英語の語幹で、”-phone”は音を意味しています。イヤフォン(earphone)は耳に装着して音を聞く装置になります。テレフォン(telephone)は、遠く(tele-)まで音(ｰphone)を届ける装置です。楽器には、鍵盤打楽器のザイロフォン(xylophone)というのがあります。xyloには”木／木製”の意味があります。

物理探査には、振動／波動を利用する方法があって、その代表格が弾性波探査です。弾性波探査では、人工的な地震波を利用して地下を探査しますが、その時には地震のセンサであるジオフォン(geophone)が使われます。geoｰは、地球や地面を表わす接頭語なので、ジオフォンは”地面の音を測る装置”と言う意味になります。ちなみに、タイトル画はジオフォンです。

弾性波探査の反射法は浅海で行われることもあって、この時は船舶を使って地震のセンサを曳航します。この時に使われるのが、ハイドロフォン(hydrophone)です。hydro-は水／液体を意味する接頭語なので、ハイドロフォンは”水中の音を測る装置”になります。

ここまで書いて、以前に同じような記事を書いたことを思い出しました。1000以上も記事を書いていると、どの事を書いたかを忘れる場合があります。以前の記事を読んだことある人、ご容赦ください。