ヶ月、持ち込みいただいた企画がほとんどですが、 ・知らない

#25「優しさとは」ーこんなお酒と出会いました。

レイモンド・チャンドラーさんの「プレイバック」という小説に出てくるセリフ。 「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」という訳が有名ですが、原文はこんな感じ。 If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive. 基本的には人から見て「強い」人間でなければ生きていけない。 でも時と場合に応じて「優し

#24「手のひらに忍ばせて」もしくは女体盛りするなら何を載せたいか。

最近、ペンギン酒店で「テンガナイト」なるものを開催してから異常にテンガへの興味が沸いてきています。あ、おみやげに白いテンガもらいましたがまだ使っていません。ドキドキ。 女体盛りっていうのもあんまりやりたいと思わなかったのですが、スズキアンさんのnoteを読んでインスタ見てみたら「わお」ってなりました。美しい。 ぼくだったらほんのり冷たくて、ぷるぷるしたものとか、ふわふわしたものとか載せてほしいかな。ジュレ、ムース、エスプーマあたりか。 きっと載せてるだけでも気持ちいいし、

#23 「最近あったいい出会い」ー出会いって運だと思う。

お店をはじめて3ヶ月。ピカピカの一年生、ろくちゃんです。 この3ヶ月で1500人くらいの人たちが来てくれてます。 うちのお店はフルオープンキッチン。 お会計はキャッシュオン。 テーブルにはメニューを置いてない。 カウンターで注文してもらう。 なので来てくれた人たちと話すチャンスがめっちゃ多い。 そういうふうに設計してます。 飲食店だけじゃなくてサービス業って、人と話すのが好きな人たちがいっぱいいる。 だから出来るだけ話す時間が持てるように、話すチャンスがあるようにって思っ

#22 生きるということー何気ない日常をときどきみつめるために。

はじめて息子が手をつないで歩いてくれた、とめちゃくちゃ嬉しそうに笑顔で歩いてるはなちゃん。 何気ない瞬間だけど、写真に撮っておくと後から鮮明に思い出すことが出来る。スマホなんてぜんぜん使いこなせてないけど、写真だけはほんとうに気軽にぱしゃぱしゃと撮っている。 生きるということは、何気ない日常の暮らしのあつまりだと思っている。 積み重ね、とは違う。積まれたり、重なったりは、あんまりしない。 ただ僕らのまわりにあつまっている。 じぶんのお茶碗に残ったごはんつぶをきれいに平らげ

#21「BKSブログをやってみて学んだこと」ーそれはチームを作るということ。

チームっていう言葉は簡単なようで難しい。 分かってるようで分からないし、とにかく深い。 チームワークとか、チームリーダーとか、チームビルディングとか。 いろいろ言うけど結局なんやねんってなる。 最近よく考えるのが、それは「手段」なのか「目的」なのかってこと。 最高のチームを作りたい、って言うけどそれ自体が目的やったらなんか変な感じするし。チームリーダーになりたいって言うのも結局なにをしたいからなんやろ?って思う。 そもそもチームってなんなん?っていう感じやったのがこのB

#20 1年前の自分へのアドバイスー「明日やろうはバカ野郎」

これはバカな自分へのメッセージ。 明日やろうって思ってるだろ。 バカ野郎!今からやるんだよ! まずは、 世界一周の時の写真や動画をでっかいメモリに放り込んだままなんですよ。これね、整理しようしようと思ってて出来てないんですよ。4年間。やりましょ。手をつけましょ。とりあえず。 あとはね、 東京オリンピックのチケット。 買いましょ。いますぐ。 20分並んだ。あと75000人くらい並んでる。 締め切り明日だもんなー。 (つづきます)

#19「今から別業界に挑戦するなら」

別業界に挑戦した人たちのこと。 マイケル・ジョーダン。バスケの伝説的プレイヤーの、メジャーリーグ挑戦。 ビートたけし。お笑い芸人から映画監督に挑戦。 チョコボール向井。プロレスラー練習生からAV男優、そしてプロレス再挑戦。 その戦いに挑む時に、何を思っていたんだろう。 きっと、好きだったんだろうなー。すごく。だから挑戦したくなったんだろうなー。 でもそのタイミングって、今自分がいるその場所に満足しちゃったタイミングなのかもしれないな。 ぼくが挑戦したいのは『    

#18「私がした発想の転換」

ペンギン酒店のオープン前日、プレオープン営業を終えて、ぼくとはなちゃんは呆然と立ち尽くしていた。 「やばい、全くお店がまわらない」 飲食店で働いたことのある人ならこの「まわらない」感じを味わったことがあるかもしれない。もしくは他のお店であっても。 オーダーを取りにいけない、伝票を書きもらす、料理が全く出せない、お会計が間に合わない、帰った後の片付けが出来ない。 僕たちは、ここで発想を転換することになる。 最初は苦肉の策として生まれた『第一ペンギンスタイル』だ。 テー

#16「自分の''写真''の存在意味」食べることは生きること。

台湾まぜそば。辛かったなー。 はなちゃんの大切なワインを開けた日。 お気に入りのデザート。 まさにお手本のサラダ。おいしかった。 定食屋さんをやろうと思ってたぼく。ここは参考になったお店。 クレープ屋さん。レトロなクレープ台とタイルのテーブル、すき。 パン屋さんの朝ごはん。だしで煮るものってすき。 先輩の結婚式にて。ダサくないハート型。 メインはまさかの串刺しスタイル。 お子様プレート。驚くくらい全然食べなかったなー。 ぼくが食べたカレー。旗っていいよ

#15「ぜひ紹介したいお店があるんだ」、もちろん、僕の大好きな『ポール』の話。

こうして僕は鹿児島で自分たちのお店『騎射場の居酒屋 ペンギン酒店』をオープンしたのですが、そのルーツとなったお店は東京の銀座にあります。 『カレーとワイン ポール』、僕たちのだいすきなロペスさんとはばちゃん夫婦のお店です。 2013年なので、もう6年も前ですね。2月10日、僕はポールのお知らせ(ブログです)にこんなことを書いてました。 どうも!ロッペイです! 連休中日、いい天気! 洗濯びよりですねー。ほくほく。 パーンと広げてベランダに干すのって気持ちいいー! ポールに